ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の「千葉・茂原編」、トトロ的な里山の田園風景がたまらなく好きでした

スポンサーリンク

毎週水曜日23:00-23:30に放送されているEテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』、2016年6月22日の放送は「千葉・茂原編」でした。

 

 

 

スポンサーリンク

ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

 

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。私は2016年の初め頃だったでしょうか、Eテレでこの番組の再放送をしていたことがあってそれを拝見したことがあります。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、渡部豪太さん演じる「真田ハル」のセリフが入っていました。古くから営業している喫茶店ではなく、あくまで古民家など古い建物をリフォームしたカフェが対象になるようです。ハルさんはブロガーで、古カフェを取材しその模様をブログにアップする形で番組が進行していきます。

当番組は、カフェのオーナーもお客さんも現地の方を起用しているため、渡部さん以外の出演者は演技の素人さんで基本的には台詞が棒読みです。それを気にしない方でいられる方で、上記のような古カフェが好きな方には大いに楽しめると思います。

 

 

千葉・茂原編のカフェは「くろねこ舎」さん

2016年6月22日の放送は千葉県茂原市にある「田園地帯にたたずむ農家カフェ」をハルさんが訪ねていました。番組内では「DIYカフェ」と紹介されていました。

 

https://www.facebook.com/kuronekosha0319

 

『ふるカフェ系 ハルさんの休日』はNHKの番組ですから、番組内で紹介された店名が明かされることはありません。唯一クレジットの中の「撮影協力」欄に店名が書かれていることで今回ハルさんがどのお店を訪れたのかがわかります。

今回の撮影協力、つまりハルさんが訪れたカフェは『くろねこ舎』さんです。店名は「くろねこ・しゃ」と読むと思われます。

お店は千葉県の中央東部、九十九里浜にも近い茂原市です。最寄り駅はJR「茂原駅」で、JR東日本の外房線になるのでしょうか、番組では東京から1時間と言っていたので地図で見た印象より遠そうです。ハルさんは茂原駅から更に15分ほどバスに乗ってお店にたどり着いていました。バスに乗っているときから田園風景を臨め、くろねこ舎さんも自然いっぱいな場所に建っているようです。上記のFacebookページによると茂原市の台田というところだそう。

くろねこ舎さんの営業時間はFacebookやFC2ブログの記事を見てもわからなかったです。定休日も決まった日はないのでしょうか?  ブログを拝見すると「お知らせ」カテゴリの記事にCafe open dayが記載されています。放送を見てお店に足を運んでみたいと思った方はブログなどの記事を注視してから、あるいは連絡を取ってから行かれると良いと思います。放送直後は特にお昼どきに混雑することが予想されますし。

Facebookとブログの両方のトップページに、簡単でいいので営業日と営業時間を書いておいた方が良いのではないかなぁと思ったり思わなかったり。

 

 

くろねこ舎は元商家の家

『くろねこ舎』さんがお店として使っている家は伝統的な日本家屋です。田舎に行くとよく見られる大きな農家さんの家のように見え、一見するとカフェには見えないかもしれません。

玄関の屋根は「入母屋造り(いりもやづくり)」で迫力がありました。神社仏閣で使われる格式高い建築様式だそう。外観は2階建てに見えますけど、二層式の平屋建てです。内部は、基本的には日本家屋の構造そのままを活かしていて、建具を外して空間を広く見せていました。珪藻土(けいそうど)を使った少し緑がかったベージュ色の壁と、柿渋(かきしぶ)と弁柄(べんがら)で丁寧に手入れされた赤みの含まれた濃い茶色の柱や床との色の取り合わせも、お店に落ち着いた雰囲気を醸していました。

軒桁を丸太の一本使いなど、全体的に重厚な造りで格好良かったですけど、一点、気になったのは玄関の戸が木製ではなさそうだったことです。あのカラカラという軽い音はアルミ製ですか? 木製の方がイメージが統一されて良いと思うのですが、重い戸で客に不便な思いをさせたくない、チャンスロスを減らしたいなど利便性を優先させたのでしょうか。ただ、こういうカフェに来る方はそういうちょっとした不便さも楽しめる人が多い印象があるので、雰囲気を損ねているようで少々もったいない気がします。

テーブルや棚など家具は店主(女性)の夫の方が古い材木をDIYで作ったものが並んでいます。内装も自分たちで手がけたようで、店内に統一感が出ているのはそのおかげなのでしょう。

 

 

くろねこ舎の東ティモール産コーヒー豆

ハルさんはくろねこ舎さんで「東ティモール産」のコーヒーを頼んでいました。ハルさんがコーヒーを頼んだのって実は久しぶりなような……私の記憶違いかもしれないですけど、案外頼んでいないように思います。番組冒頭のイントロダクションで「そこで飲むコーヒーはまた格別……」とハルさんはしみじみ言うんですけどね……言うほどコーヒーは飲んでいないです、彼。

 

東ティモール民主共和国(ひがしティモールみんしゅきょうわこく)、通称東ティモールは、アジア(東南アジア)地域に位置する共和制国家。1999年8月30日、国連主導の住民投票によりインドネシアの占領から2002年5月20日独立した(国際法上はポルトガルより独立)。21世紀最初の独立国である。ポルトガル語諸国共同体加盟国。

東ティモール - Wikipedia

 

東ティモールは東南アジアの島国で、2002年にインドネシアから独立したそうです。地理的にはオーストラリアの北西部から少しだけ北に行ったところにあります。

そんな東ティモールのコーヒー豆について、番組では「コーヒー豆を一つ一つ手摘みしていて、量が限られているから貴重」と説明していました。店主の女性は元々コーヒーが苦手だったようですけど、焙煎の仕方で飲めるコーヒーがあるとわかるようになったと仰っていました。東ティモールの良い焙煎の方法を探っているとか何とか。出されるコーヒーは深煎りだそう。

 

 

おわりに

茂原は天然ガスが豊富で、いたるところからガスが噴出しているのだそうです。田んぼからガスがぷくぷく湧いている様子も映し出されていました。昔は、燃やしても煤(すす)が出にくいことから、その性質を利用して電球や真空管といった不純物を嫌う器具の製造に用いられていたとのこと。テレビのブラウン管工場も集まっていたとか。

また、茂原の長南町は全国的にも有名なレンコン(蓮根)の産地だそうで、ハルさんはレンコンのきんぴらに鶏のささ身が乗ったオープンサンド(試作品)を食べていました。有機栽培されたレンコンで、レンコンの有機栽培は貴重ということでした。

お店や人の雰囲気も良かったですけど、何より茂原の田園風景が私がちょうど良いと思える田舎感で、これは一度行ってみたいと思わせる場所でした。ジブリの『となりのトトロ』的な里山の風景が広がっていました。一日ぶら〜と歩いて写真を撮ってみたいです。ハルさんは虫が苦手のようですから、ああいう所では散歩できないかもしれないですね……。

 

スポンサーリンク