ディスディスブログ

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「心臓マッサージ」の理想のリズムはプリンセスプリンセスの「DIAMONDS」でした - NHK『ガッテン!』

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毎週水曜日19:30から放送されているNHKの生活情報番組『ガッテン!』、2016年9月21日の放送は「心臓マッサージ」の特集でした。

 

 

大発見!家族を救う魔法の呪文

www9.nhk.or.jp

 

NHKの生活に役立つ情報番組『ガッテン!』、2016年9月21日の放送は「大発見!家族を救う魔法の呪文」として「心臓マッサージ(胸骨圧迫)」を特集していました。

突然死をする人は年間10万人いるそうです。突然死の原因のおよそ6割が心臓の異変とのこと。

心肺停止はどういった場所で起こっているかの調査が番組で紹介されていました。約70%が自宅で発生しているのだそうです。出先で発生する確率は4/1ほどにすぎず、3/4ほどの確率で自宅で発生します。自分だけでなく家族に心筋梗塞が発生する場面に遭遇する事態も大いに有り得るということです。

もし、家族が自分の目の前で突然に倒れたとき、皆さんはすぐさま行動に移せますか? まず始めに何をすれば良いかわかりますか? 心臓マッサージを正しく行えますか?

私がその状況に遭遇したら、自分が他人の生死に大きく関わることに恐怖を覚えると思います。正しい行動の手順や正しい心臓マッサージの方法を知っていても、行動に移せる自信がありません。でも、やらければならないのだなと今回の『ガッテン!』を観て強く感じました。

倒れた人が「呼吸をしていなければ」即、私たちができる最も大切な救命方法である「心臓マッサージ」を始めてください!!ということでした。

でも、心臓マッサージの前にまず始め行うことがありますね、そう、それは「救急を呼ぶこと」です。119番をした後に、即座に心臓マッサージに取り掛かりましょう。

家の外で駅やデパート、公共の施設が近くにある場合は、周囲の人に声をかけて「AED(自動体外式除細動器)」を持ってきてもらうことも重要です。AEDで電気ショックを与えた後は、救急隊員が現場に到着するまで再び心臓マッサージを続けます。

とにかく「コール&プッシュ」だそうです。コールは救急への電話、プッシュは心臓マッサージのことです。CALL 119, PUSH HARD & FAST !!です。

人工呼吸に関しては、今はしなくて良いということになっているそうです。人工呼吸よりも「心臓マッサージを最優先」に行って欲しいということを言っていました。心臓マッサージをすることで生存率は2倍に上昇するとか仰っていましたね。

 

 

心臓マッサージの目的は?

「心臓マッサージ」とは何を目的に行われるのか、わかりますか? 番組でも、スタジオゲストのHKT48チームHの指原莉乃さんや、俳優の高橋英樹さん、俳優の渡辺えりさんが同様の質問を受けていました。VTRで一般の方々にも聞き取りをしていました。

多くの方は「停止した心臓を蘇らせる」と回答していたようです。中には肺を動かすという方もいらっしゃいましたが……。しかし、どれも正解はなかったようです。

心臓マッサージは、動かなくなった心臓の代わりに脳などの重要な臓器への血流を維持するために行われます。つまり心臓のドクンドクンという動きを心臓マッサージでしてあげ、血液を脳などの臓器に送り届けている、ということです。

心臓マッサージを行うことで患者の予後が変わってくる重要な手技となっている、と救急隊員の方が言っていました。

いやぁ、私も心臓を再び動かすためだと思っていました……心臓の働きを代わりにするための行為だとは全く知らなかったです。

 

 

「DIAMONDS」のリズムで心臓マッサージ

心臓マッサージを行うときに理想とされるリズムがあるようです。それは「1分間に100-120回」と言われています。

その理想的なリズムで心臓マッサージを行うために適した曲があるそうです。番組に登場していた医師が発見したのはプリンセスプリンセス (PRINCESS PRINCESS) の「DIAMONDS(ダイアモンド)」です。懐かしいですねぇ、プリプリ。

「DIAMONDS」は理想的な心臓マッサージのリズムとピッタリ合うのだそう。しかも、この曲は「裏打ちのリズム」までハッキリと聴き取れます。

心臓マッサージでは、胸を強く「押す(プッシュ)」動作だけでなく、「引く(プル)」動作も非常に重要なのだそうです。

身体中の臓器に血液を送るためには心臓から血液が強く押し出されなければなりません。ポンプの容量でしっかりと手を引いて心臓に血液を溜めてから強く押し出してやらなければ、血液が心臓にない状態でいくら強く押しても大した血流は発生しません。

ですから、裏打ちのリズムのときにしっかりと腕を引いて心臓に血液を溜める動作が必要となり、裏打ちのリズムがハッキリとわかる「DIAMONDS」が適切だった、ということでした。そして表のリズムのときに胸をしっかりと押してあげます。ズ(↓)チャ(↑)ズ(↓)チャ(↑)ズ(↓)チャ(↑)ズ(↓)チャ(↑)……と。

「DIAMONDS」のリズムは112回/分です。その他にも、朝ドラ『あさが来た』のテーマソングだったAKB48の「365日の紙飛行機」や、橋幸夫さんと吉永小百合さんのデュエット曲「いつでも夢を」でも良いそうです。

 

 

心臓マッサージの方法

それでは心臓マッサージの方法です。胸骨圧迫です。

まずは練習のために、身の回りにある物で練習用人体の代わりを用意します。2リットルの「ペットボトル」か「座布団」があると良いそうです。

ペットボトルは、2リットルの空の容器を用意し、蓋を締めます。練習中ペットボトルが割れると危険ですから周りをタオルで巻き、人体の胸の高さに近づけるために下に辞書などを置きます。座布団の場合は4枚重ねで、一番上の座布団を二つ折りにすると行い易いそうです。

心臓マッサージ(胸骨圧迫)の方法に移りますと、行う場所は「胸の真ん中」、そこに「手の付け根」を置き両手を重ねます。肘(ひじ)は真っ直ぐにし、肩と肘と手の付け根が真っ直ぐ(垂直に?)に胸を押すようにします。押す深さは「およそ5cm」。あとは「DIAMONDS」のリズムに合わせて押し引きを繰り返すだけです。

 

 

迷ったら押す!!

先生曰く「迷ったら押す」だそうです。心臓マッサージをして良いかどうか迷ったら、胸を押しましょう、ということ。遅れれば遅れるほど助かる可能性は低くなります。

 

 

おわりに

まさかの「DIAMONDS」でした。懐かしすぎます。『ガッテン!』の中でも曲が流れていましたが、確かに裏打ちのリズムがハッキリと聴こえる曲だったので、裏を取りやすかったです。

私は以前に一度だけ心臓マッサージの講習を受けたことがあります。一応やり方は知っていましたけど、緊急の事態に遭遇したことは一度もありません。そういう場面に遭遇したら「DIAMONDS」を思い出せるかどうか不安なので、定期的に心臓マッサージのトレーニングをしておいた方が良さそうだなと感じました。

それと先生は自分の周りの人にも、今回学んだことを教えてあげて欲しい、と仰っていました。というのは、自分が心筋梗塞で倒れる立場になる可能性だってあるからです。家族や友人が知っていれば自分が生命の危機から脱せられる可能性が高まりますから。このことはとても重要だと感じました。

 

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