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ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

松本先生が生前に宛てた手紙が泣けます…「大渡海」が完成しました - アニメ『舟を編む』11話(最終回)「灯」の感想

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毎週金曜日00:55(木曜深夜)より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ「舟を編む」が放送されています。

 

www.funewoamu.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年12月23日の放送は11話「灯火」です。今回で最終回になります。

 

「灯」の読みは「ともし―び」です。灯火の意味は「ともした小さな火・あかり・あかし」で、例として「僕らの行く先を―が照らす」と本編には書かれていました。

 

 

イントロダクション

口下手なのに営業部員の馬締光也と、一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然、街中で出会う。

中型国語辞典『大渡海』の刊行計画が進む、出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者を探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに。

「人をつなぐ言葉を編む」

伝わらない言葉。伝えられない想い。
これは、そんな不器用な人間達の物語である。

このようなイントロダクションです。

 

 

11話(最終回)「灯」

8話より、7話までの時代から13年の時が過ぎています。『玄武書房』の「辞書編集部」にいて「主任」となっている主人公「馬締光也(まじめ・みつや)」は、13年経ってもなお、中型国語辞典「大渡海」を編纂しています。

8話以降の辞書編集部は、馬締と契約社員の「佐々木薫(ささき・かおる)」の2人に、「岸辺みどり(きしべ・みどり)」というファッション誌の編集部から異動してきた女性が加わり3人構成になっています。

さらに、辞書編集部の嘱託社員となった元辞書編集部員の「荒木公平(あらき・こうへい)」と編纂作業を手伝ってくれており、また国語学者の「松本朋佑(まつもと・ともすけ)」は引き続き企画と編集を担当しているようです。

7話まで辞書編集部にいた馬締の先輩社員「西岡正志(にしおか・まさし)」は、宣伝部へと異動しています。11話では彼が副部長になっていることが明らかになっていますし、また後輩の「三好麗美(斎藤千和)」と結婚し、2人の間に子どもが2人ですか、いることも明らかになっています。子どもがいる様子は8話でも示唆されていたかと思います。西岡は宣伝部に異動してからも、宣伝部として「大渡海」の編纂を支えてきたようです。

前々回と前回、その「大渡海」に「血潮」の言葉が抜けていたことが明らかになり、大きな問題となっていました。同音異義語があって一つ見落としていた、ということです。問題は他にも同様の問題が起こっていないかでして、馬締たちは辞書編集部だけでなく学生アルバイトも動員して「大渡海」に収録されている24万語全てをチェックし直していました。結果、血潮の他には抜けがなかったことがわかり安堵しています。

 

 

松本先生の死と遺した言葉

そして、いよいよ「大渡海」が完成しました。しかし、その場に松本の姿はありませんでした。

松本先生は、8話以降体調が優れない様子がしばしば描写されていて、何らかの病気を患っているのではないかと思わせていました。10話では入院してしまい、馬締たちが見舞うシーンもありました。

11話では自宅療養をしている松本先生の家に、馬締と荒木が訪ねていて、そのときも奥様の助けがないと立ったり歩いたりできない状態が描かれており、また松本先生本人から「食道がん(癌)」であることが告げられていました。

松本先生の住んでいる場所が気になったのですが、あれは鎌倉や江ノ島でしょうか? 馬締たちは海沿いを走る江ノ電のような電車に乗っていましたし、土地の雰囲気がとても江ノ電沿線を感じさせるそれだったように感じています。

「大渡海」完成が間近に迫ったある日、松本先生の奥様から辞書編集部へと電話が入り、電話に出た馬締に松本の死が告げられていました。

後の「大渡海」完成パーティーの場で、荒木から松本先生の手紙が馬締に手渡されていました。馬締は一人外へ出て手紙を読むと、そこには松本先生から辞書編集部へ感謝の言葉が綴られていました。

松本先生は荒木への感謝を告げている中で、生前に荒木に話した言葉の一つを訂正をしたいと書いており、それは荒木のような編集者には二度と出会うことがないだろうと言っていたことでした。荒木が連れてきた馬締と出会えたからです。荒木と馬締のお陰で自分は辞書編纂に邁進することができた、と。

 

 

おわりに

西岡が辞書編集部へとやって来て、部に一人でいた馬締と感慨深げに話をしていました。

「俺たちだけじゃない。人ってのは支え合ったり補い合ったりしないと海を渡れない」「そう思います。そして……」「その一助となるべく『大渡海』がある」

完成の折に、2人の口からこの言葉が出たことに、私も感慨深い思いをしました。松本先生が「大渡海」完成に立ち会えなかったことは残念ではありますが、松本先生や荒木の想いは確実に馬締や西岡に引き継がれていましたし、また馬締たちから岸辺にも引き継がれていくのでしょう。

辞書編集には終わりはないとも言っていました。確かに、言葉は生きていますし、情報というものは世に出たその瞬間から古くなっていくものですから、ある意味でこれからが本番なのかもしれません。

さて、これでアニメ『舟を編む』は終わりました。派手さはない、比較的地味な作品でしたが、最後まで丁寧に描いてくださったことで、最後まで楽しく見ることができました。原作は未読なので改めて原作を読みたいと思いました。

 

「逃げ恥」の「恋ダンス」を踊っています!

 

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