ディスディスブログ

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「腺腫はありましたか?」と大腸内視鏡検査後に先生に聞くだけで「大腸がん」になりやすい体質かどうかが分かるそうです - NHK『ガッテン!』

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毎週水曜日19:30から放送されているNHKの生活情報番組『ガッテン!』、2016年10月26日の放送は「大腸がんにならないぞSP」の特集でした。

 

 

大腸がんにならないぞSP

www9.nhk.or.jp

 

NHKの生活に役立つ情報番組『ガッテン!』、2016年10月26日の放送は「大腸がんにならないぞSP」として「大腸がん(大腸癌)」に関する特集が組まれていました。

がんの中でも大腸がんは近年増えている病気で、私の中でがんというと「胃がん」や「肺がん」が多い印象がありましたけど、最近は日本では大腸がんが胃がんや肺がんを抜いて死亡率1位になったと言っていました。数にすると毎年5万人ほどの方が大腸がんで亡くなっているそうです……多いですね。

調べたところでは大腸がんにも、盲腸がんと結腸がんと直腸がんと別れているみたいですから、それらを別々に集計したらまた異なる結果になるのでしょう。

早期の大腸がんは自覚がなく、健康診断や人間ドックで発見されるケースが多いそうです。それだけに定期的なチェックは大切だよ、ということでした。

 

 

「腺腫はありましたか?」と聞こう

今回の放送で驚きなのが、最新の「大腸内視鏡検査」を上手く利用すれば「大腸がんにならない体」を手に入れられる、という話が出てきたことです。「なりにくい体」ではなく「ならない体」と言っていました。断言。

「大腸内視鏡検査」を受けることで、今現在、大腸がんに罹っているかどうかがわかるだけでなく、将来「大腸がんになりやすいか」「大腸がんになりにくいか」がわかるのだそうです。

それは「良性ポリープ」の有無とそのポリープのタイプによってわかる、ということでした。ポリープのうち「腺腫(せんしゅ)」と呼ばれるタイプは、後に1-5%の確率でがんに変化する「良性のポリープ」だそうです。

この腺腫が50歳時点で存在していれば「大腸がんになりやすい体質」で、なければ「大腸がんになりにくい体質」と言っていました。

仮に、腺腫が見つかったとしても、腺腫の段階で取り除くことをすれば大腸がんのリスクは激減させることができるそうです。この腺腫と呼ばれる良性ポリープを定期的に取り除く方法は、米国で最も盛んに行われてきたようで、米国では大腸がん患者をピーク時のおよそ2/3にまで減らす成果をあげているのだとか。腺腫切除によって大腸がんになるリスクは抑えられる、という証拠になっているようです。

ですから、私たちも大腸内視鏡検査を受けた場合、先生に「腺腫はありましたか?」と聞けば、その答えによって自分が大腸がんに「なりやすい体質」か「なりにくい体質」かは知ることができる、ということでした。

見つかった場合は定期的な大腸内視鏡検査をした方が良さそうですし、見つからなくても毎年「便潜血検査」を受けておいた方が良さそうですね。年齢で言うと、40歳からは便潜血検査を受けるようにし、50歳になったら大腸内視鏡検査を受けるようにすると良いとのことです。回数なども受診したお医者さんの指示に従いましょう、と。

 

 

生活習慣で大腸がんになりにくい体質を作る

大腸がんに「なりやすい体質」から「なりにくい体質」に変えられるそうです。大腸がんになりにくい体質を作るには「生活習慣を変える」こと。

喫煙と過度の飲酒は大腸がんのリスクを高めるということでしたし、食生活でもベーコンやソーセージやハムといった加工肉はリスクを高めるようです。運動不足も良くない、と。

喫煙とお酒をされている方は腺腫ができやすいみたいですね。番組で検査をした方も両方されている方の、5人中4人に腺腫が見つかった、と言っていたかと思います。中には6つも腺腫が見つかった方もいらしたそうで……。

対策としては、喫煙や過度の飲酒を控えること、バランスの良い食事を摂ること、ジョギングや水泳やダンスといった「全身運動」を取り入れること、と言っていたでしょうか。これらを行うことで大腸がんになりにくい体質に近づけることができるそうです。

どうして運動によって大腸がんになりにくい体質にすることができるのかというと、身体を動かすことで腸も活発に動くようになるから、みたいです。

 

 

おわりに

Wikipediaを読むと様々な情報が載っていて、参考になりますので併せてご覧になると良いかもしれません。ただ、本ブログを含めネットの情報は鵜呑みにせずに参考程度にして、専門の先生に聞くことが最も確実です。

大腸内視鏡検査は、大腸がんや腺腫の有無を調べるために行いますけど、副産物があるみたいで、それは便秘が改善されることです。大腸内視鏡検査前には下剤を飲んで大腸をリセットするのですが、それが便秘を改善する効果があるのだそうです。

スタジオゲストの「つるの剛士さん」も、便秘になったことから何か病気にかかったのではないかと心配になって大腸内視鏡検査を受けたら、その後便秘が治ったと言っていました。便秘の原因は色々あるみたいなので、全ての方の便秘が必ず改善される訳ではないみたいですが。

大腸内視鏡検査は、2リットルと言っていましたか、受ける前に大量の下剤を飲む必要があるみたいなんですね。これが非常に大変そうでした。味はスポーツドリンクに似たものらしいので美味しそうですけど……さすがに2リットルは厳しいですね。でも大腸の中を一度スッキリさせないと調べられないのでしょうから仕方ないですが……。真夏の暑い時期の方が飲みやすいのかな、などと思いながら観ていました。

便潜血検査は、40歳になると自治体から案内が送られてくるみたいなので、届いたら検査してみると良いですね。大腸がんの進行は早くないみたいですから、発見に3-4年かかっても心配することはない、と仰っていました。

 

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