ディスディスブログ

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ガッツの「ドラゴンころし」は相楽左之助の「斬馬刀」のようでした - アニメ『ベルセルク』1話「竜殺しの大剣」の感想

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毎週土曜日02:40(金曜深夜)より、TBSにてアニメ『ベルセルク』が放送されています。

 

berserk-anime.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

2016年7月9日の放送は第1話です。

 

 

イントロダクション

胸のうちにくすぶる激情の炎に突き動かされ、終わりのみえない復讐の旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。
彼の前に立ち塞がるのは、残虐非道な無法者、妄執に囚われた悪霊、そして敬虔なる神の使徒。
おぞましい人ならざる力を振るう敵に、鍛え上げ体と磨きぬいた技--人として力をもって、ガッツは戦いを挑み続ける。命を削りながらも。旅路の果てに何が待つのか。たとえはただ、“夜”の中にある。
目を凝らし、闇を見つめよ--!

 

このようなイントロダクションです。本作は漫画が原作だそうです。作者は三浦建太郎さん、掲載誌は「ヤングアニマル」で、1989年から連載が開始され未完です。記事作成現在ジェッツ・コミックスから38巻まで発刊されているようです。ジャンルはダーク・ファンタジーだそう。

『ベルセルク』のアニメ化は今回で2度目なのでしょうか。私は本作の名前は聞いたことがありますけど、読んだことはありません。アニメも見たことがないです。

 

 

北欧神話におけるベルセルク

ベルセルク(ノルウェー語: berserk)とは、北欧神話・伝承に登場する、異能の戦士たちである。古ノルド語やアイスランド語ではベルセルクル (berserkr)、英語ではバーサーカー (berserker) と言い、日本語ではしばしば狂戦士と訳される。

ベルセルク - Wikipedia

 

「ベルセルク (Berserk) 」は北欧神話に登場します。古ノルド語で「熊 (ber) の毛で作った上着 (serkr) を着た者」や「何も着ない者」を意味するそうです。アニメ『ベルセルク』は狂戦士としての意味合いから名付けられたと推測されます。

私はATLUS(アトラス)のゲームが好きですので、ベルセルクというと『女神転生シリーズ』に出てくる、ジャガーのような顔をした悪魔を思い出します。熊には見えなかったです……。悪魔全書的なものにはオーディンの戦士と書かれていた記憶もあり、オーディンとの関係については上記Wikipediaにも書かれていました。私はメガテンのSTRANGE JOURNEY(ストレンジ・ジャーニー)が好きで、ベルセルクはそこにも出てきました。後半というかラストダンジョンに出てきた気がします。ホロロジウムでしたっけ。いやぁまたSJをレイしたくなってきました。当時はDSのハードとソフトを借りてプレイしたのでまた借りなければなりませんが……買えって話ですね。

 

 

主要な登場人物

主な登場人物です。公式WebサイトのCHARACTERページを見ました。

主人公は「ガッツ」、CV岩永洋昭さん。「黒い剣士」と異名をとっている、左腕が機械仕掛けの義手で、右目を失い、黒い甲冑に黒いマント、大剣「ドラゴンころし」を背負う戦士駆使する剣士です。復讐のために旅を続けているとのこと。

1話でガッツに助けられ同行することになったエルフの「パック」、CV水原薫さん。妖精のような羽の生えた小さな人型ですが、どうやら『ベルセルク』の世界ではエルフと呼ばれているようです。「人の心に敏感なところも」あるそう。

パックが助けられた酒場に居合わせ、ガッツの後を追いかけている少年盗賊の「イシドロ」、CV下野紘さん。ガッツの強さに憧れているみたいです。1話ではこのくらいしか出てこなかったでしょうか。

他には、チューダー帝国法王庁直属「聖鉄鎖騎士団」団長の「ファルネーゼ」、CV日笠陽子さん。ファルネーゼの従者である「セルピコ」、CV興津和幸さん。「聖鉄鎖騎士団」副団長である「アザン」、CV安元洋貴さん。こういった面々が登場するようです。

 

 

『ベルセルク』OP/ED

アニメ『ベルセルク』のOP/EDは、OPが9mm Parabellum Bulletさんの「インフェルノ」です。作詞が菅原卓郎さん、作曲が滝善充さん。EDがやなぎなぎさんの「瞑目の彼方」です。作詞がやなぎなぎさん、作曲が鷲巣詩郎・編曲がCHOKKAKUさんと鷲巣詩郎さん。

 

 

1話「竜殺しの大剣」

ミッドランド辺境の安酒場で、「黒衣の剣士」ガッツが盗賊たちのおもちゃにされていたところを助け、それを受けて言いがかりをつけてきた盗賊たちも撃退しました。助けられたパックと酒場に居合わせた少年イシドロは、ガッツに強い興味を抱き彼を追うことにします。

村を出たガッツは通りがかりの荷馬車に誘われ、馬車には僧侶と娘のコレットが乗っていて、パックが乗り合わせます。馬車が森へ入って行くと、その中で亡霊の取り付いた骸骨の群れに襲われます。コレットは骸骨に刺されてタヒ、タヒ体にも亡霊が取り憑き、コレット(亡)は父の僧侶を数し、ガッツに襲いかかります。がガッツはコレット(亡)を叩き切り、骸骨も壊滅させました。

 

 

おわりに

 

私は原作を読んでいないのですが、ネット検索で見られる原作の絵柄の重厚さのようなものが、アニメでは表現されていなかったように受け取れました。その原因は3DCGかなと感じています。『亞人』のようなどこか軽さが出てしまいますよね。3DCGそのものは否定しないですけど、『ベルセルク』の作風にはあまり合っていない印象を受けます。

竜数しという設定はこういう剣と魔法の世界ではありがちですけど、義手の機械感からすると機械の文明のある程度進んでいる世界になるのでしょうか。ガッツが持っている大剣「ドラゴンころし」は『るろうに剣心』の相楽左之助が持つ「斬馬刀」みたいで既視感がありました。

「ドラゴンころし」は単独で旅をする剣士の装備としては重すぎる気がします。あれだけ重そうな剣を軽々と振れるようになる秘密的なものがガッツにあるのかもしれませんし、「ドラゴンころし」の名前からすると(軽量化の)魔法が付与されている可能性もありそうです。ルーン文字などが刻まれている様子はないので、魔法が付与されているようには見えないですけど。その辺りが本編で明かされるのかどうかも楽しみにしています。

原作がまだ終わっていないということで、アニメではどこまで放送されるのかも気になるところです。Wikipediaを拝見したところ、黒い剣士(1 - 3巻)、黄金時代(3 - 14巻)、断罪篇(14 - 21巻)、千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇(22 - 35巻)、幻造世界(ファンタジア)篇(35 - 巻)とあるようですから、どこか区切りの良いところまでとなるのでしょう。1クールでは流石に厳しいと思いますから、数クール使って放送されると思いますので、断罪編というところまでしょうか。

とりあえず原作を読んでみたくなりました。古い作品のようですし序盤は安価で売られていると思いますから近々新古書店にでも足を運んでみようかと思っています。

 

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