ディスディスブログ

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成瀬翔が学校を休んだ理由が明らかになりました。しかも翔は17歳の冬に… - アニメ『orange』2話の感想

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毎週月曜日00:00(日曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『orange』が放送されています。オレンジ。

 

orange-anime.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

2016年7月11日の放送は第2話です。サブタイトルはなかった気がします。

 

 

イントロダクション

高校2年生の春、菜穂に届いた「手紙」。その差出人は、10年後の自分だった。初めはイタズラかと思ったが、書かれていることが次々と現実に起こり、「手紙」がこれから起こることを綴っていると知る。転校生の翔を好きになること。そして、17歳の冬に翔が亡くなってしまうこと。翔を失った<26歳の菜穂>の後悔と願いを知った<16歳の菜穂>ができることとは?

 

このようなイントロダクションです。一部分は2話以降のネタバレになりそうなのでフォントカラーを変更しています。反転すると全て読めるかも。

 本作は原作漫画があるようです。作者は高野苺さん。『別冊マーガレット』から連載が始まり、途中から『月刊アクション』に移籍して連載されていたようです。完結していて、マーガレットコミックスから2巻、ACTION COMICSから5巻出版されているということで良いでしょうか。作品のジャンルはSFファンタジーになるのでしょう。

 

orange-movie.com

 

本作『orange』は2015年12月に実写映画化されているようです。土屋太鳳さんや山崎賢人さんが出演していたとのことで、朝の連続テレビ小説『まれ』の夫婦二人ですね。

 

 

LETTER 2(2話)

転校生の「成瀬翔(なるせ・かける)」は、クラスメイトの須和弘人(すわ・ひろと)の強い勧めもあってサッカー部に仮入部することになります。これは、ヒロインの「高宮菜穂(たかみや・なほ)」の元へ届けられた、「10年後の未来の自分からの手紙」に書かれていたことです。

その後お弁当の話になり、翔は菜穂に自分の弁当も作って欲しいと冗談半分で言っていました。手紙にはお弁当を作ってあげればよかったと10年後の自分の後悔が綴られており、二度と同じ後悔しないように翔の分もお弁当を作ることに。そんな内容です。

 

 

翔が学校を2週間欠席した理由

翔の分のお弁当を作った菜穂、お昼になったら翔にお弁当をさらっと渡して逃げてしまおうと、朝からずっとお弁当を渡すシミュレーションばかりが菜穂の頭の中を支配しているようで、授業のことなど全く入ってこないようです。上に貼ったTwitterの教科書を上下逆さまに持っている画像はそのシーンを指しています。ベタ過ぎでしょ……と思った方も少なくないはず。

結局、お昼になっても菜穂は翔にお弁当を渡せませんでした。勇気が足りなかったようです。落ち込む菜穂は、放課後に村坂あずさ(むさらか・あずさ)と茅野貴子(ちの・たかこ)と一緒に帰ろうとしますが、やはりそのまま帰っては駄目だと思ったのでしょう、2人とは別れて校門で翔を待つことに。翔は須和と一緒に帰ろうとしていました。校門で待つ菜穂、一緒に帰ろうと誘う翔、2人の様子に須和は遠慮して2人とはそこで別れて一人帰って、菜穂と翔を2人きりにしてあげます。須和だって菜穂のことが好きなのにねぇ……。

2人きりになったところでお互いのことを少しでも知ろうと質問攻めにしています。2人きりは初めてですからね。そんな中で、菜穂がどうして2週間も学校を休んだのか、サッカー部にはどうして入らなかったのかと聞いたところ、翔は話し始めました。

「母さんがタヒんだんだ。始業式の日に自数した」

 

 

翔は10年後にはいない理由

また、翔は10年後にはいないこともは1話からわかっていることでしたが、その理由も今回明らかになっています。

「17歳の冬、事故で亡くなりました」ということだそうです。手紙に書かれていました。

 

 

おわりに

手紙には、始業式の日は絶対に翔を誘わないで、と書かれていたにもかかわらず、当時の菜穂はまだ手紙が本当に未来から届けられたものだと気がついていなかったために、事の重大さを知らずにスルーしてしまい、菜穂たちが翔を誘ったことで結果として彼の母親のタヒを止めることができなかったようです。

ただ、始業式の後に翔を誘わなかったら母親の自数を止められたのかどうかは今挙がっている情報だけではわからないですし、そもそもそんなに重大なことが起こるのならどうして10年後の菜穂はより具体的に書かなかったのかという疑問もあります。いきなり書かれたことを信じろというのは無茶なことです。

1話を観た時に私は、10年後の菜穂が10年前の自分に手紙を出すにあたって、翔のタヒについては直接的なことを一切書いてはいけないみたいな制約がかけられているのか、と思っていました。しかし、2話を観る限り、翔のタヒも翔の母親のタヒも普通に触れているんですよね。それならどうして具体的に母親が自数をしてしまうから始業式の日は誘わないでと書かなかったのでしょう。この点がもの凄くモヤモヤします。

ちなみに菜穂は翔にお弁当を手渡すことに成功しています。今後も菜穂が翔のお弁当を作ることを約束しています。先日、冗談半分で弁当を作って欲しいと言ったけど、やはり期待をしていたようで、菜穂が自分のために弁当を作ってくれたことが嬉しかったようです。

この物語は、今後翔のタヒの運命から救うべく、菜穂が日記に書かれたとおりに行動しようとするのでしょう。1話の感想でも書いていますが、手紙が菜穂だけに届けられたものか、他の誰かに、あるいは皆に届けられているのかという問題が今後大きく物語を動かしそうな予感がします。

しかし、手紙に書かれた未来を回避する、または書かれている通りに行動するということは、すなわち16歳の菜穂の行動を制限するものでもあるかもしれないですから、結局は自分の未来は自分で切り開くんだ!という流れになるのかなぁと考えています。

行動次第で手紙に書かれていることより事態が悪い方向へ進む可能性も、事態が良い方向へ進む可能性もあるはずですので、より良い方向へ進むために仲間全員で考えようという流れを想像しています。

より良い方向というのは、どのような行動を取っても結果として翔のタヒから逃れられない未来があるのなら(どうしてもタヒに収束してしまうのなら)、それまでの間、青春を謳歌しまくってやろうとか、たくさん思い出を作ってやろう的なオチを含めてのことです。

 

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