ディスディスブログ

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1日わずか3分間の瞑想で認知症やうつに効果がある「マインドフルネス」の方法がNHK『ガッテン!』で放送されました

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毎週水曜日19:30から放送されているNHKの生活情報番組『ガッテン!』、2016年9月28日の放送は「瞑想」の特集でした。瞑想の読みは「めいそう」です。

 

 

ボケない!脳が若返る「めい想パワー」

www9.nhk.or.jp

 

NHKの生活に役立つ情報番組『ガッテン!』、2016年9月28日の放送は「ボケない!脳が若返る『めい想パワー』SP」として「瞑想」「マインドフルネス」を特集していました。

 

 

3分間マインドフルネスの方法

いきなりですが『ガッテン!』で紹介されていた瞑想法は「マインドフルネス」ですマインドフルネスを番組では「3分間」行っていました。

 

マインドフルネスの準備・姿勢

  • 姿勢は床に座って胡座をかくか、椅子に座ります。背筋を真っ直ぐ伸ばして、背筋の他は楽な体勢になります。
  • 目は軽く瞑るか薄眼を開けます(半眼)。
  • 口は軽く閉じて、舌を上の歯茎の内側につけます。
  • 手は軽く膝の上に置きます。座禅を組むときのように手を組んでも構いません。楽な格好を取ります。
  • 一度、肩を上げた後に“力を抜いて”落として、体から力を抜きます。

 

「マインドフルネス」を行う前の準備です。姿勢を背筋を伸ばす他は楽にし、目を軽くつむる、口は閉じ、手は膝や大腿に置くだけです。肩を上げ下げする動作は、身体から力を抜くための作業で、必須ということではないかと思います。身体から力がぬけていれさえすればOKです。

 

マインドフルネスの方法

マインドフルネスの方法は、上記の姿勢を維持したまま「」だけで静かに呼吸をします。その間自分の呼吸だけに集中します。たったこれだけです。

マインドフルネスをしている最中に寝てしまっても良いらしいです。寝てしまうとマインドフルネスは失敗、ということはないとのことでした。おそらくですけど、たったの3分間で寝てしまうような方は、マインドフルネスをする以前に相当頭も身体も疲れているでしょうから、しっかりと寝た方が良い、ということでしょうね。

番組中にスタジオ出演者全員で実践していて私もスタジオと一緒に行いましたけど、自分の呼吸にだけ集中をすることが非常に難しいです。思考が次から次へと襲ってきます。私は他へ意識が向きそうになるたびに「呼吸に集中」と心のなかで自分に言って聞かせていました。

 

マインドフルネスの注意点

マインドフルネスの注意点は、「急性期」や「重度の精神疾患」をお持ちの方は、専門医と相談の上で行ってください、とのことでした。

急性期とは、病気などの症状が急激に現れる時期のことと思います。

 

 

マインドフルネスとは?

マインドフルネス (英: Mindfulness) とは、日本語では「気づき」を意味する言葉で、アメリカやヨーロッパでは「認知療法」として医療の現場で実践されているそうです。

1980年代に、米国の研究者が開発した認知療法で、慢性疼痛や重度の不安症やうつといった人たちを集めて、上記のような瞑想を8週間毎日行ってもらったそうです。その結果、8週間でストレスや傷みなどに対して効果を発揮したのだそうです。

私たちは1日におよそ18万7000項目のことを考えていると言われています。その内容は、過去に起こったことの後悔と将来の不安がほとんどだそうで、つまり考えていない時間がないということになり、私たちの脳は疲れ果ててしまっています。考えないということは大変に難しいことです。それをマインドフルネスという、日本の座禅などをルーツにした認知療法が米国でマニュアル化されたのだそうです。

番組が言うには、マインドフルネスで「認知症」「物忘れ」「慢性痛」「ストレス」「不安」「うつ」といったことに効果を発揮する、ということでした。

 

 

食べる瞑想

「食べる瞑想」というものもあるそうです。スタジオ出演していた先生は、おにぎり1個を食べるのにおよそ30分かける、と仰っていました。

食べる瞑想の方法は、おにぎりをじっくり観察し、その後一口ずつじっくり味わって食べ、完全に噛み終えたらようやく飲み込み、胃に落ち着き少し重みを感じる様子も一所懸命感じ取る、それだけのようです。

実はこれ、私も瞑想と意図せずに近いことをしていたことがあります。私の場合はおにぎりではなく麦飯でした。麦ってコーヒー豆のように、胚芽の部分でしょうか、縦に線が入っていて窪んでいるじゃないですか。そこに歯を押し当てて麦を割ることが私は大好きで、一粒口に入れては歯で割って、割ったら咀嚼することを、一膳の半分ほどですけど行っていた時期があります。瞑想とかダイエットとか無関係に、ただ麦を割る行為が楽しくて。瞑想のような効果を得られていたかは不明ですけど。

 

 

おわりに

これは、実際にマインドフルネスを3分間行ってみると、3分間があっという間に過ぎていくことを感じます。3分間瞑想をした後には何か脳みそが浮遊しているような不思議な感覚を覚えます。

私は、最初の方は呼吸に集中することを常に意識しているのですが、次第に呼吸のことは意識しつつも、身体の内部に意識が向く感覚になります。脳から始まって、目や耳や鼻や口、喉や首、肩、腕、手、指先、心臓、肺、胃………のように、意識を身体の各パーツに向けていき、それぞれに語りかけるようなことをしています。もっと呼吸だけに集中した方が良いのでしょうか。

番組の終わりには老人ホームで暮している93歳の女性に、番組が瞑想を試してもらっていました。4日間ほど続けてもらった後に、その女性に認知力テストなるテストを受けてもらったところ、4日前よりも成績が1割良くなるという結果が出たそうです。4日間で1割も向上するというは驚く成果です。それ以降も瞑想することが習慣になっていて、「瞑想するようになってから悩みがなくなって、明るくなったって言われる」「自分でもスッキリした感じがする」と仰っていました。とても活動的になりスタッフとの触れ合いも多くなったそうです。

瞑想だけでなく、何か「1つのことに意識を向ける」ことで、瞑想と同じ効果を得ることができるそうです。例えばダーツとか模型作りとかは、行うと瞑想時と同じθ波(シータ波)という脳波が出るそうです。何かに没頭すること、集中することが重要みたいです。面白いですね。

 

dysdis.hatenablog.com

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