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花山の猛烈なダメ出しで美子が泣きそうでした。『スタアの装ひ』第2号はブラジアの作り方です - 朝ドラ『とと姉ちゃん』89話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年7月15日放送の89話はついに花山伊三次プロデュースの元、常子たち三姉妹が『スタアの装ひ』の第2号を発刊しました。

 

 

花山が編集を手伝うことに

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの常子(高畑充希)たち小橋家は、自分たちで作った女性向け雑誌『スタアの装ひ』が売れずに困った末、常子がかつて勤めていた「甲東出版」の先輩、記者兼作家の五反田一郎(及川光博)から紹介を受け、かつて一度だけ仕事で関わった花山伊三次(唐沢寿明)を訪ね、編集者として一緒に仕事をしてくれるように頼みます。

当初、花山は常子の誘いを断っていましたが、常子を手伝い『スタアの装ひ』第2号こそ売らなければ一家が路頭に迷うことになることを案じて、自らはペンを握らず指導に徹することと次号分だけ手伝うことを条件に手助けしてくれることになりました。ここまでが88話です。

89話は、花山が小橋家に行き、『スタアの装ひ』第1号のダメ出しをしていきました。それはもう全否定と言えるほどに大々的なダメ出しで、下の妹の美子(杉咲花)に至っては泣き出しそうなくらいです。自信満々だった上の妹の鞠子(相楽樹)も鼻っ柱をへし折られてしまっています。

例えば美子の描いた挿絵は正面ばかりで動きがなく服の良さを十分に伝えていないとか、鞠子の文章の見出しは叙情的すぎて使えないもっとわかりやすく簡潔であることが必要だとかです……。しかも花山が具体的にこうすべきだと挿絵を描いてみせ、見出しも完結でわかりやすいものを提示してみせるものですから、美子も鞠子もぐうの音も出ません。屈服です。

花山は「文字だけでなく、挿絵を使って表現しろ、視覚に訴えるんだ」と指導しました。簡潔なことが大切だと。素直にそれに従う常子たち、早速次号の制作に取り掛かろうとしますが……花山は一番の問題点が解決していないと指摘をします。雑誌の一番の問題点とは何か……それを常子たちで考えることになりました。

 

 

ヒントは水田から

一番の問題点、最も大切なこととは何か。常子たちはどんな服を雑誌に乗せるかばかりを考えているが、それよりももっと大事なことがある、そのように花山は言っていました。服よりも先に紹介せねばならないこととは何か。

ヒントは露天商組合の経理担当者である水田正平(伊藤淳史)からもたらされました。水田は、組合の金を支払えない組合員の方は自分の持っている服着ている服をお金の代わりに差し出している、という話をしていました。いつか下着しか残らないんじゃないか、と水田が言ったところで常子が気が付きました。

後日、常子は花山を呼び、服よりも大事な、服より先に雑誌に紹介すべきことは「下着」だと言います。そもそも洋服があっても下着がなければ着られない、下着をそっち除けにして洋服の作り方を説明しても、手が出せない読者がいるだろうと、だからまずは「下着の作り方」から紹介する必要があるのではないか、と言っています。

花山は「ご名答」と答えました。常子の出した答えは合っていたようです。着物の生活をしていた人は洋服用の下着を持っていない人もいます。外で購入するにも高価で手が出ません。それなら雑誌で下着の作り方を紹介すれば良いと。

 

 

おわりに

1948年頃、アルミ線をらせん状にしたスプリングに綿をかぶせて布にくるんだブラパッドの作り方が『美しい暮らしの手帖』創刊号(1948年衣装研究所)紹介されている。

ブラジャー - Wikipedia

 

ブラジャーのWikipediaにはこのように書かれています。史実モデルがあったようですね。

常子たちは自分たちで「乳房バンド」ならぬ「ブラジア」の作り方を研究しました。研究結果は花山に合格点をもらったため、それを記事にして『スタアの装ひ』第二號を発刊しそれを露店で売り始めたところ、女性客が殺到していました。

これで常子たちが雑誌『あなたの暮し』を創刊する足がかりが出来たということでしょう。花山がもう一度ペンを握るときが近づいています。展開としては『スタアの装ひ』の第二号を手伝うという約束だったのだから、『あなたの暮し』という新しい雑誌の編集長としてならまた別件でしょう、みたいなことになろうかと想像します。

いやぁ、それにしても唐沢寿明さんが絡んで来てからドラマが一気に面白くなりましたね。俳優さんたった一人でこれだけ面白くなろうとは……唐沢さんの俳優としての力をまざまざと見せつけられた思いです。素晴らしい。

 

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