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常子と星野との悲しい別れ…青葉役の白鳥玉季ちゃんも見納めでしょうか? - 朝ドラ『とと姉ちゃん』136話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年9月8日放送の136話で小橋常子が星野武蔵から転勤の話を聞かされていました。

 

 

星野の転勤と一家の引っ越し

www.nhk.or.jp

 

ヒロイン「小橋常子(高畑充希)」は前々回の134話で、「星野武蔵(坂口健太郎)」とキスをしていて、これまでよりもう一段階ステージが上がったように見えました。

ところが、常子と星野が結婚をするのかと思われた矢先に、星野が務める医薬品を扱う『光和医薬品社』の上司から名古屋への転勤の辞令を受けます。まさに辞令は突然に……ですけど、これは2年前に星野が実家の近くにある部署への異動願を出していて、それが今になって認められた、認められてしまったものでした。

届けを出してから履行されるまで2年も年月がかかっているなら、その間に面談をするなり確認を取るなりすることが筋と思いますけど、光和医薬品社はそういう常識は通用しないようです。 星野としても、自分から願い出た異動を拒絶すれば、それはクビを意味するかもしれないですから、小学生の子供が2人もいる手前、簡単には断れないでしょう。

それと同時に、星野の子供の大樹(荒井雄斗)くんが、電気釜の蓋で脚に大きな火傷を負った過去があり、そのときの火傷痕が今も脚にくっきり残っていることで、学校のクラスメイトに気持ち悪がられているそうです。大樹くんは気持ち悪いと言われていることを気にして、家では半ズボンで、学校では長ズボンで生活をしています。

名古屋では、東京で働くよりも給料は下がるものの残業などは減るため、子供と一緒にいられる時間が多く確保でき、子供との時間を大切にしたい星野には必要な転勤です。しかし、それは常子と再会する前の話で、今はキスをする仲、もっと進んでいるかもしれませんけど、にまで発展をしていますから、『あなたの暮し出版』社の社長である常子を名古屋へ連れていけるはずもなく……。

136話、森田宗吉(ピエール瀧)と照代(平岩紙)が経営している『キッチン森田屋』にて、星野は常子に名古屋への転勤が決まったことを話しました。辞令を断ることも考えていたようですけど受けることにしたと。

転勤の辞令を受けることにした決め手は、前述した大樹くんの火傷痕です。星野は、大樹くんが火傷痕のことでいじめられていることと、大樹くんから送られていたであろう助けを求めるシグナルに気づいてやれなかったことを強く悔いています。「親としての責任」を果たしていなかった。

「親子の絆は自然と出来上がるものではなく、作り上げていくものなのだと実感しました」と考えるようになったようです。親子の絆を作り上げるために、就業時間が今より減る名古屋への転勤は必然であったのでしょう。

嫌らしいことを言えば、子供のことを理由に持ちだされては常子は受け入れざるを得ないですよね、もちろん常子は私のような嫌らしいことは考えていないでしょう。

常子に相談をすることなく転勤を決めたことを許して欲しいと言う星野に対して、常子は「親子の絆を作り上げることはとても大切なことだと思います。お子さんのことを真剣に考える人だからこそ、私は星野さんのことを好きになったんです」と転勤を認めるといいますか、星野と別れることを受け入れる返事をしています。

後日、星野一家が名古屋へ引っ越しをする日がやって来ました。常子は星野の家の前までやって来て、星野を見送りました。星野とも、大樹くんとも、青葉(白鳥玉季)ちゃんとも、これでお別れです。

別れのときは、常子は星野と大樹くんと青葉ちゃんに対して終始笑顔でした。しかし、3人が自分を離れて歩き始めて通りの角を曲がった後には、頬に涙が流れていました……。哀しくない訳がないです。

 

 

ちとせ製作所の田中社長が『あなたの暮し出版』に来社

星野から別れ話をされて大いにへこんでいる常子に、ある訪問者が訪れました。以前、「あなたの暮し」の目玉企画「商品試験」にて、自社のトースターを酷評された『ちとせ製作所』の社長である「田中利一(螢雪次朗)」です。

一時は倒産しかかった『ちとせ製作所』ですけど、「商品試験」の結果を受けて自社製品の悪いところを徹底的に改善して再び販売したところ、それが評判を呼び凄い勢いで売れているのだそうです。取っ手が大きくなって使いやすくなっていて、性能も段違いに上がっていると言っていました。

「色々とあったけど、あんたたちには感謝している」と田中社長が感謝を述べてくれたことで、常子たちは商品試験の企画を続けてきた意義のようなものを感じ取っていたようでした。

 

 

おわりに

悲しい別れでしたね。星野の言わんとしていることはわかりますけど、子供があれだけ懐いている女性は他にいないのですから、結果は同じであっても星野にはせめて一緒に名古屋に行ってくれないかと言って欲しかったです。仕事が忙しい常子を悩ませたくなかったのでしょうけれども。

星野は親子関係を作り上げると言っていましたよね。子供2人にとって常子は既に母親のような存在だったはずで、星野が今後、成長していく大樹くんと青葉ちゃんとの親子の関係を作り上げるためには、女性の力、母親の力が必要になることだって少なくないのではないかと思うのです。

常子にしても少々聞き分けが良すぎるように感じます。年齢とか関係なくもっとワガママになってもいいのではと、感情を露わにすることがあってもいいのではないかと思いながら観ていました。

それと、青葉ちゃんを演じる白鳥玉季ちゃんを見られなくなるのは悲しいですね。演技にあざとさがあまり感じられず、とても可愛らしかったです。名子役と思いますので、名前を忘れずにいたいです。

 

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