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花山と常子が思い描く「誰にも真似されない雑誌」とは何か?が明らかになりました - 朝ドラ『とと姉ちゃん』90話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年7月16日放送の90話は花山伊三次が常子と組んで雑誌を作ることになりました。

 

 

『スタアの装ひ』第2号は売れに売れて

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの常子(高畑充希)たちは、かつて内務省で知り合ったイラストライター兼コピーライター兼編集者の花山伊三次(唐沢寿明)の力を借りて『スタアの装ひ』第2号を作ることができました。

『スタアの装ひ』第2号は女性の下着の作り方を特集した内容で、露店に展開すると女性が殺到し売り切れたようでした。第1号は大量に在庫を抱えてしまっていたのに。花山の編集者としての能力は極めて高いことが改めて証明された格好です。

花山とは第2号分だけ手伝ってもらう約束でした。しかしながらしっかりと結果が残った今、常子たち小橋家の皆は第3号以降も編集長として雑誌作りに携わって欲しいと懇願しましたが、花山はこれを固辞しています。

 

 

桂正和さんが登場していた

『スタアの装ひ』の第2号は闇市の露店に陳列して販売していましたが、お店に雑誌を置くことを許可した闇市の本屋の店主は漫画家の「桂正和(かつら・まさかず)」さんのようです。

「ウイングマン」や「電影少女」、「D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜」、「I"s」などの作者さんですね。懐かしいです。確か私が子供の頃、鳥山明さんの漫画の中で、鳥山さんと桂さんのどちらがより田舎に住んでいるか、どちらがより田舎者かのやり取りを描かれていたことがあったと思います。傍目にはどんぐり感が半端無かったですけどね。

 

 

花山には新たな雑誌の構想が

ところが花山は心に新しい雑誌の構想が芽生えていました。それは「誰にも真似されない雑誌」です。常子が言い当てています。

「衣服だけでなく衣食住にまつわる全ての中で毎号私たちが大切だというものを調べて実際にその生活の知恵を実験してみて体験したことを読者に伝えて、皆さんの生活が今日よりも明日と少しでも豊かになるような雑誌」

これが花山と常子の思い描いた誰にも真似されない雑誌です。お金もかかる夢のような話と半ば諦めている花山に、常子は「私とならできますよ」と応えます。根拠はないそうです。

「毎日の暮らしを犠牲にしてまで戦うものなど何もなかった。毎日の暮らしこそ守るべきものだった。人間の暮らしは何物にも優先して一番大事なんだ。それは何者も冒してはならない、戦争であっても」

そうして「豊かな暮らしを取り戻せるきっかけとなる雑誌」を作るべく、花山は常子の誘いを受け、共に新しい雑誌を作ることに決めました。

 

 

おわりに

「女性の言葉を信じてみたくなったんだ!」と花山はデレましたね。

次週第16週は「『あなたの暮し』誕生す」です。『暮しの手帖』のモデルですね。いよいよ『あなたの暮し』が創刊されました。「直線裁ちは許せません!」という女性の抗議の声が入っていましたので、発刊した雑誌にクレームが届くのでしょうか。

村野綾(阿部純子)、旧姓は中田ですが、彼女が再び登場するみたいです。女学校時代は裕福な家庭のお嬢様でしたが、戦争が始まると夫が亡くなり、東京へ戻ってある家で間借りをして、母親と子供の3人で貧しい暮らしをしている様子が描写されていましたね。常子は雑誌づくりに綾さんをスカウトするということかもしれません。

また、予告には佐藤仁美さんも映っていました。カフェー「浪漫(ロマン)」の女給さんだそう。

 

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