ディスディスブログ

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4代目流星号ことガンダム・フラウロスは変形MSでキャノン装備でした。三日月はリミッターを外してバルバトスと更なる一体化へ向かいそうです - アニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』37話「クリュセ防衛戦」の感想

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毎週日曜日17:00より、TBSにてアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の2期が放送されています。

 

g-tekketsu.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年12月18日の放送は第37話「クリュセ防衛戦」です。

 

 

 

イントロダクション

主人公、三日月・オーガスが所属する鉄華団は、クーデリア・藍那・バーンスタインの地球への護送からアーブラウ代表指名選挙を巡る戦いで一躍名を上げた。そしてその戦いでギャラルホルンの腐敗が暴かれたことにより、世界は少しずつではあるが確実に変わりつつあった。

アーブラウとの交渉で得たハーフメタル利権のもと、テイワズの直系となった鉄華団は資金も潤沢となり入団希望者も増加。その規模は地球にも支部を置くほどとなった。

また地球への旅で世界の実情を知ったクーデリアはアドモス商会を設立。現実的・実務的な側面から火星の経済的独立を目指す。だが名を上げ新たな道を歩みだした彼らを快く思わない輩も数多く存在する。

アドモス商会が行うハーフメタル採掘場の視察。その護衛を依頼された鉄華団団長オルガ・イツカは新たな敵の襲撃を察知する。オルガの指揮の下、鉄華団、そして三日月はモビルスーツ「ガンダム・バルバトスルプス」と共に敵撃退へと向かう。

公式WebサイトのWorldページから抜粋しました。

 

 

2期12話(37話)「クリュセ防衛戦」

主人公「三日月・オーガス(みかづき・おーがす)」の所属する「鉄華団(てっかだん)」は、地球圏を牛耳る武力組織「ギャラルホルン」のうち、「地球外縁軌道統制統合艦隊」司令「マクギリス・ファリド」准将とその部下「石動・カミーチェ(いするぎ・かみーちぇ)」を連れて、鉄華団が管理する火星のハーフメタル採掘場へと案内しました。

そこでは、新たなガンダムフレームである「ガンダム・フラウロス」と共に発見された「モビルアーマー」と、そのサブユニットである「プルーマ」があります。モビルアーマーの名前は「ハシュマル」といいます。ハシュマルは天使の名前ですが、それほど高位でもないと思われます。ミカエルやメタトロンなんていたら、どのような強さになるのでしょうね……倒せるのでしょうか?

 

そこへ、ギャラルホルン月外縁軌道統合艦隊「アリアンロッド」の、「セブンスターズ」のうちクジャン家当主「イオク・クジャン」が部隊を率いて襲来すると、イオクの乗るモビルスーツ「レギンレイズ」に反応し、ハシュマルとプルーマが起動してしまいます。

ハシュマルとプルーマはイオク隊のモビルスーツを倒した後に、火星の都市「クリュセ」へと向かいます。モビルアーマーとプルーマは無差別に人を殺戮することがプログラムされているため、近くある人の多い都市が目標とされた、ということです。クリュセには、「アドモス商会」の代表で本作ヒロイン「クーデリア・藍那・バーンスタイン(くーでりあ・あいな・ばーんすたいん)」や鉄華団の炊事係「アトラ・ミクスタ」がいます。

 

 

ヴィダールとマクギリスの対峙

一方で、マクギリスと石動の前に、アリアンロッドと行動をともにしている“仮面の男”こと「ヴィダール」の乗る「ガンダム・ヴィダール」が現れました。

マクギリスは「グレイズリッター」の専用機に、石動は「ヴァルキュリア・フレーム」と思われる機体「ヘルムヴィーゲ・リンカー」にそれぞれ乗っています。

ヘルムヴィーゲ・リンカーは「護衛任務を目的に防御機能を高め、重装型にグリムゲルデを改修した機体。主力武器は、背丈を超える大型の剣」と公式Webサイト「Mobile Suit」ページにありました。機体の体長より長そうな大剣でした。

対峙した2人(+1人)。石動に所属と階級を聞かれたヴィダールはしばし何も言葉を発せずにいましたが、仲間の「ジュリエッタ・ジュリス」に合流するよう無線が入ると、マクギリスに対してこのように言いました。

「俺にはわからない。自らへの愛を叫び散って行った、カルタ・イシューと同じ機体に乗るその気持ちが」

と。また「火星で再会するとはな。お前の裏切りの全てが始まったこの土地で」とも言っており、ヴィダールの正体がギャラルホルン特務三佐「ガエリオ・ボードウィン」である可能性を示していました。まぁ……ね。

マクギリスもヴィダールの正体に気がついたようです。

 

 

ガンダムフレームが機能停止?

三日月の「ガンダム・バルバトスルプス」や、鉄華団実働二番隊隊長「昭弘・アルトランド(あきひろ・あるとらんど)」の乗る「ガンダム・グシオンリベイクフルシティ」がハシュマルに近づくと、ガンダムの動きが止まります。鈍くなる、と言った方が良いでしょうか。

それと同時に、三日月も昭弘も「阿頼耶識」システムの何らかの作用が働き、鼻血を出してしまいます。昭弘に至っては気を失ったようです。そのときのコクピット内のモニターには「ALAYA-VIJNANA SYSTEM SAGE MODE ACTIVATED」と書かれていていました。一部潰れていたので読み間違いがある可能性あり。

後に、おやっさんこと整備士「ナディ・雪之丞・カッサパ(なでぃ・ゆきのじょう・かっさぱ)」たち整備員が、ガンダムのシステムログをチェックしていたところ、鉄華団の新人の一人「ザック・ロウ」がある発見をしました。

「原因はこの2つのリミッターじゃないですかね」「阿頼耶識からパイロットにフィードバックされる情報量に、過度の制限がかかったみたいなんですよ」「逆に、機体自体の出力制限は解放されています」「出力全開にした機体側と、パイロットを保護するシステムがぶつかり合っている状態なんです。それでどっちの機体も動きが悪くなっているんだと思います」

ということでした。パイロットから鼻血が出たことは機体のリミッターが解除されたことを意味し、機体のリミッターが解除されたにも関わらずパイロットを守るリミッターも作動したから、システム同士が喧嘩を起こしてモビルスーツが機能不全を起こした、ということですか。なるほど。

 

 

「ガンダム・フラウロス」の初陣

ハシュマルの近くで発見され、鉄華団の親企業である「テイワズ」の本拠地「歳月」でオーバーホールを受けていた新ガンダムフレーム「ガンダム・フラウロス」が今回、オーバーホールを終えて初陣を飾りました。

フラウロスに乗っているのは鉄華団実働一番隊隊長「ノルバ・シノ」です。そのため、フラウロスの機体カラーは「ピンク」で、シノが名付けた名前も「4代目流星号(りゅうせいごう)」でした……うむ。

フラウロスにはさらに、鉄華団の整備士「ヤマギ・ギルマトン」も乗っています。ヤマギはシノの膝に乗っていて、新しい装備の操作がわからないシノのために付き添いをしているそうです。ていうかヤマギは女性なのでしょうか? そんな感じがしますよね、以前から。それか……。

シノとヤマギの乗るフラウロスは、ガンダムフレームでは近づけないハシュマルとプルーマに対して、キャノンでハシュマルとプルーマを分断していました。距離的にハシュマルを直接破壊することは不可能と判断されたようです。フラウロスの両肩には、ガンキャノンのようなキャノンが1門ずつ計2門、設置されていました。

しかもフラウロスは、キャノン砲発射のために2本足(二足直立)から4本足へと機体を変形させていました。ガンダムフレームで変形をする機体は今までありましたっけ?なかったと思います。ガンダムフレームだけでなく、オルフェンズ世界のモビルスーツで変形をする機体はなかった気がしますが……記憶に自信がありません。

キャノンについては「2機のリアクター出力を集中させた“電磁投射砲“の威力なら……」とヤマキは説明調に言っていました。シノ的には「ギャラクシーキャノン」だそうですが……ダサいというか、らしいというか。こちらはハシュマルとは異なりビーム砲ではなく実弾でした。

 

 

おわりに

鉄華団とマクギリス&石動、手柄を横取りしたいジュリエッタたちによる防衛線では、ハシュマルを止められずに、マクギリスがあわやという場面になると、三日月のバルバトスが助けに入りました。このパターンはお決まりですね。『水戸黄門』で助さん格さんが現れて、水戸の紋所を見せるシーンみたいな様式美です。

どうしてハシュマルに近づいているのにバルバトスが動けるの? という疑問を持たれるかもしれませんが、三日月は目からも血を流していたことから想像すると、おそらく自らにかけられている阿頼耶識のリミッターを外したのでしょう。バルバトスの眼が赤く光っていました。自分でリミッターを外せるならリミッターにはならないと思いますけど。

1期ラストの「グレイズ・アイン」戦でも、ミカ(三日月)は同じように目から血を流して自分の限界を超えたかのような機体操作をし、グレイズ・アインを倒しています。しかしながら、その結果としてミカは右眼と右腕の機能を失いました。右眼・右腕の機能を失ったといっても、これは阿頼耶識と繋がっているときは通常通りに動かせるため、バルバトスとの一体化、に近づいたことを意味しているかと思われます。

ですから、今回のリミッターによる制限を解除した行為は、ミカの身体機能をさらに失う=バルバトスとの一体化を進行させることになるでしょう。ミカは「バルバトスが使えるなら、今とそんなに変わらないでしょ」と言っていますが……。

最終的にはミカはバルバトスとほぼ完全に一体化し、そして……というのが最終回かその近くに描写されると予想されます。ミカが死んでしまうかカミーユ的になってしまう未来しか想像できません。次回予告を見ても、ミカが横になっていましたから……。

それにしても、「イオク様」は相変わらず空気が全く読めていないですね……ジュリエッタも扱いが慣れているようですが、周りからすると邪魔しかしていないですから、どさくさにまぎれて消して……いえ、何でもありません。もうイオク様はイオク様のまま、どこまでも突き進んでいただきたいです。

翻って、このハシュマル戦から、3代目流星号に乗っている鉄華団「ライド・マッス」の株が急上昇していますね。前回は農業プラントとそこで働く人々のために自ら盾になってハシュマルのビーム砲を身に受けていましたし、今回もハシュマルに注意を向けさせるために自ら囮になっていましたし。イオク様と違って格好良いです。

 

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