ディスディスブログ

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関西大会回。葉月が久美子たちに、朝倉南ばりに「全国へ連れて行ってよ」と言っていました - アニメ『響け!ユーフォニアム2』5話「きせきのハーモニー」の感想

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毎週木曜日00:00(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『響け!ユーフォニアム2』が放送されています。

 

anime-eupho.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年11月3日の放送は2期5話「きせきのハーモニー」です。

 

 

イントロダクション

吹奏楽コンクール京都府大会。
そこで見事に金賞を受賞した北宇治高校吹奏楽部は、
次なる舞台・強豪ひしめく関西大会に挑む……! 

このようなイントロダクションです。

 

 

2期5話「きせきのハーモニー」

本作のヒロイン「黄前久美子(おうまえ・くみこ)」が所属する北宇治高校吹奏楽部は、「吹奏楽コンクール京都府大会」を突破して「関西大会」への進出を決めていまましたが、いよいよ2期5話では関西大会の模様が放送されていました。結果も出ています。

結果を言うと、北宇治吹部は評価「金」を取れ、全国大会進出も決めています。

 

 

鎧塚みぞれが復活

2期4話では、2期初めから続いていた、ドロドロとした人間関係の問題が一つ解決しています。個人的には解決したとは思えなかったのですが、作中では解決したようです。問題とは、久美子たちがまだ入学する前に起こった、吹部を退部した当時の1年生のうち一人、2年生「傘木希美(かさき・のぞみ)」の復部問題です。

北宇治吹部唯一のオーボエ担当である2年生「鎧塚みぞれ(よろいづか・みぞれ)」にも大きく関わる問題だったため、吹部副部長の「田中あすか(たなか・あすか)」は頑なに希美の復帰を拒んていました。久美子はあすかの静止を振り払ってまで問題に首を突っ込んでいます。

結局は、みぞれと希美が話し合って解決していて、一応は丸く収まりました。解決には、大きなリボンが特徴のトランペット担当の2年生「吉川優子(よしかわ・ゆうこ)」の大きなアシストがありました。同じく2年生の、ポニーテールが特徴の久美子と同じユーフォニアム担当「中川夏紀(なかがわ・なつき)」も、ですか。

みぞれは、顧問の滝昇「たき・のぼる」先生の大学時代からの友人で、夏休みの間北宇治吹部の臨時コーチをしていたプロのパーカッショニスト「橋本真博(はしもと・まさひろ)」から注意というか要望を受けていました。譜面通り演奏するのだけではなく、もっと情熱的に、というような内容だったかと思います。

希美たちに言わせると、みぞれは元々、大人しい性格とは裏腹にたいへん情熱的な演奏をする奏者だそうでしたが、希美との一件があってから心を閉ざしてしまっていたのでしょう、オーボエの演奏にも影響していたようです。

しかし、希美との関係を取り戻せたみぞれはオーボエの演奏も以前のような情熱的なそれに戻っているようで、橋本から褒められていました。橋本が「見違えるほど良くなった。何か良いことあったの?」と聞かれたみぞれは、素敵な笑顔で「はい」と答えています。可愛い。

ちなみに、橋本と一緒に北宇治吹部の臨時コーチをしていたフルート奏者「新山聡美(にいやま・さとみ)」も、橋本と一緒に夏休みいっぱいでコーチを終了しています。橋本と新山は関西大会の会場に足を運んでいました。

 

 

葉月の言葉が素敵でした

関西大会を控えたある日、前日でしたか、部活後に久美子と久美子の心友であるトランペット担当1年「高坂麗奈(こうさか・れいな)」、チューバ担当1年「加藤葉月(かとう・はづき)」、コントラバス担当1年「川島緑輝(かわしま・さふぁいあ)」とで電車に乗って下校していました。

「みどり」が下車し、3人になってから、葉月が久美子と麗奈に向けて応援の言葉を賭けていました。葉月は高校に入ってから吹奏楽を始めたとあってメンバーに入れていません。その言葉がとても素直で素敵でした。

チューバもっと頑張る、もちろん明日のサポートも。私もそこで吹きたいって思えるように全国へ連れて行ってよ、と、原文ママではないですがこのようなことを言っていました。あだち充さんの『タッチ』に出てくる、ヒロインの「朝倉南(あさくら・みなみ)」ばりに。

葉月は、チューバを始めたばかりですからメンバーに入れなかったことは仕方がないのですけれど、でも本人はだから仕方がないと端から諦めている訳ではなく、やはりメンバーに入れなかった悔しさを大いに感じていることがわかります。それでも現状の自分の力と立ち位置を受け入れ、今いる立場で精一杯のことをして北宇治吹部を助けようとしている姿には胸を打たれました。強く優しい子です。

久美子たちも葉月の言葉を正面から受け取り、関西大会への想いを新たにしていました。

 

 

おわりに

 

関西大会当日、出番前の練習中に、あすかが部員全員の前でスピーチをしていました。「小笠原晴香(おがさわら・はるか)」より部長然と。

そこで「ここまで来た以上、何としてでも次へ進んで、北宇治の音を全国に響かせたい」と言っていました。この台詞からも、あすかにはどうしても全国へ行かなければいけない理由があることが伝わってきます。

前述の希美を部に復帰させたくない理由は、今、部唯一のオーボエ奏者を部から失いたくない、ということでした。みぞれのメンタルを心配してではなく、いえ、それもあるのでしょうけど、根底にあるのは自分の目的・野望を邪魔されたくない想いのはずです。

前回の感想でも書いていますけれども、あすかには自分の存在を知ってもらいたい人物がいるのでしょう。その人は京都でも関西圏にもいないから、自分が存在をアピールするためには全国大会へ行かなければいけないのだと、私は考えています。しかもその人は家族ですね。それ以外に想像できないです。

 

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