ディスディスブログ

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エルフたちが弓を取りオルテから村を取り戻す。血とふんとまみれていました - アニメ『DRIFTERS』5話「愛をとりもどせ」の感想

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毎週金曜日23:00より、TOKYO MXにてアニメ『DRIFTERS』が放送されています。読みはドリフターズです。

 

www.nbcuni.co.jp

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年11月4日の放送は5話「愛をとりもどせ」です。アニメ『北斗の拳』のOPがこの「愛をとりもどせ!!」でした。クリスタルキングが歌っていましたね。YOUはSHOCK〜です。

 

 

イントロダクション

西暦1600年 天下分け目の大戦、関が原の戦い--
薩摩、島津家の武将、島津豊久は身を挺した撤退戦の後、死地から抜け出し一人山中をさまよっていた。
降りしきる雨の中、たどり着いたのは無数の扉のある廊下のような部屋--豊久はそこにいた謎の男、「紫」を問いただす間もなく石扉の向こう側へと送り込まれてしまう。
--そこにはオルテと呼ばれる国家が支配する世界、人間とデミ・ヒューマンと呼ばれる国家が支配する世界、人間とデミ・ヒューマンと呼ばれる「人ならざる」ものが暮らす異世界だった。
異なる世界から先に流れ着いていた織田信長、那須与一ら歴戦の英雄とともに豊久は揺らぐことのない武士(さぶらい)の思想で異世界の戦場を疾駆ける!

このようなイントロダクションです。

 

 

5話「愛をとりもどせ」

2,3話でしたか、本作の主人公の「島津豊久(しまづ・とよひさ)」と「織田信長(おだ・のぶなが)」と「那須与一(なす・の・よいち)」の「漂流者」たちが、エルフの村の巡察隊を全滅させています。

それを受けて、エルフの村を支配している「オルテ帝国の、領主と言えば良いのでしょうか、が軍隊を差し向けてエルフの村を制圧にかかっているようです。豊久たちはエルフの村の住人たちに決起を促し、それを阻止することにしています。

オルテ兵の装備を剥ぎ取り、武器を蓄え、エルフたちに弓を教え、森の中でもオルテ兵の死体を集めて襲撃に備えていました。「安倍晴明(あべ・の・せいめい)」率いる「十月機関」の一人で、晴明の弟子でもある魔術師「オルミーヌ」は信長に頼まれ「硫黄(いおう)」を調達していました。

 

 

血とふんまみれ

オルテ帝国の軍隊がエルフの村を襲撃してきました。ところがエルフの村はもぬけの殻で、井戸にはふんが投げ込まれ、家々の扉などが取られてなくなっていました。信長は何をしているのかというと、エルフの村にオルテ軍を集めて囲み、火をつけた矢を放って村もろとも焼いてしまおうということです。この策略を考えたのは織田信長ということで良いかと思います。豊久も与一も考えられないでしょう。

オルテ兵は、火を消そうとしても井戸がふんに満たされてしまっていますから使えず、もちろん飲むこともできません。さらには、エルフたちからふんの付いた矢を大量に放たれていました。どうして矢じりにふんを付けるのかというと、傷口を汚くすることで「破傷風(はしょうふう)」になる危険があるということのようです。感染症。

傷口を洗えば感染のリスクは抑えられるかもしれませんけど、前述のとおり水を使えませんから、オルテ兵にとっては詰み状態です。症状は直ちに発生するものではないですけど、対処する手立てが何もないこと、徐々に症状が悪化し仕舞いには死に至ることがわかれば、混乱することは必至です。戦闘では十分すぎる効果を期待できるでしょう。

敵の部隊長と思われるオルテ兵は、豊久によって首をはねられていました。このとき豊久は大きな声をあげてオルテ兵たちを萎縮させており、彼のある種「特殊な能力」とも言えそうです。「ジャンヌ・ダルク」の炎のような特殊能力とは異なると思われます。

逃げ出したオルテ兵もいましたが、こちらは与一が率いるグループが、森の中でトラップをかけており、また与一の弓(もちろんふんがついています)で攻撃されていました。

 

 

破傷風とは?

破傷風(はしょうふう、Tetanus)は、破傷風菌を病原体とする人獣共通感染症の一つ。

(中略)
土壌中に棲息する嫌気性の破傷風菌 (Clostridium Tetani) が、傷口から体内に侵入することで感染を起こす。

(中略)
神経毒による症状が激烈である割に、作用範囲が筋肉に留まるため意識混濁は無く鮮明である場合が多い。このため患者は、絶命に至るまで症状に苦しめられ、古来より恐れられる要因となっている。

 

破傷風 - Wikipedia

破傷風のWikipediaによるとこのようになっています。神経系がやられるみたいですね……絶命するまで苦しめられるとは……恐ろしい。

 

 

おわりに

エルフたちはこのようにして村を取り戻しましたが、豊久はそれでは満足せず、代官の城館へと攻め入りました。

そこにはエルフの女子供が捕らえられています。その解放を要求していました。女のエルフは……書くことは憚られます。オルテは、女性エルフだけを村から連れ出していたということは、エルフを根絶やしにするつもりだったようです。

女性エルフたちの惨状を目の当たりにした豊久は怒り、城館の人間たちを全滅させることにしたようでした。

 

いやぁ、今回は豊久が敵の首をはねまくっていましたし、本文にも書いているようにふんだらけでしたから、血とふんにまみれたの回となりました。食事中の方は絶対に観られない回でしたね。この様子だと今後も綺麗な回は少ないだろうと思われます。

私はドリフターズのそういう表現は全く問題なかったです。基本的には血などは見たくない人間ですけど、何でしょう、あまりに現実からかけ離れているためかドリフターズは不思議と見られます。

今回の戦闘でよくわかったことは、距離を稼げる武器は強い、ということですね。信長というと「長篠の戦い」のような鉄砲のイメージがありますし、今回も元来弓が得意なエルフたちがいてこその遠距離攻撃の有利さを存分に活かした戦法でした。

また、オルミーヌのいうところの「日の本の侍の死生観がまるで違う」という点もなかなか興味深かったです。オルミーヌの死生観は現代の日本人のそれに近いもののようです。信長の生きた戦国時代などはそうではなかったのだということは、確かにあったのでしょうね。そういう指摘は個人的には新鮮に感じられました。

 

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