ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の「神奈川・小田原編」、築80年の商家の家がお洒落でした。梅サイダーとかまぼこ自然薯揚げも美味しそう

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毎週水曜日23:00-23:30に放送されているEテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』、2016年5月25日の放送は「神奈川・小田原編」でした。

 

 

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ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

 

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。私は2016年の初め頃だったでしょうか、Eテレでこの番組の再放送をしていたことがあってそれを拝見したことがあります。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、渡部豪太さん演じる「真田ハル」のセリフが入っていました。古くから営業している喫茶店ではなく、あくまで古民家など古い建物をリフォームしたカフェが対象になるようです。ハルさんはブロガーで、古カフェを取材しその模様をブログにアップする形で番組が進行していきます。

当番組は、カフェのオーナーもお客さんも現地の方を起用しているため、渡部さん以外の出演者は演技の素人さんで基本的には台詞が棒読みです。それを気にしない方でいられる方で、上記のような古カフェが好きな方には大いに楽しめると思います。

 

 

神奈川・小田原編のカフェは「nico cafe」さん

2016年5月18日の放送は神奈川県小田原市にある「築80年!サイダーが味わえる商家カフェ」をハルさんが訪ねていました。

 

e-nico.info

https://www.facebook.com/nico.cafe.odawara/

twitter.com

 

『ふるカフェ系 ハルさんの休日』はNHKの番組ですから、番組内で紹介された店名が明かされることはありません。唯一クレジットの中の「撮影協力」欄に店名が書かれていることで今回ハルさんがどのお店を訪れたのかがわかります。

今回の撮影協力、つまりハルさんが訪れたカフェは『nico cafe(ニコカフェ)』さんです。お店は神奈川県西部の小田原市にあります。最寄り駅はJR「小田原駅」で、徒歩7分ほどだそう。海側に降りてしばらく歩くと横を国道255線が走っているのでそれを渡り尚歩いていくと、善光寺さんがありそのほど近くにあります。公式Webサイトなどに地図がありますからそちらで確認すると良いでしょう。駐車スペースはないみたいですからご注意を。

営業時間は10:00-17:00、定休日は日曜日、「STUDY CAFE」なる勉強や部活、読書、仕事に利用できるスペースがあり、そちらは金曜日の18:00-21:00に営まれているようです。いずれも営業・休業日時の変更の可能性があるみたいですので、公式Webサイトなどでスケジュールを確認してから来店すると良いですね。また、放送直後は特にお昼どきに混雑することが予想されますから、来店前に電話やメールなどで連絡を取っておくと尚良いと思います。

 

 

nico cafeは元商家の家

『nico cafe』さんがお店として使っている家は築80年になる元商家の家だそうです。建具屋だったと言っていたでしょうか。

お店の入り口がガラス戸になっていて、いかにもな感じが良いですね。私はガラス戸が好きなので好みの外観でした。Webサイトにもカフェ正面の画像がありますから是非ご覧になってください。個人的には1階よりも2階の大きな大正ガラスと思われるガラスがはめられたガラス戸の方が好きです。

1階のカフェスペースは今っぽいお洒落な古民家カフェ系になっていましたが、2階の和室は当時の雰囲気がそのまま残されているように見えてとても良かったです。ハルさんも興奮していましたね。「床脇」と「床」と「書院」の3つが揃っている床の間は滅多にない!と。さらに床柱にはタガヤサン(鉄刀木)という東南アジア原産の原木が使われているとのことでした。家業に福をもたらす縁起物だそう。

障子もただの障子ではなく「猫間障子(ねこましょうじ)」が使われていて、こちらにもハルさんは食いついていました。元々は猫が出入りできるように小窓を障子の下部分に付けていた物だそうですが、nico cafeのそれは人が座ったときに目の高さほどにありました。時代が進むことで位置が変わってきたのでしょうか。1枚20万円はする代物だとハルさんは言っています。

 

 

nico cafeの梅サイダー

ハルさんはnico cafeで「梅サイダー」を頼んでいました。こちらは小田原の梅を使っているそうです。小田原の梅は無添加でやっていると出演していた梅農家の方が仰っていました。

透明なグラスに注がれたサイダーは、ほんの少しオレンジ色がかった色をしていて、グラスの底を見ると大きな梅が一つ沈んでおり、その梅の周りにも炭酸の泡がシュワシュワとまとわりつき、小さな気泡が上へ上へと登っていました。そんな様子が何とも涼しげで、まさにこれからの暑い季節に持って来いな飲み物に感じられます。この梅サイダーを見ていたら想像だけで口の中に唾液が溜まります。

梅サイダーは梅・リンゴ酢・氷砂糖で割ったシロップを入れて炭酸で割る、シンプルな作り方のようでした。素材が美味しければむしろシンプルな作り方の方が良いですものねぇ、飲んでみたいです。

 

 

おわりに

番組で触れられていた、店長さんが手作りした人形が私の心を掴んでいきました。妙な味わいのある人形で、こちらも公式サイトにぺーじがあるので気になる方は是非ご覧になってください。

ハルさんは梅農家さんから梅を頂いたり、「かまぼこ自然薯揚げ(かまぼこ・じねんじょ・あげ)」を頂いたりしていました。自然薯とはヤマノイモのことですか。ヤマノイモが入っていることでかまぼこ自然薯揚げはふわふわだそうです。「黒胡椒が効いて絶品だ」とハルさん。製造した「田代吉右衛門」の方が言うには、かまぼこ自然薯揚げは観光者向けでもあるけど、地元の方にも小田原のかまぼこに誇りを持って欲しいということで作ったのだとか。食べ歩きの新名物を、ということで作られたみたいですが、確かに祭りなどに露店で出ていそうな品ですね、美味しそうです。

nico cafeさんはこれまで紹介されたカフェの中でも1,2を争うほど店内の雰囲気が良いように感じられました。お店が凄くお洒落だったり格好良かったりしても、店員さんが……ということが、カフェに限らずお店には結構あるものですけど、店主の女性の方やその旦那さんがとても良さそうな方に見えました。旦那さんは古民家再生の設計士をしていらっしゃるそうで……なるほど、お洒落な訳ですねぇ。

 

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