ディスディスブログ

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常子と賭けに負けた花山伊三次が描いたカットは赤い家の絵でした。優しい挿絵です - 朝ドラ『とと姉ちゃん』69話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年6月22日放送の69話で、 常子が花山伊三次と攻防戦を繰り広げていました。

 

www.nhk.or.jp

 

 

常子が花山伊三次と攻防戦

ヒロインの小橋常子(高畑充希)たちは内務省へ出向き、花山伊三次に自社「甲東出版」の雑誌『新世界』のカット(挿絵)を描いてもらいそれを受け取ろうとしています。当の花山は他の仕事、これはコピーライティングと思われますが、に没頭していて、常子に話しかけられたことで憤慨していました。こちらは68話の話。

「憲兵を呼ぶぞ!」と凄まれた常子はカットを受け取らずに、というかそもそも描いていませんでしたが、社へ帰ろうとします。すると今度は花山に止められ、有能な編集者ならどんな手段を使ってでも原稿や挿絵を書(描)かせるものだ、と説教されてしまいます。

戸惑う常子でしたがそこは常子、黙ってはいません。唐突に花山に賭けを持ち掛けます。花山が賭けに負けたらカットを描いて欲しいと言うと、花山はそれを受諾します。常子の提示した賭けの内容は「1時間で花山がカットを描くか」で、常子は描かない方に賭けます。花山はどちらを賭けても構わないと。つまり常子はどう転んでも花山がカットを描かねばならない状況に彼を嵌めたことになります。

一本取られた花山は、スケッチブックに「赤い屋根の家」の絵を1枚描いて、常子に手渡しています。温かみのある優しいカットでした。

雑誌が出来上がり、いよいよ出版となりましたが、編集長兼社長の谷誠治(山口智充)がなかなか社に戻って来ません。常子や五反田一郎(及川光博)が心配をしていると、別の社員が「大変だと」大声を挙げながら慌てて社に戻ってきて言ったことには、社長が警察に捕まったということでした。

 

 

おわりに

谷が捕まった理由は雑誌の企画が検閲にかかったのでしょう。「笑い」がテーマですから、不謹慎だということでしょうか。

常子の義理の叔父にあたり、青柳商店の現場を仕切っている青柳清(大野拓朗)は「日本木材統制株式会社」へ就職しています。その清が言うには、国の肝煎りで巣鴨に縫製工場を建てることになり、その工員たちが泊まる宿舎のための木材を青柳に頼めないか、と依頼を受けたそうです。久々に舞い込んできた大きな仕事に清も滝子(大地真央)も隈井栄太郎(片岡鶴太郎)も喜んでいました……が、これはフラグにしか見えないですね。具体的に何が起こるかはわからないですけど、青柳にとって良くないことが起こるフラグが立ってしまいました。

時代の流れいうと、これから太平洋戦争に突入するので状況はより悪化します。青柳商店はおそらく畳むことになるでしょうし、出版社も立ち行かなくなるでしょう。清や谷たちは徴兵される可能性が少なくないですね。

 

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