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手紙の内容と現実に齟齬が生じています。パラレルワールドなのでしょうか? - アニメ『orange』8話の感想

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毎週月曜日00:00(日曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『orange(オレンジ)』が放送されています。

 

orange-anime.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年8月22日の放送は第8話です。サブタイトルのない作品のようです。

 

 

イントロダクション

高校2年生の春、菜穂に届いた「手紙」。その差出人は、10年後の自分だった。初めはイタズラかと思ったが、書かれていることが次々と現実に起こり、「手紙」がこれから起こることを綴っていると知る。転校生の翔を好きになること。そして、17歳の冬に翔が亡くなってしまうこと。翔を失った<26歳の菜穂>の後悔と願いを知った<16歳の菜穂>ができることとは?

 

このようなイントロダクションです。

 

 

LETTER 8(8話)

8話は、ヒロインの「高宮菜穂(たかみや・なほ)」と彼女の仲間の「須和弘人(すわ・ひろと)」と「村坂あずさ(むらさか・あずさ)」、「茅野貴子(ちの・たかこ)」、「萩田朔(はぎた・さく)」の全員にも10年後の未来から手紙が届いていたことが明らかになりました。

体育の授業で100m走のタイムを計り、その結果を受けて体育祭のリレー競技のメンバーが教師から発表されました。最も速かった転校生の高校2年生「成瀬翔(なるせ・かける)」がメンバーに選ばれ、しかもアンカーに抜擢されています。

菜穂は、自分に届いた未来の自分からの手紙には翔にリレーの選手を止めさせるように書かれていることから、何とかして止めさせようとしています。手紙には「でも体育祭の日、リレーで先頭を走っていた翔は中盤、足をくじいて転倒してしまい、結果はビリになってしまう。翔は自分のせいだと責任を感じていた」と書かれていました。

須和にも未来の自分から手紙が届いていることがわかっていて、須和の手紙にも同様のことが書かれていたようです。当初は須和が翔の代わりにリレーのアンカーを走ることを提案していましたが、最終的に彼らが取った行動は、須和もあずさも貴子も菜穂も萩田も一緒にリレーを走ることでした。他にリレーのメンバーに選ばれた生徒は皆、快く譲ってくれたみたいですが……本当はリレーを楽しみにしていた生徒もいたと思うのですけど彼らの気持ちはどうなるのか……少々気になりました。そういう生徒が一人もいなかったのならそれで良いですけどね。

翔は元々、リレーに選ばれてクラスの皆から必要とされていることに喜びを感じているようです。さらに菜穂たちが立候補してくれたことがより嬉しかったようです。それ以降、菜穂は手紙を封印しています。手紙の指示が必ずしも正しいとは限らない、そときそのときで正しいと思った道を選んでいけば良い、と感じるようになっているからです。

その前にも、翔は部活中に倒れて保健室へ運ばれた事がありました。これは手紙には書かれていないことです。菜穂と須和はそれは須和がサッカー部に誘ったからだと考えています。手紙には翔はサッカー部には仮入部だけで正式には入らなかったと書かれていたと思いますが、本入部へと道を変えたことで未来も少しずつ変わっているのだろうということでした。その他にも、前回のように翔と菜穂がお互いの気持ちを伝えたこともありますから、手紙に書かれていた未来とは大きく異る道筋を通る可能性は少なからずありそうです。既に手紙の内容とは異なる道筋を描いていることから、必ずしも手紙に書かれた選択肢が正しいとは限らないのでは、と菜穂たちは考えるようになっています。それはおそらく正しい判断でしょう。

8話の最後、屋上で翔以外の全員が集まって、菜穂から未来の自分から手紙が届いていること、翔を救いたいことを打ち明けました。だから皆にも協力してもらいたいとお願いします。すると、あずさや貴子は「もちろん」「やっとうちらに頼ってくれたね」と快諾してくれ、さらに「見せたい物があるの」と言い出して2人は菜穂に自分にも未来から手紙が届いていることを明かしました。萩田もです。

 

 

おわりに

手紙が届いてから、手紙に書かれた翔に関する様々なフラグを回避していくうちに、手紙の内容とは違う出来事が次々と起こっています。それなら未来も変わっているのかと思いきや、手紙の内容は変わっていません。

これは何を意味するのかというと、手紙を書いた菜穂たちと手紙を受け取った菜穂たちの世界は同一の時間軸にはいないということです。つまりパラレルワールドにいるのだと思われます。平行世界。

ということは、こちらの世界の菜穂たちがどんなに頑張って動いても、手紙の世界の翔は自数する運命にあるということをも意味していることになるでしょう。さすがに平行世界の人間までは救うことはできないと思いますので。

あずさたちに手紙が届いたのは、菜穂と同じタイミングなのでしょうか? 同じタイミングに届いたのなら翔が転校した日の放課後に彼を誘わないことを選びそうですけど……須和にも言えることですが、やはり菜穂と同じく手紙の内容を信じられなかったのかも知れないですね。

翔が自数したのは翌年の2月15日です。今回は10月だったと思いますからまだまだ時間はあります。あとどれくらいフラグが隠されているのか……怖いです。

 

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