毎週水曜日19:30から放送されているNHKの生活情報番組『ガッテン!』、2016年6月15日の放送は「カビ」の特集でした。
カビ退治!ついに終結宣言
『ガッテン!』の2016年6月15日の放送は「カビ退治!ついに終結宣言」として「カビ」を特集していました。
この時期になると特に悩ましいカビが今回の特集です。特にお風呂のカビは掃除をしてもすぐ生えてきて厄介です。カビの掃除に関して、今回いくら洗剤をかけてゴシゴシ擦っても、換気をしっかりしてもすぐに生えてきてしまう原因もガッテン!内で明らかにされていました。
ゴシゴシするとゴムパッキンやタイルの目地に傷をつけてしまい、その傷から奥へとカビの胞子が入り込んでしまい、それらの中でカビを繁殖させてしまうということでした。ゴシゴシはかえってカビを繁殖させることに繋がってしまうため、禁止だそうです。
では、どうすればカビを根こそぎ退治できるか?その方法は至ってシンプルなものでした。「あること」をするだけです。
熱湯をかける!!
カビを根こそぎ退治できる方法とは「熱湯をかける」ことです。それだけ。
お湯なら何度でも良いかというとそうでもなく、お湯の温度は50℃以上であることが重要です。そもそもカビは熱に弱く、50℃以上の熱に触れるとカビのたんぱく質が変質してタヒんでしまうのだそう。
50℃のお湯を90秒かけるだけでカビを撃退できます。さらに予防策として一週間に一度50℃のお湯を5秒かけると良いとのことです。
この方法でゴムパッキンやタイルの目地の奥に入り込んだカビもこれで数せるそうです。カビは表面から1mmほどのところまでにしかいないため、熱が届くと言っていました。しかし、この方法でカビはタヒんでも黒いまま残っているので、そのときはカビ取り剤を使って取り除きましょう。もちろんこのときもゴシゴシ禁止です。
表面のカビだけを退治するなら50℃のお湯を5秒当てるだけで数せると。
この方法は浴室や洗面所といった水回りに有効な方法とのことでした。65℃の熱風をかけて室内のカビを除去したという米国の企業があったとも紹介されていましたので、65度の熱風を作ることができる環境があればそれでも良いでしょう。
その他
「浴室の天井のカビ」を掃除するためには、50℃のお湯をかけるのは危ないので、掃除用ワイパー(クイックルワイパー的な)にキッチンペーパーを付け、キッチンペーパーに消毒用アルコールを付けて、浴室天井を拭くと良いそうです。
また、エアコン内部のカビを繁殖させないためには、冷房をかけた後に「送風」を1時間ほどかけると良いそうです。最近のエアコンは冷房後の自動送風が行われるみたいですが、お持ちのエアコンで装備されているかどうかについては説明書を読んでください、とのこと。
おわりに
え、こんな簡単な方法で良いの? と思ってしまいました。この方法ならほとんどの家庭でその日のうちにできますね。問題点は風呂場のシャワーは設定上、お湯を50℃にできない物もあるみたいです。その場合はどうするのでしょうか、ヤカンなどにお湯を沸かしてかけるのでしょうか。90秒もかけつづけるとなると相当な量のお湯が必要になると思いますけど……。
そうそう、カビ掃除のときに「酢」を使うのは避けた方が良いみたいです。薄めないで原液のまま使うならまだ良いそうですが、水で薄めるとかえってカビを繁殖させてしまうとスタジオに出演していた先生が仰っていました。