ディスディスブログ

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便秘対策の決定版は「うつ伏せゴロゴロ寝運動」です。大ぜん動運動を起こしてガスを抜きます - NHK『ガッテン!』

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毎週水曜日19:30から放送されているNHKの生活情報番組『ガッテン!』、2016年9月14日の放送は「便秘」の特集でした。

 

 

新事実!「便秘」の解消法

www9.nhk.or.jp

 

NHKの生活に役立つ情報番組『ガッテン!』、2016年9月14日の放送は「新事実!便秘の解消法」として「便秘」を特集していました。便秘に関しては、『ガッテン!』の前身である『ためしてガッテン!』でも何度か紹介されていたと思います。今回は新事実がわかったということで報告がありました。

人類が長い間戦ってきたあの問題に終止符が打たれる!と何とも大袈裟な寝レーションで始まっていた今回の放送は、便秘の解消法です。

便秘というと男性より女性が苦しんでいるイメージがあります。一般的な便秘対策としては、「食物繊維」や「ヨーグルト」を食べること、もっと直接的な対策としては「便秘薬」を飲むことがあろうかと思います。しかし、これらの対策を取っても便秘が一向に改善されないと悩んでいる方はたくさんいらっしゃるようです。

ところが、今回紹介された便秘の解消法はおよそ8割の人が効果があった、と報告がある便秘を根本から解消する可能性のある対策なのだそう。8割は相当に高いですね。

新しい便秘対策の狙いは「大ぜん動(だいぜんどう)」と呼ばれる大腸の動きをさせることによって、活き活きと動く大腸を取り戻そうという対策案でした。「大ぜん動」は健康な大腸にある働きで、便を通常の200倍のスピードで動かすのだそうです。200倍!

そのためにはある運動をする必要があり、その運動とはわずか数分あるポーズをするだけで良くて、それだけで便秘解消に非常に大きな効果があることがわかった、という報告が今回なされました。

 

 

便秘の原因はガス?

そもそも便秘の原因は何なのかというと、大腸に溜まった「ガス」なのだそうです。大腸のガスが前述の腸の大ぜん動を止めてしまう犯人だと言っていました。

大腸のガスは口から入るもの以外に、腸内細菌が食物を分解する際にも発生するそうで、腸内細菌が生み出す水素やメタン、特にメタンガスには大腸の動きを遅くさせる働きがある、ということでした。

便秘になると、腸内細菌が腸内の内容物や便に触れている時間が多くなり、余計にガスを発生させてしまい、お腹が張ってくる、ぜん動運動が起きない、余計に便秘になる……という悪循環が生まれてしまうと、スタジオに出演していた先生は仰っていました。

 

 

便秘解消決定版「うつ伏せゴロゴロ寝運動」

大腸の「大ぜん動」を促してあげることで便秘は解消されることがわかりました。では「大ぜん動」を促す方法とは何か、それは「うつ伏せゴロゴロ寝運動」です。

うつ伏せゴロゴロ寝? 何だそれは? となろうかと思います。この「うつ伏せゴロゴロ寝運動」の方法は、毎日、夜寝る前にうつ伏せになってごろ寝するだけなのです。とても簡単ですね。

 

  1. 夜寝る前に「うつ伏せ」の体勢になり10分間動かずにじっとします。
  2. うつ伏せ中はおヘソ辺りに二つ折りにした座布団や枕やクッションを敷くとより高い効果を期待できます。
  3. 10分経ったら、身体を左右に転がすように傾ける動きを5往復行います。

 

具体的な方法はこれだけです。とても簡単。うつ伏せになると腸の出口になる「直腸」が上を向いた状態になり、そうすると腸内に溜まったガスは軽いため、上へ上へ(出口の方へ)と向かいやすくなるのだそうです。左右にゴロゴロ動かす理由は腸内のガスを動かしてあげるためです。

うつ伏せゴロゴロ寝を行う場所は、フローリングといったできるだけ「硬い場所」が良いとのことですけど、カーペットなどで運動をしても効果はあるとのこと。

運動を行う時間は「夜」が好ましいです。というのも大ぜん動運動は夜寝ているときに起こりますから、寝る前に運動を行うことによってガスを出やすい状況を作ってあげると良いそうです。夜中に大ぜん動運動が起これば、ほぼ毎朝便が出るようになるのだとか。

番組でも便秘に悩む女性4人がこの「うつ伏せゴロゴロ寝運動」をしていました。結果は4人が4人とも良い効果がありました。ほぼ毎朝便が出るようになったり、便の量が増えたり、2週間で3kgも体重が減ったり、便秘の期間が短くなったり、個人差こそあれ改善方向に向かっているようでした。体重が減ったという報告は運動だけの効果なのでしょうか?

注意点としては、高齢者や体の不自由な方は決して無理はしてはいけないということです。まず初めに布団の上で行うなど無理のない範囲で試してみてください。また、食後2,3時間は消化のための大事な時間になりますから、食後数時間経ってから行うようにしましょう。

 

 

おわりに

「『の』の字マッサージ」といって、大腸の形に合わせて、上からお腹を刺激するマッサージがあります。それも効果が期待できるそうなので併せて行うと良いかもしれません。

便秘対策として有名な食物繊維の摂取は、場合によってはかえって便秘を悪化させてしまうことがあるとのことなので、便が出るようになってから摂取すると良いそうです。まずは消化吸収の良いうどんやお粥などを食べた方が良いみたいですね。

この食物繊維はかえって良くない場合があるよということは、『ためしてガッテン!』時代に報告されていたことだったと思います。

私は便秘に苦しんでいた時期があったのですが、ここ数年はほとんどなくなりました。食事も運動も特には変えていなかったのですが、思い返すとうつ伏せになる機会を増やしていました。身体の調子が良くないときに、うつ伏せになると少し楽になることを発見して、それ以来うつ伏せの姿勢になる習慣がついていました。因果関係の程はわかりませんけど、偶然にも今回紹介された運動をしていたのかもしれません。

 

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