ディスディスブログ

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ローラさんはボーダーは着ないそうで、全身ハイブランドのコーディネートもしないみたいです - TBS『マツコの知らない世界』

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毎週火曜日20:57からTBSで放送されている『マツコの知らない世界』、2016年8月9日の放送は「ローラのクローゼットの世界」でした。

 

 

マツコの知らないローラのクローゼットの世界

www.tbs.co.jp

 

『マツコの知らない世界』は、その道に詳しい方がスタジオに登場して、マツコ・デラックスさんに対して1対1でプレゼンする番組です。2016年8月9日の放送ではモデルとして活躍しているローラさんのファッションに対する思い入れやこだわりが紹介されていました。

ローラさんは、ベストジーニスト賞の殿堂入り、ネイルクイーン殿堂入り、メガネドレッサー賞等など、様々なファッション関係の賞を総なめにする、日本のファッションリーダーだそうです。また、彼女は洋服のために引っ越しを繰り返して、納得のいくクローゼットを探し求めているとか何とかナレーションが入っていました。自宅も公開されていましたけど、画像はどれもお洒落でした。格好良い。

番組でも紹介されていましたが、ローラさんはこの10年間、一度も同じコーディネートをしたことがないのだそうです。勘違いしないでいただきたいのは、これは10年間一つとして同じ服を着ないという意味ではありません。同じ服でも着まわしているけど、トータルコーディネートとして同じものは一つもないよ、という意味です。

マツコさんも「それは凄い」と感心していました。ねぇ、過去のコーディネートを全て把握していなければ過去と被ってしまう危険がありますから、被らないようにすることは結構大変な作業ですよね。

 

 

ハイ&ローブランドのコーディネート

ローラさんは10年間、毎日ブログやInstagramにその日のコーディネートをアップしているそうで、スタジオではサイトからプリントアウトした写真を貼り出していました。インスタにあげていた900枚で、さすがに10年分は無理だったみたいですね。マツコさんは貼りだされた写真からどこかに被っているコーディネートがないか探していましたけど見つからなかったみたいです。そもそも無いなら見つからないですね。

個人的にローラさんに大いに好感をもったことは、ローラさんはハイブランドとローブランド(と言って良いのかわかりませんが)を組み合わせている点です。「全身ハイブランドだとお金もかかるし、そこまでお金をかけたくないし、やっぱりちょっとミックスさせたくらいの方がオシャレだなって思う」だそう。

番組では、「H&M」のバッグやコートやトップス、「ZARA(ザラ)」のスカートやタートルネックのニット、「GU」のパンツを着ているコーディネートが紹介されていました。そういった私たちでも手の届くファッションをしているんですね。もちろん私たちではなかなか手が届かない物も多く持っているのでしょうけれども。

 

 

「ローラしか似合わない」が好きじゃない

ただ、マツコさんは「でもそれは人によると思う」と切り出していました。ローブランドでも格好良く写るのはローラさんのようなスタイルの良い女性が着ているからこそでしょ、という意味です。

しかし、ローラさんは「ローラしか似合わない」と言われることが一番好きではないそうです。ローラしか似合わないと諦めるのではなくて、似合うように頑張ればいいじゃん、と思うそうです。頑張って痩せればいいし、髪型も頑張れば絶対良くなるから、そうすればその人なりの個性が出るのかな、と思っていると言っていました。「皆個性があって、それが好きだった一番だし、ね〜」と。

ローラしか似合わないじゃん、と端から諦めている感じがするのでしょうか。でもローラしか似合わないという方の意見も私はわかります。生まれもったものというのは絶対にありますからねぇ……避けられないですよ。そして、スタジオで紹介されていたコーディネートも一般の方が真似できる類ではないなぁとも感じられました。

 

 

ボーダーは着ない

ローラさんはボーダーのカットソーを着ないみたいです。とりあえずボーダーを着ればオシャレだから、つまり誰にでも似合う服だから、自分がそれを選ぶことは逃げている感じがする、ということを言っていたでしょうか。

仰っていることはわからなくはないです。確かにボーダーのカットソーは合わせやすいアイテムだと思います。が、それを着ることが逃げだともダサいとも私は思いません。ド定番のアイテムで他と違いを見せられれば、それはむしろ格好良いです。

そもそもボーダー(ストライプ)のカットソーというものは、スペインとフランスにまたがるバスク地方に伝わる漁師の作業着「バスクシャツ」から始まっていると記憶しています。肉体労働に耐え得る厚手の頑丈な生地を使って、海に落ちたときにすぐに脱げるように襟が広く取られてボートネックになっていたはずです。

それがフランス海軍に採用された後に、世界に広がっていった歴史があったと思いますから、ストライプシャツは歴としたフィッシャーマンアイテム、ワークアイテム、ミリタリーアイテム、ネイビーなアイテムなんですよね。今はカジュアルの代表の一つのような認識があるかもしれませんけど、元来は無骨な、男のアイテムなのですよ、と。

そういった服の歴史の側面を踏まえた上で彼女が言っていたようには感じられなかったので、私たちはボーダー=ダサいとは決めつけない方が良いかと思います。デッキパンツとサービスシューズに合わせるなんて、めちゃくちゃ格好良い、と私には感じられます。似合えば、の話ですが。これは、あくまで「ローラさんのオシャレルールでは」の話として捉えておいた方が良いですね。

 

 

おわりに

他にも色々ありましたが今回はここまでにしておきましょう。ローラさんは「MSGM」というイタリアのブランドがお気に入りみたいですね、何度か名前があがっていたと思います。それと「VETEMENTS(ヴェトモン)」という2014年に立ち上げられたフランスのブランドも流行っていると言っていましたね。スタジオ出演時にもVETEMENTSのブーツ?ヒール?を履いていました。ブーツの外側の素材がそのままソックスになっているみたいです。面白い形状をしていました。

マツコさんは、ローラさんが思っていたよりもずっと話が上手いと感じたようで、大いに感心していました。新たな一面を見られたと。確かに、しっかりと自分の意見を持っていて、自分の言葉で伝える力があるなと感じました。それでいて周りに嫌な思いをさせないですから、頭が良い方なのでしょうね。最近はハリウッド進出を果たしたのだとか。とどまることを知らないローラさんでした。

 

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