ディスディスブログ

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翔が駄目な子すぎてかえって須和のイケメンっぷりが際立ちます - アニメ『orange』11話の感想

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毎週月曜日00:00(日曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『orange(オレンジ)』が放送されています。

 

orange-anime.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年9月12日の放送は第11話です。サブタイトルのない作品のようです。

 

 

イントロダクション

高校2年生の春、菜穂に届いた「手紙」。その差出人は、10年後の自分だった。初めはイタズラかと思ったが、書かれていることが次々と現実に起こり、「手紙」がこれから起こることを綴っていると知る。転校生の翔を好きになること。そして、17歳の冬に翔が亡くなってしまうこと。翔を失った<26歳の菜穂>の後悔と願いを知った<16歳の菜穂>ができることとは?

 

このようなイントロダクションです。

 

 

LETTER 11(11話)

11話はいよいよクライマックスに突入しようかというところでしょうか。時間は12月の下旬へと進んでいて、年末のクリスマスイブや大晦日の大きなイベントがやって来ました。

前回までは体育祭が行われ、ヒロインの「高宮菜穂(たかみや・なほ)」と転校生の「成瀬翔(なるせ・かける)」の気持ちはお互いに伝わっていて、その距離もどんどん縮まっています。付き合うまであと一歩、というか既に付き合っているようなものです。やることをやってないくらい。上田先輩など、そもそも存在していなかったかのようです。

今回はクリスマスイブを一緒に過ごそうとしましたけど、翔がやって来ず、その後の大晦日の「二年参り」(初詣のようなものだと言っていました)中に、菜穂の翔を元気づけようとして言った言葉で翔が怒らせてしまいました。

どうやらクリスマスイブのときに翔が来られなかったのは、お祖母ちゃんが体調を崩したためで、翔はお祖母ちゃんと一緒に病院へ行っていたのだそう。

二年参りのときは、菜穂と翔の2人で仲間の「村坂あずさ(むらさか・あずさ)」と「茅野貴子(ちの・たかこ)」と「萩田朔(はぎた・さく)」のためにジュースを買いに行き、「お祖母ちゃんがいなくなったら自分は一人になる」と言った翔に対して、菜穂は「今は辛いことは忘れて楽しもう」と励ましたことに、翔が怒ってしまっていました。

翔は「菜穂に何がわかるの?」と言い、さらに菜穂に「もう話したくない」とか「近寄らないで」とか言っていたでしょうか。自らの腕をつかむ菜穂の手を振りほどき、一人で家に帰り、仲直りをするためかけてくれている菜穂の電話が鬱陶しかったらしく、スマホを地面に叩きつけて液晶を割っていました。そんなにムカついたのでですか……という。

翔が怒った菜穂の言葉は、おそらく「忘れて」の部分ですね。自分のせいで亡くなったと強く深い自責の念に駆られている翔は、未だ母親のタヒの衝撃から立ち直っていません。むしろ忘れてはいけないと感じているはずの翔に対して、「忘れて楽しもう」などと言ってしまうことは、母親が自数したことと翔がそれを自分のせいだと感じていることをわかっている菜穂が言ってしまう、というのは確かに菜穂が少々無神経だったかもしれません。

ただねぇ……翔に余裕がないとはいえ、菜穂たちは自分を励ますために寄り添ってくれているし、言ってくれていることこともわかるはずですから……さすがにキレるのはないわぁと思います。手を振りほどくのも怒って帰ることもまだ良いとしても、携帯を地面に叩きつけることはやり過ぎ感があります。

 

 

須和が格好良すぎる

10年後の未来では菜穂と結婚をしている、仲間の一人「須和弘人(すわ・ひろと)」は今回も超絶イケメンっぷりを披露していました。

10年後の未来では、翔の死後に自分が菜穂と付き合い、結婚をしています。子供もいます。

貴子に届いた10年後からの手紙には、二年参りには須和も来ていてそこで須和が菜穂に告白をすると書かれていたそうです。でも11話の須和は二年参りには行かないと宣言しています。翔を自数の未来から救うことを誓っている須和は、自分が大好きな菜穂と一緒になる未来を捨ててまで、その誓いを守ろうとしているんですね。

貴子たちはそれを反対しています。二年参りに行くことを拒否することで、須和と菜穂の未来には少なからず影響が出ますから、あずさにしても萩田にしても、翔のことも大切ですけど須和のことも大切なのです。

須和は皆と一緒に二年参りには来ませんでした。でも神社にはやって来て喧嘩をしてしまい取り残された菜穂のところへは駆けつけています。その上で、須和はやはり菜穂に告白しませんでした。泣きながら「翔に嫌われたかも」と言う菜穂の肩や頭にそっと触れ(抱き締めず)、「そのときは俺がまた翔を菜穂のところまで連れてくるから」「お前らが離れないように見守っててやるから」と励まします。

そうして菜穂を勇気づけ、仲直りをさせて翔を神社に呼び戻させるため、菜穂を翔のところへと向かわせていました……自分の幸せより、自分が惚れた女の幸せを優先させる、何たるイケメン。

 

 

おわりに

「翔めんどくせぇ!」「須和の方がいい男じゃん!」

11話を観ていた視聴者の多くの方がこのように思っていたことでしょう。私も同じです。さすがに面倒臭すぎますよね……フラグがそこかしこに転がっていますから、もはや攻略本を手放せないレベルです。一つも選択肢を間違えられませんもの……無理ゲーすぎます。

 

 

アニメ『orange』は残り2話のようです。次回前半で菜穂と翔は仲直りをし、次回の後半でいよいよバレンタインデーへと向かうのでしょう。

今回気になった言葉は「二年参り」です。確か漫画『めぞん一刻』でも「二年参り」の言葉が出てきていました。私の住む地域ではまず使われない言葉で、『めぞん一刻』で初めて知った思い出があります。

基本的には両者は同じものと考えて良いのでしょうか。多分ですけど、二年参りというくらいですから、年をまたいでお参りをすること、あるいは大晦日にお参りして年が明けたら同じ神社なりへもう一度お参りすること、を示している言葉でしょう。

 

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