毎週平日の06:55-07:00に放送されているEテレのミニ番組『0655(ぜろろくごーごー)』と平日夜23:55から放送されている同『2355(にーさんごーごー)』のコラボ特番、『23:55・0655 夏の腑におちるスペシャル!』が、2016年8月5日金曜日00:00から放送され、「さらばシリーズ」の新曲「さらば、宝塚」が初めて流れました。
「さらばシリーズ」第3弾の新曲「さらば、宝塚」
「さらばシリーズ」というと、2016年4月から「0655 ご当地再発見!ソング」として「さらば、高円寺」が初めて放送されました。初回放送が4月4日月曜日だったかと思います。高円寺には高円寺というお寺が本当にあるんだね、という曲です。
同18日月曜日からは「さらばシリーズ」第2弾として「さらば、豊橋」されました。こちらも愛知県豊橋市に豊橋(とよばし)という橋があるんだね、という曲です。
今回「ある男が、恋人にフラレるたびに二度と来ないと誓ったその街で、地名にまつわる思わぬ事実に出会うという腑に落ちるドラマシリーズ」というナレーションが入っていました。まさに端的に表すとそういう曲です。
曲のジャンルはいずれも「ムード歌謡」になると思います。歌っているのはいずれもムード歌謡の大御所「ロス・プリモス」です。
そして、2016年8月5日放送された夏の特番で初めて流れた「さらばシリーズ」第3弾は「さらば、宝塚」です。フラレた男はどんどん西へ移動しています。今回はユカリさんにフラレていました。宝塚には宝の塚がたくさんあるそうです。宝の塚には「塚の前で物を拾うと幸せになる」という伝説があるらしく、いつものごとく森博章さん演じる男は宝の塚の一つ、「中山荘園古墳」の前で鳥の置物のような物を拾っていました。次の場所では幸運が待っているのでしょうか?
- 「さらば、宝塚」
- うた: ロス・プリモス
- 企画・作詞: うえ田みお
- 作曲: 近藤研二
- 撮影: 佐藤匡
- 主演・監督: 森博章
- ユカリ役: 今西彩
- 撮影協力: 宝塚市役所/阪急電鉄
まだ作詞作曲などの詳細は紹介されていないようです。高円寺と豊橋と同じであるなら企画・作詞が「うえ田みお」さんで作曲が「近藤研二」さんのはずです。主演と監督は森博章さんで合っているでしょう。(追記: 公式Webサイトに詳しい情報が書かれていましたので書き足しました)
ユカリ役の今西彩さんは、NHKの朝ドラ(朝の連続テレビ小説)のうち、『ウェルかめ』と『カーネーション』に出演した経験があるようです。私が調べ間違えていなければ。
そして、相変わらず、0655の公式Webサイト上では、曲のタイトルのうち「さらば」次に「読点(、)」が入っていません。番組上では読点が入っています。
おわりに
今回の腑に落ちるスペシャルは、ねこのうた・いぬのうたの派生バージョン「どうしてそんな名前ですのん?」や、お笑いコンビ「ナイツ」の漫才をボケとツッコミで分けて1人ずつ演じてもらう「一人ナイツ」、本当にセイウチが悩んでいるような映像を映しながら子ども相談室におけるお子さんからの相談とその解答を紹介する「考えるセイウチ」、2355と0655の様々なIDとその解説の紹介をする「仕組みを聞くと腑におちるID特集」、金曜日の2355で放送されている爆笑問題さんの実験コーナー「夜ふかしワークショップ」のスペシャルver.「腑におちるワークショップ」が放送されました。
さらばシリーズは夏の終わり頃から0655で放送が開始されるそうですので、おそらく今回放送された「さらば、宝塚」もしばらく放送されないと思われます。ただ、その前に『23:55・0655 夏の腑におちるスペシャル!』の再放送はあるかもしれないので、見逃した方はそちらをご覧になると良いでしょう。再放送の予定はわかりませんけれども。
感想を正直申し上げると「さらば、宝塚」はこれまでの2作と比べるとクオリティが落ちているように感じられます。歌詞が説明的過ぎるというか冗長というか、テンポが悪い、そういう印象を持ちました。