ディスディスブログ

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「黒王(こくおう)」の正体は誰か?「ビートたけし」ばりのバカヤロウコノヤロウ連発の撃墜王「菅野直」も登場です - アニメ『DRIFTERS』3話「俺軍 暁の出撃」の感想

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毎週金曜日23:00より、TOKYO MXにてアニメ『DRIFTERS』が放送されています。

 

www.nbcuni.co.jp

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

2016年10月21日の放送は3話「俺軍 暁の出撃」です。

 

 

イントロダクション

西暦1600年 天下分け目の大戦、関が原の戦い--
薩摩、島津家の武将、島津豊久は身を挺した撤退戦の後、死地から抜け出し一人山中をさまよっていた。
降りしきる雨の中、たどり着いたのは無数の扉のある廊下のような部屋--豊久はそこにいた謎の男、「紫」を問いただす間もなく石扉の向こう側へと送り込まれてしまう。
--そこにはオルテと呼ばれる国家が支配する世界、人間とデミ・ヒューマンと呼ばれる国家が支配する世界、人間とデミ・ヒューマンと呼ばれる「人ならざる」ものが暮らす異世界だった。
異なる世界から先に流れ着いていた織田信長、那須与一ら歴戦の英雄とともに豊久は揺らぐことのない武士(さぶらい)の思想で異世界の戦場を疾駆ける!

このようなイントロダクションです。DRIFTERSの読みは「ドリフターズ」です。ドリフターズの意味は「漂流者(たち)」で良いかと思います。

 

 

3話から登場した登場人物

3話から登場した人物も多かったですね。なかなか追いかけるのが大変です。

 

漂流者

主人公「島津豊久(しまづ・とよひさ)」たちのいる「漂流者」たちの新登場した人物です。

 

まず「菅野直(かんの・なおし)」、CV鈴木達央さん。言わずと知れた「撃墜王」、大日本帝国海軍のパイロットです。戦闘301飛行隊「新撰組」隊長。194581日、機銃が爆発したという入電の後に行方不明になりました。「バカヤロウ」「コノヤロウ」が口癖です。

 

次に「ブッチ・キャシディ」、CV小野大輔さん。二挺拳銃の使い手で、米国の西部開拓時代「ワイルドバンチ強盗団」のリーダーです。相棒のキッドと共に銀行強盗や列車強盗などを繰り返して悪名を轟かしました。

「サンダンス・キッド」、CV高木渉さん。ガトリング銃を操る、ブッチの相棒です。異世界でもブッチと共に行動しています。ブッチよりは冷静な判断ができる人物のようです。

 

廃棄物

次に、異世界の体制たちを滅ぼそうとしているのでしょうか、漂流者たちとも戦うことになるであろう「廃棄物 (ENDS) 」の新規キャラクターです。正確には2話ラストで登場していますが、本格的な登場は3話からでした。

まずは「黒王(こくおう)」、CV楠大典さん。異世界を滅ぼそうとする「廃棄物」の指導者です。ゴブリンなど亜人の軍を率い、自らを「不退転の災厄」と名乗っているそう。麻布のローブでしょうか、それに全身を隠していて、頭部もフードをかけられていることから、顔がわかりません。ドラクエの「まどうし」的な、エフエフの黒魔道士的なビジュアルです。公式Webサイトには「細胞を増殖させる超常的な能力を持ち、食料を増やしたり傷つけた体を癒やすことが可能」とあります。

黒王のモデルというか正体は誰でしょうか?何者なのでしょう? イエス・キリストっぽいですけれども。

次に「ジャンヌ・ダルク」、CV皆川純子さん。アニメでは言われていなかったと思いますけど、「オルレアンの乙女」とも呼ばれていますね。イギリスとの「百年戦争」に、フランス軍に従軍して戦果を挙げました。後に捕虜となってイギリスに渡され、そこで異端の判決を受けて火刑に処されています。そのせいかアニメでは炎を操ります。

「ジルドレ」、CV乃村健次さん。本来はGilles de Raisなので「ジル・ド・レ」でしょうか。フランスの元帥としてジャンヌ・ダルクと共に「百年戦争」を戦った軍人です。ジャンヌの死後は錬金術、黒魔術に傾倒し数百人の少年たちを拉致し虐殺したのだそう。エンズとなったジルドレは驚異的な身体能力を有していて、大槍を操ります。

「アナスタシア・ニコラエヴァ・ロマノヴァ」、CV北西純子さん。最後のロシア皇帝ニコライ2世の第4皇女です。1917年のロシア革命でニコライ2世が失脚すると、翌年17歳の若さで銃殺されたのだそう。アニメでは雪?氷?を操っていました。

「ラスプーチン」、CV田中正彦さん。帝政ロシアにて皇帝ニコライ2世に取り入って政治を影から操ったとされる“怪僧”です。ラスプーチンに不満に持った勢力により暗殺されたそう。アニメでは廃棄物の参謀役であるようですが、基本的にはアナスタシアの側にいます。札を使った呪術を用いたり、文字を開発したりするとのこと。ラスプーチンはATLUSのゲーム『葛葉ライドウ』シリーズにも出てきましたね。ダークサマナーとして。

「土方歳三(ひじかた・としぞう)」、CV安元洋貴さん。こちらも言わずと知れた「新撰組」の「鬼の副長」です。戊辰戦争の五稜郭防衛戦において戦死しました。戊辰戦争の経緯から薩摩・島津に対し強い憎しみを持つのだとか。アニメでは剣技で壁や扉などは破壊していました。また、戦うときに亡霊の新撰組の仲間を呼び出せてもいます。

 

謎の人物

漂流者なのか廃棄物なのか判明していない人物が1人登場しました。それは「源九郎判官義経(みなもと・の・くろう・ほうがん・よしつね)」です。CV石田彰さん。源氏の武将で、アニメでは謎に包まれた存在です。享楽的な性格とのこと。

 

 

3話「俺軍 暁の出撃」

「十月機関」の長「安倍晴明(あべ・の・せいめい)」はカルネアデス要塞の兵長(?)に対して、漂流者ハンニバル・バルカに城の軍の指揮を譲ってくれるように説得していましたが、聞き入れられません。そうこうしている内に黒王の軍勢が攻め込んできて、カルネアデスは攻め滅ぼされました。

安倍晴明はハンニバルとスキピオ・アフリカヌス、ブッチ、キッドを引き連れて要塞を脱出、撤退をしています。一方で晴明は、紫電改を操り空を飛んでいた菅野直が、漂流者なのか廃棄物なのかを判断できずにいましたが、黒王軍のドラゴンたちと戦闘している様子を見て、漂流者だと判断できたようです。

また、その頃、晴明の弟子「オルミーヌ」は、島津豊久と「織田信長(おだ・のぶなが)」と「那須与一(なす・の・よいち)」の監視を続けていましたが、3人に見つかっています。オルミーヌは大和言葉を操ることから、取り敢えず島津から殺されることはなさそうです。一応オルミーヌは自分の役割を正直に話していますけど、異世界の事情を知らない豊久には彼女の言っていることはさっぱりわかっていないようです。

 

 

漂流者と廃棄物の違いは?

島津豊久たち「紫」から送られてきた「漂流者」と、黒王たち「EASY」から送られてきた「廃棄物」の違いは何なのか?という点が気になっています。

漂流者たちは死亡したと思われる、最期のままの身体能力や武器を持っていますけど、廃棄物たちはおそらく死亡したときより強い力「異能」を持って異世界に存在しています。例えばジャンヌ・ダルクの炎がそれですね。

それと、それぞれのWikipediaを読んでみると、漂流者たちは死亡の状況が明確でない、あるいは死亡そのものが明らかでない人物ばかりで、一方の廃棄物たちは死亡の状況は明らかですけど、非業の死を遂げているようです。その最期を迎えたときの怨みの強さが異能を生んでいるのでしょうか。

そう考えると、死そのものははっきりしていると思われる義経は……廃棄物ですか? それともどちらでもない第3勢力でしょうか。

 

 

おわりに

登場人物が次から次へと出てきて混乱中です。しかし物語的には激しい動きはなかったと思います。しかし、漂流者と廃棄物の対立構造がより明確になったことは、私のような初見の視聴者には大きな出来事ですね。安倍晴明も漂流者側にいるようです。

ファンタジー世界の種族(亜人)の中でも、おそらくエルフやドワーフ、ノームといった種族は漂流者によってオルテ帝国から解放されて彼らの味方として付いていきそうですが、ゴブリンやオーク、トロールといった種族は3話のように今後も廃棄物の兵隊として利用されそうですね。エルフの中でもダークエルフは廃棄物側でしょうか。

この辺の、ファンタジー世界における種族の善悪の線引きは、『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』や『ダンジョンズ&ドラゴンズ』辺りが元になっているのかなと思います。ただ、ドラゴンに関しては今回、黒王軍の手下的な立ち位置になっていて可愛そうでした。あれは低級のドラゴンですかね。私の中ではドラゴンは人間たちより高い知能を有しているイメージなので、あのような扱いはどこか違和感があります。

 

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