ディスディスブログ

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「オシャレおばちゃま」と星野が『キッチン森田屋』で昔話に花を咲かせる。星野は医薬品を扱う会社に努めています - 朝ドラ『とと姉ちゃん』118話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年8月18日放送の118話では星野が森田屋と再会していました。

 

 

石けんの商品試験の行方

www.nhk.or.jp

 

115話から昭和30年に入っています。ヒロインの小橋常子(高畑充希)たち「あなたの暮し出版」は』社は、世の中に多く出回っている商品を試験し、雑誌上で読者に対して商品の良い所と悪い所を伝えてはどうかと新たな企画を始めることになります。商品試験第1回は「石けん」です。

石けんの成分については自分たちでは調べられないため、民間の検査機関『新日生化学研究所』に委託しましたが、1ヶ月後検査結果を持ってきた担当の岸野英隆から、石けんのメーカー名を隠すように懇願されてしまいます。というのも、検査結果が一番良くなかった『麗風堂(れいふうどう)』と研究所とは懇意にしているそうで、顔に泥を塗る訳にはいかないということでした。

編集長の花山伊三次(唐沢寿明)は苦渋の決断を下し、社名を伏せて「イロハニホヘト」といろは順で社名を表すことにし、雑誌を発刊することにしています。それを受けて、花山と常子、三女の美子(杉咲花)、水田正平(伊藤淳史)ら幹部(?)はこういうことが二度と起こらないよう、試験は全て自分たちで行うことを決断しました。外部には一切頼らない。

そのためには今よりもっと大きな場所を確保しなければならず、『あなたの暮し出版』社の入っているビルの1階も借りることにしています。水田は常子たちがそういうだろうと見越していて予め確保に動いていたようです。

 

 

「オシャレおばちゃま」と森田屋

前回117話で15年ぶりに再開した常子と星野武蔵(坂口健太郎)は118話でも会っていました。星野の子供は大樹(荒井雄斗)と青葉(白鳥玉季)がいますけど、青葉ちゃんの余所行きの洋服が汚れていて、汚れがどうしても落ちないため新調しようということになりました。

星野はどのような洋服が女の子にとって可愛らしいものかがわからずに困っていると、青葉ちゃんから「オシャレおばちゃま」みたいなお洋服が良いと言われたことで、星野は大樹くんと青葉ちゃんを連れて『あなたの暮し出版』社へと訪れることにしました。どこに女の子の可愛らしい洋服が売られているかわからない星野は常子を頼ってのことです。

星野が常子に小橋のご家族や深川の皆は元気かを聞いてくるので、常子は星野たちを『キッチン森田屋』へ連れて行きます。そこには森田宗吉(ピエール瀧)と照代(平岩紙)夫妻、美子、美子の交際相手の従業員・南大昭(上杉柊平)がいて、星野と初めて会う南以外は彼との再会を大いに喜んでいました。

星野は皆から質問を受けて現在の状況を始め、深川を発ってからの足跡を語っていました。星野は戦争に駆り出されて南方のスマトラ島に行き、本部で書類仕事をしていたそうです。復員したのは昭和21年12月のことで、大学に戻ろうとしましたが研究室は既に別の人を雇っていたため居場所がなく、学生時代に世話になった教授から紹介を受けて医薬品を扱う会社に就職し、そこで妻と出会って結婚をしたということでした。奥様は今から4年前に亡くなっているとも言っていましたね。

 

 

おわりに

商品試験に関しては予想通りな展開でした。強引に会社名を載せてしまったら、検査を委託した研究所を潰すことにもなりかねませんからね。研究所は何も悪いことをしていないのに潰れてしまうなんてことになったら、と思うと流石に要望を受け入れざるを得ないでしょう。

今後は自社で全ての検査ができるような体制作りが急務で、商品選びも慎重にしなければならなそうです。前回の記事にも少し書いたと思いますが、「あなたの暮し」のモデルになった「暮しの手帖」ではトースターのテストをしていて、トーストを43,000枚以上も焼いて焼き加減や耐久性などを調べていたようです。4万枚も……焼いた後、全て食べたのでしょうか? スタッフがおいしくいただきました的な。

 

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