ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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「オライオン」のファッションショーが盛況の内に終わると、岩佐栄輔は「すみれ」の前から姿を消しました… - 朝ドラ『べっぴんさん』48話の感想

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2016年11月26日放送の第48話は、紀夫がようやくすみれに理解を示しました。

 

 

坂東紀夫の再就職

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」と、「小澤良子(百田夏菜子)」、「村田君枝(土村芳)」、「小野明美(谷村美月)」の4人で始めた赤ちゃん用の服を扱う「ベビーショップあさや」の事業は、靴屋「あさや」の主人「麻田茂男(市村正親)」からの勧めから「あさや」のほど近い元輸入家具の店舗跡へと移転することになりました。

また、赤ちゃん用の服だけではなく子ども服も取り扱うことにしたことで、心機一転、店名を「ベビーショップあさや」から「キアリス」へと変更することになりました。キアリスの名前の由来は創業者4人の頭文字「キ(みえ)ア(けみ)リ(ょうこ)ス(みれ)」から取っています。ブランドマークは「リスと四つ葉のクローバー」です。

また、すみれの夫「坂東紀夫(永山絢斗)」がようやく戦地から帰還しました。坂東家の当主が戻ったことで、すみれの父「坂東五十八(生瀬勝久)」やすみれの姉「野上ゆり(蓮佛美沙子)」、ゆりの夫「野上潔(高良健吾)」、坂東家の元(?)執事「井口忠一郎(曽我廼家文童)」、元(?)女中頭「佐藤喜代(宮田圭子)」も大いに喜び迎え入れていました。

ところが、当の紀夫は戦争や戦後の収容生活の中で人のことを信じられなくなっていまっていて、さらには戦後の日本の変化に自らが対応しきれず困惑しているようです。さらに、潔の舎弟である「岩佐栄輔(松下優也)」が自分の妻(すみれ)に好意を寄せて近づいていることに対して露骨な嫌悪を示していました。すみれには店を辞めるように忠告しています。

紀夫は潔たちが盛り返そうとしている「坂東営業部」の経理でしたか、再就職することになりました。

 

 

婦人服ブランド「Orion(オライオン)」

その坂東営業部では、ファッションショーを開催することになりました。

坂東営業部を婦人服で復活させようとしている潔たちは、「オライオン(Orion、オリオン)」ブランドを立ち上げ(?)、ブランドを世に知ってもらうためにショーを開催しよう、ということのようです。新聞社の記者も呼んでのお披露目なのでかなり大々的なものになります。

この「オライオン」ブランドは唐突に名前が登場しているように感じています。これまで私の見落としがあるのかもしれませんけど……。これまでに登場していましたか? 元々坂東営業部のブランドだったけど、戦中に他の企業に買収されていたものを、戦後に再び坂東が買い戻した……ということでしょうか。もう一度見返さないとダメかも。

 

 

モデルには高西悦子も

ファッションショーのモデルはプロではなく、一般の人です。そこでキアリスの4人や時計屋「浮島時計店」の「浮島時子(畦田ひとみ)」たち港町商店街の女性たちにもモデルになってもらうことになりました。キアリスとしても売り上げが良くないですから、ショーをきっかけにして新聞などに紹介されれば、知ってもらえるとかもしれないと張り切っています。明美はどうかわかりませんけど。

米国軍の軍人相手に商売をしていると思われる、「あさや」のお客さん第一号であった「麗子(いちえ)」もモデルとなり、麗子が連れてきた知り合いの美人さんもモデルをしてくれるそうです。その麗子に紹介された女性が「高西悦子(滝裕可里)」でした。悦子は、すみれたちの女学校時代の同窓生(?)であり、戦後は水商売をしていた生きてきた女性です。悦子とすみれの歩んできた道はだいぶ違うものでしたが、こうして再び出会うことができて、手を取り合うところまできました。

坂東の実家のある近江の、「坂東節子(山村紅葉)」と「坂東静子(三倉茉奈)」もランウェイ(と言って良いのかわかりませんが)を歩いていましたね……。

 

 

栄輔の別れ

ファッションショーは大成功に終わったようです。また、スピーチですみれは、自分にとっていかに「キアリス」が大切かを語っていました。スピーチそのものは会場にいた全員の前で行われていましたが、すみれもスピーチは全員に向けて行っていましたが、本心はたった一人のために語りかけています。それはもちろん紀夫です。

すみれの訴えは紀夫に届いたようです。紀夫は浦島太郎状態のままでは駄目だから変わっていかないといけないと感じるようになれたようです。

そして、それと同時に栄輔はすみれたちの前から姿を消しました。栄輔としては坂東営業部の今後も明るく、恋心を抱いていたすみれに夫が戻ったこと、すみれの紀夫に関する悩みもひとまず丸く収まったことで、良い頃合いだと思ったのでしょう。これ以上恋するすみれの前にいると、自分がつらくなるだけでしょうし、紀夫に迷惑がかかるでしょうし。鈍感なすみれは全くわからないでしょうけど。

 

 

おわりに

次週は第9週「チャンス到来!」です。素直に「キアリス」が大きくなるチャンスがやって来る、という捉え方で良いかと思います。予告では、すみれが「なかったことにしてください!」と訴えていたので、キアリスが大きくなる過程で得たチャンスでしたが、キアリスの理念を捨てなければならないことを要求されて、そのチャンスとなる提案を断ろうとしているのだと思われます。

先週末から艦これの秋イベントが開催されていることで、朝ドラの感想記事が書けずにいました。一週間以上ぶりの更新になってしまい、少々勝手がわからなかったです。

それにしても今週は栄輔ですね。すみれに、紀夫に自分のキアリスに対する気持ちを知ってもらいたいなら、自分から知ってもらうための努力をしなければいけない、といったアドバイスを送っていました。あれはとても良いシーンで個人的には好きでした。

私は、栄輔は刺されたり撃たれたりして死んでしまう可能性があると思っていたので、物語から一旦退場するにしても生きてくれていたことでホッとしました。こういう退場の仕方なら再登場もあるかなと思いますし。そのときは栄輔にも妻や子どもができていることでしょう。

 

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