ディスディスブログ

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「若返りスイッチ」は「耳石」にあり!「30分に1回」立ち上がるだけでアンチエイジング効果があるそうです - NHK『ガッテン!』

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毎週水曜日19:30から放送されているNHKの生活情報番組『ガッテン!』、2016年11月16日の放送は「NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術」として「アンチエイジング」を特集していました。言い換えると老化防止、でしょうか。老化のスピードを遅らせる、と言った方が良いかもしれません。

 

 

 

NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術

www9.nhk.or.jp

 

NHKの生活に役立つ情報番組『ガッテン!』、2016年11月16日の放送は「NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術」として「アンチエイジング」に関する特集が組まれていました。いつまでも若々しくありたい、という多くの方が願っているであろう夢が叶うかもしれない、という謳い文句でした。

番組で紹介されていた研究をしているのは「NASA(ナサ、アメリカ航空宇宙局)」です。人類の宇宙進出のために、NASAがこれまで行ってきた様々な実験から、老化を遅らせる「若返りスイッチ」が私達の身体の「ある部分」にあることがわかったのだそうです。

その「若返りスイッチ」を刺激してあげることによって、特別にハードな運動をしなくても脂肪を減らし、筋肉を増やすばかりでなく、様々な病気のリスクを減らせられるかもしれない、そういう可能性が出てきたと言います。運動が苦手な方でも痩せられて筋肉を増やせ、病気にかかりにくくなる可能性があるのなら、是非ともトライしてみたいですよね。

 

 

老化スイッチは「耳石(じせき)」

前述した身体のある部分にある「若返りスイッチ」は、ずばり「耳石(じせき)」です。

 

耳石(じせき)は、脊椎動物の内耳にある炭酸カルシウムの結晶からなる組織である。いわゆる平衡胞に含まれる平衡石であり、平衡感覚と聴覚に関与する。ヒトのものは聴砂とも呼ばれる。

 

耳石 - Wikipedia

 

耳石のWikipediaによるとこのように書かれています。耳の内耳(耳の奥の方)にあります。

宇宙飛行士の方が宇宙から地球へ帰還したときに、担架に横になって運ばれていたり、ヨロヨロとしている様子を見たことがある方がいらっしゃるかと思いますが、なんでも、宇宙では地球の「10倍」の早く老化が進むと言われているそうです。

宇宙では、「筋力の低下」だけでなく、「骨密度」や「認知機能」、「脂質・糖」などの代謝、「循環機能」、「免疫力」等などの低下、すなわち体全体の「老化」が進むことがわかっているということでした。

宇宙飛行士は宇宙での生活をしている間も1日3時間ほどの運動を欠かさないそうですけど、それでもそれだけの老化が起こったそうですから、運動をしなかったらもっと進んでいる可能性もありそうです。

宇宙では地上の10倍も老化が進む、その最大の理由は「無重力」にあるのではないかといわれています。何故、無重力状態に身を置くと老化が進んでしまうのか、その原因が「耳石」にあるのでは、ということです。

また、耳石は自律神経とも深く関わっているため、身体に色々な影響を及ぼす、とスタジオに出演していた先生は仰っていました。例えば「めまい」も耳石が異常になる病気の一つであると言っていました。他にも、血圧上昇や不眠などがあるそうです。

 

 

耳石の役割とは?

耳石は「重力を感知する装置」の役割を担っているそうです。耳石は、全身の筋肉とつながっていて、私たちの身体が傾くと、耳石も重力に引っ張られることで耳石が揺れを察知し、その情報が即座に脚などの筋肉に伝えられて、脚などの筋肉が力を入れて身体が倒れ内容に踏ん張ることができるそうです。

ところが、宇宙の無重力状態においては耳石も浮いてしまい、機能を果たすことができなくなり、筋肉に信号が送られなくなります。これが宇宙飛行士が宇宙で運動をしていても筋力が低下する大きな原因と考えれている、ということでした。

 

 

耳石をの機能を取り戻す

地球上においても、無重力と近い状態に陥ることがあると言います。それは「座る」ことです。座った状態を「1時間」続けるだけで「22分」寿命が縮む、と『ガッテン!』では言っていました。

理由は、座った状態だと立って色々と動いているときに比べると、耳石の動きがはるかに少ないから、だそうです。耳石の能力が落ちると、無重力と同じような結果、すなわち老化が進むことになります。

耳石は、活動が少ないとその機能が衰えてしまいますが、活動を戻すことで機能の回復も早い組織だそうです。一度衰えたからといって諦める必要はありません。

NASAの実験で、未熟児の赤ちゃんをハンモックで1日30分揺らす実験を行ったそうです。すると、耳石がよく動いて筋肉や神経が大きく発達した、つまり成長が促されている結果を得られたということでした。耳石を動かすだけで筋肉や神経が育った、という驚きの結果です。

※赤ちゃんを揺らすときはゆっくり優しくです。強く揺らすことは大変危険ですので止めてください。

 

 

NASA直伝の若返りの秘策

NASAの研究からわかる「若返りの秘策」とは、「30分に1度立ち上がる」ことです。たったこれだけ。立ち上がる方が歩くよりも効果があるそうです。

この「立ちあがる」という動作は、どんなに静かに動いても必ず頭が前後左右上下に揺れるそうで、そのときに耳石も一緒に動いていますから、立ち上がる動作は効率的に耳石を動かすことができる、ということでした。

『ガッテン!』では座り続ける時間が長い中高年の方に、この「30分に1度立ち上がる」行動を「2週間」続けてもらう実験をしました。実験の結果、「中性脂肪」が15%減少し、「悪玉コレステロール」も5%減少して、逆に「善玉コレステロール」が11%増加していたそうです。

どうして「30分に1度」なのかというと、NASAでは「1日32回」立ち上がることが最も病気になりにくいと言っているそうで、8時間睡眠として残りの16時間を32回で割ると30分という数字が出てくる、とのことです。

 

 

おわりに

30分に1回立ち上がって耳石を揺らす、たったこれだけの動作をしたら健康になるのだったら、やらない手はないですよね。

私も今このブログ記事を書きながら、一定時間ごとに椅子から立ち上がるようにしています。実は私は夏場にめまいが1日何回も起こっていまして、今回の放送を観て耳石に問題があるのかもしれないと思いました。そういう意味でも大変に参考になった放送でした。何よりまず医者に行け、という話なんですけどね……。

この長時間座ることが危ないということは同じNHKの生活情報番組『あさイチ』でも、今年でしたか、放送されていました。今回の『ガッテン』はそれをもう少し踏み込んだ内容になっていたかと思います。

 

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