ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

すみれは神戸に戻りバラック小屋で紀夫を待ちます。預金が封鎖されピンチです - 朝ドラ『べっぴんさん』14話の感想

スポンサーリンク

NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2016年10月18日の放送は第14話、すみれとさくらが神戸に戻って紀夫を待っています。

 

 

潔が戦地から帰還する

www.nhk.or.jp

 

戦争末期、ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」は、すみれとさくら、父の「坂東五十八(生瀬勝久)」、姉の「野上ゆり(蓮佛美沙子)」、坂東家の執事「井口忠一郎(曽我廼家文童)」、女中「佐藤喜代(宮田圭子)」と、近江にある坂東の本家へと疎開していました。

近江の本家には五十八の母「坂東トク子(中村玉緒)」と、五十八の実兄「坂東長太郎(本田博太郎)」、長太郎の妻「坂東節子(山村紅葉)」、長太郎たちの息子の妻「坂東静子(三倉茉奈)」、長太郎の孫(慶一でしたか)がおり、さらに13話では出征していた長太郎の息子「坂東肇(ばんどう・はじめ、松木賢三)」が戻ってきています。

終戦となり爆撃等戦闘による死は免れたすみれたちですが、終戦後は食糧難戸の戦いが待っていました。さらに坂東本家から疎まれているすみれたちは、以前から居心地の悪さを感じていましたが、さらに肇が戻ってきたことで関係が決定づけられました。長太郎から呼ばれたすみれとゆりは、長太郎に家を出ていってくれと宣告されます。

神戸の街は焼け野原、家は破壊され、繊維会社「坂東営業部」も解体され、すみれの夫「坂東紀夫(永山絢斗)」とゆりの夫「野上潔(高良健吾)」も復員しておらず、すみれとゆりは何も残っていないところに、長太郎からの非常な宣告となりました。感情的になり家を飛び出したゆり、その先に待っていたのは出征から戻ってきた潔です。潔は沖縄に行っていたようで……それは大変な目に遭ったことでしょう。

 

 

預金封鎖をされ金欠に陥る

ゆりは潔に、坂東営業部の元社長で父である「野上正蔵(名倉潤)」が大阪の空襲によって亡くなったことを告げていました。坂東営業部のビルも焼け落ちています。潔は父の遺志を継ぐ意味でも「坂東営業部」を復活させるために、ゆりと共に大阪へと旅立ちました。

潔たちは、大阪梅田の闇市にバラック小屋を建て、商売をしながら暮しています。闇市の元締めに目をつけられていましたが……。進駐軍にぶっといコネを持っているらしいと。

すみれはさくらと喜代さんの3人で神戸に戻って紀夫を待つことにしています。神戸に戻った3人は貯金をはたいて、坂東の敷地の庭の片隅にバラック小屋を建てています。坂東家の跡地は進駐軍に接収されているようです。

すみれは終戦からずっと紀夫を待ち続け、昭和21年(1946年)2月となっていました。銀行の預金封鎖され、預金に税金が課せられるなどして経済が混乱をしている中、配給もままならず苦しい生活を余儀なくされています。そこへ潔とゆりが隠れてすみれに粉ミルクやパンなどを送り届けてくれています。

さらに、五十八と忠一郎さんがやって来て、議員の地位も会社も有能な部下も無くした五十八はこのまま近江へ引っ込むと言いました。しかし、潔はゆりと2人で必ず坂東営業部を復活させてみせると力強く宣言し、五十八が、坂東家が、野上家が、戦争などに負けたことにはさせないと勇気づけていました。

 

バラックとは? 

バラック(英: barracks)は、本来は駐屯兵のための細長い宿舎のこと[1]。転じて、空地や災害後の焼け跡などに建設される仮設の建築物のこと。

バラック - Wikipedia

バラックのWikipediaによるとこのようになっています。バラック小屋とは仮設住宅の意味で良いかと思います。朝ドラでは、前作の『とと姉ちゃん』にも登場していましたね。戦後、花山伊三次(唐沢寿明)が喫茶店を出していたの場所がバラックだったと思います。

 

 

おわりに

預金封鎖は非常に痛いですね。バラックを建てた後だったことは不幸中の幸いです。

預金を使えなくなった今、潔は闇市で物を売ってお金を作るしかないと言っていますので、とりあえずはそういう流れになろうかと思います。家に売る物が無くなれば、すみれは刺繍や服作りの技術を活かしていくことになるのでしょう。ただ、混乱期の中で可愛らしい刺繍などは売れないでしょうから……?

その辺のエピソードに『マッサン』のヒロイン「エリー」役を演じていた「シャーロット・ケイト・フォックス」さんが絡んできそうです。

大阪の闇市には元締・根本がいました。潔は目をつけられてしまっているので何やら不穏な雰囲気が漂っています。ちなみに根本は「団時朗(だん・じろう)」さんが演じています。

 

dysdis.hatenablog.com