ディスディスブログ

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MotoGP 2016第10戦オーストリアGPでイアンノーネが最高峰クラス初優勝!ドヴィツィオーゾも2位に入ってドゥカティ1-2フィニッシュです

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FIM ロードレース世界選手権2016は、2016年8月14日に第10戦、Red Bull Ring(ザクセンリンク)での「NEROGIARDINI MOTORRAD GRAND PRIX VON ÖSTERREICH(オーストリアGP)」の決勝レースが行われました。

 

http://www.motogp.com/ja/ 

 

 

2016年第10戦オーストリアGPはアンドレア・イアンノーネが初優勝 

f1-gate.com

 

最高峰のMotoGPクラスでは、ポールポジションからスタートしたDUCATI(ドゥカティ)のAndrea Iannone(アンドレア・イアンノーネ、イタリア)が、レース中盤でチームメイトのAndrea Dovizioso(アンドレア・ドヴィツィオーゾ、イタリア)に首位を明け渡したものの、21周目に再び首位に立つとそのまま譲らずトップでチェッカーを受け、自身MotoGPクラス初優勝を成し遂げました。最高峰クラス参戦61戦目だそうです。

DUCATIにとっても2009年10月の第15戦オーストラリアGP以来7年振りとなる優勝で、さらには2位にもDoviziosoが入ってことでDUCATIの1-2フィニッシュ達成というDUCATI好きイタリア好きにはこれ以上ない結果となりました。

3位にはYAMAHA(ヤマハ)のJorge Lorenzo(ホルヘ・ロレンソ、スペイン)が入り、4位はYAMAHAのValentino Rossi(ヴァレンティーノ・ロッシ、イタリア)、ポイントリーダーのHONDA(ホンダ)のMarc Márquez(マルク・マルケス、スペイン)が5位でした。

私はいつも日テレの地上波の放送を観ています。解説の中野真矢さんが仰られていましたけど、DUCATIは直線番長と言われるくらいにストレートスピードが速い特長があり、レッドブル・リンクはコーナーが少ない(直線が多い)ことで、マシンとコースレイアウトの相性がピッタリだったことがオーストリアGPのDUCATIの速さにつながっていたということでした。

HONDAはMárquezの怪我の問題もあったり事前テストに参加しなかったりとDUCATIの勝負にならず、YAMAHAもDUCATIに付いて行くのがやっとでバトルをするところまで行けませんでした。さらにDUCATIは他よりソフト寄りのタイヤをチョイスしていたらしく、タイヤの持ちが他より短いにも関わらずレース終盤になっても後続を寄せ付けなかったほどにDUCATIの2台が他より頭一つ二つ抜けていました。

また、今年から統一ECU(エンジン・コントロール・ユニット)が採用されたことで、日本メーカーとDUCATIなどとの差が昨年までより縮まったことも、中野さんは触れていましたね。上手く自分たちの有利な方に開発をしている、と。

 

 

おわりに

ポイントランキングはMarc Márquezが181ポイントで首位、Jorge Lorenzoが138ポイントで2位、Valentino Rossiが124ポイントで3位です。1位と2位の差が43ポイント、若干つまりました。

初優勝というものはいつも新鮮です。Iannoneというと色々とトラブルを起こすライダーの印象が私の中で強すぎて、悪目立ちしていましたけど、これでようやく良い方に目立てましたね。これまでさんざん迷惑をかけてきたであろうDUCATIのクルーにも恩返しができましたし、2017年から移籍するSUZUKI(スズキ)への良いアピールにもなりました。それにしても今回のDUCATIの速さは純粋に驚きました。

F1の話で恐縮ですけど、オーストリアGPのDUCATIの活躍は、1990年のフランスGPで、Ivan Capelli(イヴァン・カペリ)が非力なJUDD(ジャッド)エンジンを積んだLeyton House CG901(レイトンハウス)で首位を快走したレースを思い出しました。あれは確かPaul Ricard(ポールリカール)サーキットで行われた最後のフランスGPで、Clapelliたちはタイヤ無交換作戦を敢行したんでしたっけ。結局Capelliは終盤にAlain Prost(アラン・プロスト)の乗るFERRARI(フェラーリ)に抜かれてしまったのですが、あの時のLeyton Houseの美しさはとても印象的でした。今回のDUCATIの走りの安定した速さはそれを思い出させるものでした。

 

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