毎週月曜日23:00からtvk(テレビ神奈川)で放送されている散歩番組『キンシオ』、2016年8月1日の放送から新シリーズが始まりました。
「ABCの旅」が無事終了
『キンシオ』という散歩番組はMCを務めるイラストレーターのキン・シオタニさんが、テーマを決めてテーマに沿った場所を散歩する、それだけの番組です。その土地の史跡やカフェなどキンシオさんの琴線に触れた場所を巡るという、基本的にはどこへ行っても同じことをしています。
以前も書いた気がしますけれども、実は私は熱心な『キンシオ』視聴者ではありません。毎回観てはいるものの、だいたい毎回お風呂をあがった頃に番組が始まっていて、ボーっとしていたりネットをしたりしながら、気がついたときにテレビに目を向けて観ている程度です。ですからキンシオさんたちの会話を聞いていないことも、見逃している場所も少なからずあるはずです。
2016年2月から「ABCの旅」が始まっていました。AからZまで、頭文字のアルファベットで始まる土地を旅していました。それも先週2016年7月25日の放送でめでたく「Z」まで終わっています。「Z」は「膳所(ぜぜ)」という滋賀県大津市にある場所です。
ABCが始まった当初から難関と思われていた「X」は、山口県山口市にある「サビエル記念聖堂」でした。サビエルはアルファベットで "XAVIER" だそうで、いわゆるザビエルのことですか。ザではなく濁点のないサなんですね、これもキンシオさんが旅をしている中で気がついていました。サビエルはポルトガル語読みということでしょうか。スペインだとサッカー選手のようにXAVIでシャビの読みになるでしょうから。
新シリーズは「食べものの旅」
2016年8月1日の放送から新シリーズ「食べものの旅」が始まりました。前回ABCの旅の最後に、次週からは「食べものの旅」という名称のシリーズを行うことになったよ、とキンシオさん自ら告知をしていました。
「食べものの旅」第1回は「大豆戸」です。大豆戸は「まめど」と読みます。あえて大豆と書いているのに大を読まない不思議。大豆戸は横浜の大倉山にあるそうです。横浜市港北区。綱島街道の大豆戸交差点から番組がスタートしていました。
師岡熊野神社に大豆を奉納していたからだとされる[1]
大豆戸町のWikipediaには地名の由来はこのように書かれていました。大豆戸の大豆を「まめ」と読む理由は書かれていないですね。
『キンシオ』内で隠居ペディアこと「立川晴の輔さんの土地こばなし」というミニコーナーがありまして、晴の輔さんが土地の由来などを語るのですが、昨日の放送では大豆戸の話をしていました。まず上に張った引用部分の説を紹介していて、別の説として以前は大豆戸の土地は真間処(ままど)と言われていていつからか「まめど」へと変化した説も紹介していました。こちらも大豆をまめと読む理由は言っていなかったかと思います。
おわりに
キンシオさんは大豆戸のことはそこそこに、新横浜や小机に足を運んでいて辺りを散策していました。小机城址も。あの辺りはお城がたくさんあったみたいですね。大豆戸はテレビで紹介するような場所がなかったのでしょうか。せっかくですから師岡熊野神社にでも行ってみて欲しかったですけど。