ディスディスブログ

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MotoGP 2016第11戦チェコGPで子供が生まれたばかりのカル・クラッチロウが最高峰クラス初優勝!ハードタイヤの選択が鍵でした

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FIM ロードレース世界選手権2016は、2016年8月21日に第11戦、Automotodrom Brno(アウトモトドローム・ブルノ)での「HJC HELMETS GRAND PRIX ČESKÉ REPUBLIKY(チェコGP)」の決勝レースが行われました。

 

http://www.motogp.com/ja/ 

 

 

2016年第11戦チェコGPはカル・クラッチロウが初優勝 

f1-gate.com

 

 

最高峰のMotoGPクラスでは、ウェットコンディションの中、10番手からスタートしたLCR HONDA(ホンダ)のCal Crutchlow(カル・クラッチロウ、英国)が、レース中盤以降、見る見る間に順位を上げていき、自身、最高峰クラス初の優勝を果たしました。参戦6年目、通算98戦目での初優勝だそうです。また、英国人ライダーの最高峰クラス優勝はBarry Sheene(バリー・シーン)以来35年ぶりの出来事だそう。

2位にはYAMAHA(ヤマハ)のValentino Rossi(ヴァレンティーノ・ロッシ、イタリア)が、3位にはHONDA(ホンダ)のMarc Márquez(マルク・マルケス、スペイン)が入りました。4位にはDUCATI(ドゥカティ)のサテライトのLoris Baz(ロリス・バズ、フランス)が入っていました。

前戦優勝したDUCATI(ドゥカティ)のAndrea Iannone(アンドレア・イアンノーネ、イタリア)は序盤こそ好調でしたが徐々に順位を下げて最終的には8位フィニッシュ、今シーズン元気のないHONDAのDani Pedroza(ダニ・ペドロサ、スペイン)は12位、雨のレースや路面がウェットだと途端におとなしくなってしまうYAMAHAのJorge Lorenzo(ホルヘ・ロレンソ、スペイン)は2度もマシンをチェンジしていて1周遅れの17位、前戦Iannoneと共にDUCATIの1-2フィニッシュに貢献したAndrea Dovizioso(アンドレア・ドヴィツィオーゾ、イタリア)はマシントラブルでリタイアしています。

 

 

クラッチロウの優勝はタイヤチョイスが鍵

いやぁ、驚きましたね。Crutchlowが優勝することは全く予想できなかったです。

今シーズンは前戦第10戦Red Bull Ring(ザクセンリンク)でのオーストリアGPではAndrea Iannoneが、Crutchlowと同じくHONDA(ホンダ)のサテライトチームから出場しているJack Miller(ジャック・ミラー、オーストラリア)も第8戦オランダGPでMotoGPクラス初優勝を飾っていますので、やはり戦力差は前年までより縮まっている印象です。

今回のチェコGPではタイヤチョイスが大きくレースを左右したようでした。優勝したCrutchlowにしてはフロント・リアともにハードコンパウンド(固め)のレインタイヤをチョイスしていたそうです。2位のRossiはフロントがソフトコンパウンド(柔らかめ)でリアがハード、4位のBazもハードだそう。

逆にフロント・リアともにソフトのレインタイヤをチョイスしていたIannoneたちは後半ずるずると順位を落としてしまいました。レース後のIannoneのバイクのフロントタイヤはボロボロで中心が大きく削れ落ちていました。もはやバンク寸前だったのではないでしょうか。

これはレースがフルウェットのコンディションでスタートしたものの、レースの中盤以降、レコードラインを始め路面がどんどんと乾き始めたことで、固めのタイヤをチョイスしていたライダーが後半になるにつれて威力を発揮しました。と言いますか、ソフトタイヤの消耗がハードよりずっと早かったため、相対的にハードの方が速く走れたということかと思います。

Márquezは両方ともソフトだったそうですけど、それでも3位に入ったのですから、やはり彼は凄いと言えるかもしれません。

 

 

おわりに

ポイントランキングはMarc Márquezが197ポイントで首位、Valentino Rossiが144ポイントで2位に浮上、Jorge Lorenzoが138ポイントで3位に落ちました。1位と2位の差が53ポイントです。

 

f1-gate.com

 

Crutchlowは好きなライダーなので優勝は嬉しかったです。優勝インタビューでは、3週間前にお子さんが生まれたそうで、それよりは嬉しくなかった的なことを言っていました。正直。もちろん最高峰クラス優勝は嬉しかったようですけど。タイヤについては皆が選んでいないコンパウンドを選んだと言っていましたか。雨のレースはそういうギャンブルが当たることがあるので中位下位のライダーでもチャンスはあると示してくれました。

 

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