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馬締は年齢=彼女いない歴の男性のようです。惚れられた香具矢は馬締をどう思っているのでしょう? - アニメ『舟を編む』3話「恋」の感想

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毎週金曜日00:55(木曜深夜)より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ「舟を編む」が放送されています。

 

www.funewoamu.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

2016年10月28日の放送は3話「恋」です。恋の読みは書くまでもなく「こい」ですね。恋の意味は「人を好きになり、いつまでもそばにいたいと思う気持ち」だそうです。例として「少年は―を知り、はじめて胸の痛みを知った」とありました。

誰の誰に対する恋なのか……という話ですね。

 

 

イントロダクション

口下手なのに営業部員の馬締光也と、一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然、街中で出会う。

中型国語辞典『大渡海』の刊行計画が進む、出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者を探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに。

「人をつなぐ言葉を編む」

伝わらない言葉。伝えられない想い。
これは、そんな不器用な人間達の物語である。

このようなイントロダクションです。

 

 

3話「恋」

2話のラストに登場した、主人公「馬締光也(まじめ・みつや)」が下宿している「早雲荘」のベランダで「林香具矢(はやし・かぐや)」と出合いました。馬締は下宿で買われている(?)「トラさん」という猫の鳴き声を追ってトラさんを探していたのですが、その先にいたのはトラさんだけでなく、月を背景に佇む黒髪長髪の美しい外見の女声もいました(上記Twitter参照)。その女性が香具矢です。

翌朝、昨晩出会った女性は夢か何かだろうと思った馬締、玄関の戸を開けると、その先には竹ぼうき(でしたか)を持って玄関周りを掃除している香具矢の姿がありました。昨晩の出合いは夢ではなかったのです。 

香具矢は、「早雲荘」の大家さんである「タケ」おばあさんの孫娘だそうで、板前修業のために東京へ来て、今後早雲荘に住むようでした。一つ屋根の下。香具矢は馬締に挨拶をしたり自己紹介をしたりしていましたが、話の全ては香具矢から一方的に語りかけるもので、馬締からはほぼ何も言葉は発せられていなかったかと思います。

どうやら馬締は香具矢に惚れたようです。見初めた、ということでしょう。

出勤途中でも、辞書編集部での絶賛編纂中の中型辞書『大渡海』の辞書編纂作業でも、馬締の様子がおかしいことを、先輩編集部員「西岡正志(にしおか・まさし)」がめざとく認めて、早速、馬締が恋をしたことがバレてしまっていました。また、馬締は今現在彼女はいないようですし、そもそも彼女がいた経験がない、女性経験もない男性のようです。

ちょうどその日は『大渡海』の月齢会議の日で、大先輩の「荒木公平(あらき・こうへい)」と、企画・編集を担う国語学者の「松本朋佑(まつもと・ともすけ)」も編集部にやって来ました。月齢会議では異動したばかりの馬締の様子や編纂作業の進捗などが話し合われていたようです。

さらに、会議後は皆で食事をするのが習慣になっているらしく、西岡は、馬締から聞いた香具矢の働いている割烹料理「梅の実」へ行こうと提案して、馬締が動揺している隙に予約を取って決めてしまいます。馬締が編纂作業中に「恋」などの言葉を見つけると、香具矢のことが頭に浮かんでしまい、無意識に手を止まっている様子を、茶化し半分で心配している西岡が、馬締の悩みを解決させようと動いていることも、「梅の実」ヘ行く理由になっています。

夜、『大渡船』のメンバー全員で「梅の実」へ行き、調理服を着て板前の仕事をする香具矢の姿を見ることになりました。メンバーの皆さんに香具矢のお披露目です。西岡たちはどんどん香具矢話かけていましたが、当の馬締は香具矢に話しかけることはなかったです。

しかし、「何年かかっても私は板前になりたいです」という香具矢の言葉に対して、馬締は何か感じるものがあったようです。自分も何年かかっても『大渡海』を完成させたいと考えていることから、香具矢に自分と通ずる想いを感じ取ったのでしょう。

 

 

おわりに

店を出て、先輩方はタクシーで北区市、馬締と西岡が2人で歩いて帰っていました。そこで馬締は西岡が場を作るのが上手いと尊敬していることを明かしています。西岡にすれば馬締は辞書編纂作業に向いている人間だと認めているところですからね。西岡は西岡として馬締に思うところはあるでしょう。

香具矢の名前の由来は満月の夜に生まれたから、と言っていました。かぐや姫ですね。『竹取物語』のかぐや姫は「迦具夜比売命(かぐやひめのみこと)」がモデルではないかと言われているみたいです。香具矢とは漢字は異なりました。全然関係ないと思いますけど、竹取物語と聞くとどういう訳か「木之花咲耶姫(木花咲耶姫、コノハナサクヤヒメ)」のことを思い出します。記紀に登場する女神ですね、富士山にいらっしゃる。

ということで、今回は馬締の「恋」が描かれました。サブタイトルの「恋」は馬締から香具矢への恋だけなのでしょうか? 見初めたのは馬締だけではない可能性はまだ捨てられないと思いますけれども。香具矢もまた……という……いや、ないですか。初対面で馬締に対して悪い印象を持っていないでしょうし、後に付き合うことにはなるでしょうけれども、現段階では恋愛感情はまだないでしょうね。たぶん。

 

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