ディスディスブログ

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栄輔が3人で桜を見に行こうと言っていた台詞は、紀夫の復帰フラグと栄輔の退場フラグに思えます - 朝ドラ『べっぴんさん』40話の感想

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2016年11月17日放送の第40話は、栄輔がすみれに急接近していますが、それに釘を刺す人物がいました。

 

 

「ベビーショップあさや」は子供服も作ることに

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」と、「小澤良子(百田夏菜子)」、「村田君枝(土村芳)」、「小野明美(谷村美月)」の4人で始めた赤ちゃん用の服を扱う「ベビーショップあさや」という事業は、靴屋「あさや」の主人「麻田茂男(市村正親)」からの勧めがあって、「あさや」の隣りにあった輸入家具屋が店じまいをして店舗が空き家になったところへ移転することになりました。あさやより大きな敷地のようです。

また、すみれたちは「あさや」を赤ちゃん用の服だけでなくもう少し大きな子どもも対象にした子供服まで作る洋服を拡張することにしています。お母さんたちは子どもにお洒落をさせてあげたいと思うと思うと。仕立てもしたいと。これらは、すみれが大阪・梅田にいる父の「坂東五十八(生瀬勝久)」に相談をして、五十八からGOサインをもらっています。五十八は商才のある人なので、すみれは五十八の言葉を最終的な判断材料というと変ですけど、そういった基準にしているようです。

 

 

栄輔が「すみれ」と「さくら」に急接近

すみれが移転などのことを五十八に話していたのは、梅田の闇市の、すみれの姉「野上ゆり(蓮佛美沙子)」と夫「野上潔(高良健吾)」、そして潔の舎弟である「岩佐栄輔(松下優也)」が営んでいる衣料品を扱う店です。五十八はまだ梅田に滞在していて、坂東家の執事であった「井口忠一郎(曽我廼家文童)」も一緒にいます。

すみれが「あさや」のことを話しているときに、身を乗り出すようにして聞いていた栄輔の様子を見て、忠さんは栄輔がすみれに「ほの字」であると気が付き、後に潔にそのことを話しています。潔は始めこそ半信半疑でしたが……。

ある日、子ども服作りの作業に没頭してしまい夜遅くになり、居合わせていた栄輔が家まですみれを送ると、栄輔に懐くすみれの子ども「さくら」が帰らないでと駄々をこねました。その前に家にあがって夕飯を一緒に食べていましたし、さくらにオモチャのお土産をあげていたりと、栄輔はすみれたち一家にかなり近づいています。

結局、坂東家の元女中頭であった「佐藤喜代(宮田圭子)」さんにもお願いされ、栄輔はすみれの家に泊まっています。夜に起きてしまったさくらは寝ぼけていたのでしょうか、栄輔のことを「お父さん」と呼んでいました。もしかしたら、幼いさくらは栄輔小野ことを本当の父親と思ったのかもしれません。栄輔もとても嬉しそうでした。

すみれたちにどんどんと近づく栄輔に待ったをかけたのは潔です。潔は、父の「野上正蔵(名倉潤)」が五十八の会社「坂東営業部」の取締役で、坂東家に大きな恩義があること、またすみれの夫「坂東紀夫(永山絢斗)」のことを幼いころから知っていることもあって、出征したまま消息不明となっている坂東家の当主である紀夫のことと、それを待つすみれたちのことを慮って、栄輔の行動に釘を刺しました。

しかし、舎弟である栄輔は潔に楯突いて、自分の生きたいように生きますわ、と宣言しています。それはつまり、今後もすみれたちを助けること、仮に紀夫が亡くなったとわかれば物事をそれ以上進めることを諦めないと宣言しているかと思われます。

 

 

おわりに

栄輔は潔に坂東の家が自分たちの主、自分は下僕というと言いすぎかもしれませんけど、そういった親の世代からの主従関係が身体に染み付いてしまっている、と指摘していました。これはかなり鋭い指摘で、その通りなのでしょう。だからこそ、ゆりに対しても上っ面な言葉で本心から話をしていない、五十八に対しても自分の本当にやりたいこと・いいたいことをしていない・言えていないのだと。

また、栄輔はすみれに対して、来年の春は「さくら」に桜の花を見せてやりたい、「3人」で見に行こうと言っていました。これは完全に紀夫のことを排除した言い方ですし、彼の中ではもはや紀夫は死んでいると思っての発言に思えます。すみれは当然その言葉に引っかかりを覚えたでしょうけど、特に何も言っていなかったと思います。実際のところ、40話時点で紀夫の消息に関して何の情報も届いていませんし、五十八も方方に手を尽くしていますが情報は全く入ってこないようです。

しかし、だからこそ個人的には紀夫が近々戻ってくるのであろう、と確信を深めました。完全に紀夫帰還フラグになっていますし、栄輔が近々物語から退場するフラグにもなっているように感じられます。

栄輔退場の鍵は、梅田の闇市の元締である「根本(団時朗)」と、その子分「玉井(土平ドンペイ)」かなと思っています。根本は闇市を改革すると宣言していました。高額なショバ代を請求することを止め、闇市を健全な市場にしようと画策しています。それに反対して根本の元と去っていったのが玉井です。玉井は根本に恨みを持ちましたし、必ず何か仕返しをしてくるでしょう。その仕返しに栄輔が絡んでしまうと予想しています。

 

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