ディスディスブログ

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常子は貸本屋を経営することに。近所に住む真中稲子は組合長の三宅光政に密告をしてるのでしょうか? - 朝ドラ『とと姉ちゃん』75話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年6月29日放送の75話で、甲東出版が常子一人になってしまいました。

 

 

甲東出版が常子一人に

www.nhk.or.jp

 

73話から物語は昭和19年に進んでいて、ヒロインの常子(高畑充希)たち小橋家は深川の青柳の家から目黒に移り住んでから2年余りが経とうとしています。太平洋戦争は激しさを増し、B29爆撃機による日本の本土への爆撃も始まっています。

常子の務める「甲東出版(こうとうしゅっぱん)」は、記者の五反田一郎(及川光博)を除く男性社員は社長兼編集長の谷誠治(山口智充)を含め全員が軍隊に徴兵されていて、74話には記者の五反田一郎(及川光博)にも赤紙(あかがみ、召集令状)が届いたことが明らかになりました。

一人残されることになった常子に対して五反田は、常子一人になっても甲東出版が存続できるようにしておいたからとして、会社にたくさんある蔵書を貸与する場所として甲東出版の社屋を使う、常子は名目としてその管理業務を行うことにすれば、つまり常子が貸本屋の経営者となれば勤労動員をかけられ遠方へ駆り出されることがなく済むと助言しています。貸した分だけ取り分を得られ、元からある物を使うだけだから借金をする必要もない、と。

五反田は常子に社の判子、社判を手渡してもいました。社を委ねたということですね。

さらに「戦争が終わった後はどんな雑誌にするか、考えておいてくれないか」と五反田は常子に頼んでいました。五反田や谷たちが生きて戻ってきたときのためにその先のことを残った常子に考えてもらいたいということです。「生きて戻ったら、その時は心から作りたい雑誌を作ろうじゃないか」と約束しています。

 

 

組合長「三宅」

以後、常子は貸本屋を経営することで何とか食い扶持を繋いでいる状況ですが、食糧の配給ではサツマイモばかりが配られ十分な食事が出来ていないようです。そして来る日も来る日も空襲警報に怯え、防空演習に勤しんでいます。ある日の防空演習で、疲弊して動けなくなった女性を常子がかばったことから、組合長の三宅光政(有薗芳記)に目をつけられてしまいました。

家の中に花を飾っているところを何故か三宅は知っており、下の妹の鞠子(相楽樹)は近隣に住む女性、真中稲子(三谷悦代)が密告しているのではないかと疑っていました。真中は、出征している三宅の息子から届いていた手紙が途絶えているらしいから恨まないであげてね、と三宅を庇う様子があることから、通じているのではと勘ぐっているということもあるのでしょう。

 

 

おわりに

鞠子は真中(近隣の奥さん)を疑っていましたが、実際に真中が密告していたかは今のところ定かではありません。

先日は、夜に小橋の家から電灯の灯りが外に漏れていたことを、三宅が注意をしていたシーンがありましたから、そのときに三宅が見つけたのかもしれないです……でも「花をかざっている“らしい”な」と言っていましたから、人から聞いた話をしているように受け取れますね……う〜ん。

真中さんは小橋家に卵を1個くれました。卵はあの時代、相当に貴重な食べ物だったと思われます。ですから密告をしている可能性はあまり高くないのではないか、と私は考えています……いや、善意を示すことで疑いの目から逃れようとしているのかも。私が疑心暗鬼に囚われていますね。

それはさておき、常子は五反田から託された、戦争が終わってからどういう雑誌を作っていくかについて今後考えることになりそうです。それが『暮しの手帖』に繋がっていくのでしょう。ドラマでは雑誌のタイトルが『暮しの手帖』ではなかったと思いますが。

 

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