毎週木曜日00:00(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『響け!ユーフォニアム2』が放送されています。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
アニメ『響け!ユーフォニアム2』
このあと、24:00からTOKYO MX1にて 、第十二回「さいごのコンクール」が放送です!是非ご覧ください! #anime_eupho pic.twitter.com/LJePyMYfRf
— 響け!ユーフォニアム2 (@anime_eupho) 2016年12月21日
2016年12月22日の放送は2期12話「さいごのコンクール」です。
イントロダクション
吹奏楽コンクール京都府大会。
そこで見事に金賞を受賞した北宇治高校吹奏楽部は、
次なる舞台・強豪ひしめく関西大会に挑む……!
このようなイントロダクションです。
2期12話「さいごのコンクール」
TOKYO MX1での第十二回放送、ご視聴いただきありがとうございました!
— 響け!ユーフォニアム2 (@anime_eupho) 2016年12月21日
第十二回作画監督の丸子達就さんのイラストコメントです! #anime_eupho pic.twitter.com/RIWIexk7no
本作のヒロイン「黄前久美子(おうまえ・くみこ)」が所属する北宇治高校吹奏楽部は、「京都府大会」と「関西大会」をそれぞれ勝ち進み、とうとう最終ステージである「全国大会」へと進みました。2期は全国大会前の人間関係を中心に描かれてきましたが、12話は大会そのものと、色々あった人間関係の完結編でした。
全国大会での北宇治の結果は?
気になる全国大会の結果はどうだったのでしょうか。結論から言うと、北宇治高校吹部は「金賞」を取ることができませんでした。「銅賞」でした。北宇治は全国大会で金賞を得ることを目標にしていたと思いますけど、それは来年以降に託されることになりました。
吹部副部長のユーフォニアム担当「田中あすか(たなか・あすか)」や吹部部長のバリトンサックス担当「小笠原晴香(おがさわら・はるか)」、トランペット担当「中世古香織(なかせこ・かおり)」といった3年生は今回が北宇治吹部での最後の演奏でした。引退です。彼女たちは全国大会で金賞の夢は叶えられなかったことになりました。
実は、全国大会の演奏は全くありませんでした。京都府大会と関西大会はあったと思いますけど、物語的に考えると全国大会はそれほど大切ではないように思えますので、この選択は良かったと私は捉えています。
他にも、あすかと晴香と香織の3人は、自分たちの演奏が終わると、他校の演奏を見ずに喫茶店にチョコレートパフェでしたっけ、それを食べに行っていました。そういう点からも、もちろん金は取りたいのでしょうけれども、特に3年生にとっては泣いても笑ってもこれが最後で他校の様子を研究する必要もなくなっています。
また、あすかとしては、父親に自分の存在を知らしめるために全国大会で演奏する目標があり、それは達せられていることから、非常にスッキリとした表情でした。晴香と香織とも仲良さそうでしたね。前回、大人になったと自分で言っていたと思いますが、本当に一つ二つ階段を登ったのでしょう。
そして、あすかはポニテ先輩ことユーフォ担当2年の「中川夏紀(なかがわ・なつき)」にこれからのことを託していましたね。バトンタッチです。
進藤正和からの言葉
大会終了後、北宇治吹部顧問である「滝昇(たき・のぼる)」が、審査員に名を連ねていた著名なユーフォニアム奏者である「進藤正和(しんどう・まさかず)」からある伝言を言付かっていました。進藤はユーフォニアム担当の生徒に言いたいことがあるようです。
「よくここまで続けてきたね。美しい音色だったよ」
という言葉でした。それを聞いてあすかは喜んでいましたね。それも当然、進藤はあすかの父親だからです。幼いころに両親が離婚したそうで、それ以来父娘は会えずにいるみたいですけど、進藤はまだ幼いあすかにユーフォニアムと楽譜をプレゼントしていて、あすかはそれからユーフォニアムを吹き続けてきました。
そういうこともあってあすかは、全国大会の審査員に名を連ねている、ずっと会えていない父親に対して、自分がずっとユーフォニアムを続けてきたのだと知らせるために、何としてでも北宇治高校で全国大会の舞台に立ちたかったのです。夢が叶ったことになります。
しかし、「(進藤とは)お知り合いですか?」と聞いてきた滝先生に対して、あすかは「はい、少し」とだけ答えていました……悲しいですね。
麗奈の告白
久美子は、親友でトランペット担当1年「高坂麗奈(こうさか・れいな)」との仲が悪くなっていました。
前回、それが解決しています。原因は滝先生が結婚をしていたことを、久美子は知っていたにも関わらず、麗奈に伝えなかったことです。久美子は気を遣って言わないでいたのですが、麗奈としては久美子が何もしないことに腹を立てていました。親友だからこそ言って欲しかったのですね。滝の奥さんは既に故人です。死因は病気だそう。
麗奈は全国大会で……指揮者賞というものがあるそうで、各校の指揮者が壇上に上がっているシーンがありました。そこでは各校の生徒たちが壇上の指揮者、これは先生であることが多いと思われますが、に何か掛け声をかける慣習があるようで、北宇治の指揮者・滝先生が壇上に上がったときに、麗奈が「先生、好きです!!」と会場全体に響き渡る大声で告白していました。
他校の人たちはもちろん、北宇治の他の生徒にすれば、この「好き」発言は「顧問」として慕っている意味での「好き」と受け取れるでしょうから、問題ないように思いますけど、麗奈は言った後に大いに動揺していましたね。自分でも予想外の行動だったようです。
その後も会場の外でも部員の前で再び告白をしていましたから、この時点で北宇治吹部の他のメンバーにはモロバレでした。滝先生も麗奈が発した「好き」の意味はわかっていると思いますが、「そう言っていただけると教師冥利に尽きます」と返しただけでした。はぐらかした、というか教師の立場上、何とも応える訳にはいかないでしょうね。
その他
久美子の幼馴染でトロンボーン担当1年の「塚本 秀一(つかもと・しゅういち)」は、大会前に誕生日プレゼントでしたっけ、久美子に髪留めをプレゼントしていました。淡い黄色のコスモスのような花が一つ付いたヘアピン。距離が縮まってきたでしょうか。
また、久美子の姉「黄前麻美子(おうまえ・まみこ)」は、美容師になりたい夢を叶えるために、大学3年で退学して独り暮らしを始めていますけど、全国大会を見に来ていましたね。姉の姿を認めた久美子は追いかけて、声をかけていました。
1期からあまり仲が良いとは言えない姉妹でしたが、しっかりとお互いの思いを伝えあって仲直りしていました。大好きだと。こちらも本当の解決ですね。
おわりに
今回で最終回でも良いような内容でしたが、もう1話あるみたいです。どういう内容になるのでしょうか? 当然、後日談がメインになると思われます。久美子が秀一と付き合うのかもしれないですね。