ディスディスブログ

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常子は袴田料理学校の広告を断りました。美子が谷誠治と共に花山へ復帰を要請 - 朝ドラ『とと姉ちゃん』105話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年8月3日放送の105話では常子が「あなたの暮し」に関する大きな決断をしていました。

 

 

袴田料理学校の広告を断る

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの小橋常子(高畑充希)は、常子たち『あなたの暮し出版』社の雑誌「あなたの暮し」の唯一の広告主である「袴田料理学校」から、広告料をこれまでの倍出すからお得意先の奥さんの料理「ポアソン・ア・ラ・アメリカン」を載せてくれるよう要請を受けました。

常子たちは、松平の妻が考案した「ポアソン・ア・ラ・アメリカン」を、仕出し屋「森田屋」の大将で今は洋食屋を開業しようと準備している森田宗吉(ピエール瀧)にレシピ通り作ってもらいましたが、魚介類を煮込んでからパイ生地で包んで焼いて作るため、材料費的にも作る手間的にもとてもじゃないけど家庭で作れる代物ではないとわかりました。この料理は戦争後の混乱期に生きる女性に向けた、豊かな暮らしを取り戻す手助けをする「あなたの暮し」のコンセプトからは程遠いものです。

『あなたの暮し出版』社は広告料を得ないと存続できないところまで経営が逼迫しています。袴田からの要望に応えないと広告料を得られないかもしれず、となると常子たち姉妹のみならず水田正平(伊藤淳史)と岡緑(悠木千帆)といった社員たちも路頭に迷わせる事態に陥りかねません。かといって雑誌のコンセプトから大きく外れた内容の記事を載せていいものか、経営者であり編集長である常子は大いに悩んでいました。

105話で常子は決断を下しています。常子は袴田の申し出を断り広告料も受け取らないことにしています。袴田にもその旨の報告をしていました。自分たちの想いを曲げることはできないと。

 

 

花山復帰要請

社に戻った常子は社員全員を集めて、袴田の件を断り広告も失ったことと、これによって次号の「あなたの暮し」が最終号になるかもしれなくなったことを告げます。さらに、かつて常子が勤めていた『甲東出版』の社長兼編集長であった谷誠治(山口智充)の助けを借りて、水田と岡の2人の再就職先も手配しています。それでも水田も岡も、次号を作り上げるまでは辞めないと言い、常子に付いていくようです。

ちなみに谷は今、『四谷出版』という出版社の編集部に所属しています。

次女の鞠子(相楽樹)と三女の美子(杉咲花)ももちろん次号の制作に加わります。美子は常子に「あなたの暮し」の編集長であった花山伊三次(唐沢寿明)に戻ってきてもらいましょうと進言しました。しかし常子は、経営が傾いている社に戻っていただくことは迷惑をかけることになるからと断っています。

それでも美子は納得せず、自ら谷の元を訪ねて直談判をし、谷を巻き込んで花山の家へと説得に向かっていました。

 

 

おわりに

明日の106話では、冒頭から谷による説得が始まり、そして花山はすんなりと復帰を受け入れるのでしょう。いえ、いきなり復帰を受け入れるといいますか、106話の中で紆余曲折あるでしょうけれども、106話中に問題が解決されて(花山が復帰を受け入れ)107話までは引っ張らないであろう、という意味ですね。

谷にしても、料理学校校長の袴田辰紀(並樹史朗)にしても副校長の袴田久(山崎画大)にしても、袴田のお得意先の松平暎伸(岸田真弥)にしても、宗吉にしても照代(平岩紙)にしても、青柳滝子(大地真央)にしても森田まつ(秋野暢子)にしても、物語の都合の良いときだけ登場させられて用がなくなればスパっと切られる人の多いこと多いこと……。

谷はちょいちょい出てきますけど、谷からすれば常子は自分の生活のために社を見限った元社員であって、必ずしも彼と甲東出版にとって良い人物ではなかったと思うのですが、常子の都合の良いときだけ担ぎ出されて可哀想です。常子は谷や五反田一郎(及川光博)に頼り過ぎ……。

 

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