ディスディスブログ

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星野武蔵が発見した「ゲラニウム・カロリニアヌム」は帰化植物「アメリカフウロ(亜米利加風露)」です - 朝ドラ『とと姉ちゃん』30話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年5月7日放送の30話で、星野くんの新種発見が一足遅かったことを誰がどう伝えるかで、森田屋が大騒ぎをしていました。

 

www.nhk.or.jp

 

星野の発見したのはゲラニウム・カロリニアヌム

ヒロインの小橋常子(高畑充希)は、植物学者を目指す帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)と三度出会っています。星野は日本初の発見となる植物を探して深川中を歩き回っています。星野のノートを見る中であるキノコに目が止まった常子は、それを見たことがあると星野に言います。

常子が母の実家である「青柳商店」です。その庭に同じようなキノコを見たということで、二人で青柳家に行くことにしました。青柳商店の筆頭番頭である隈井栄太郎(片岡鶴太郎)は星野を訝しんでいますが、常子はそれを説得し、キノコが生えていた庭に星野を案内するのですが、既に誰かによって引きぬかれた後でした。

隈井が言うには、青柳清(大野拓朗)が断りもなく朝帰りをした罰として、青柳の大女将である滝子(大地真央)から庭の草むしりを命じられていたそうで、そのときに清が取ったのだろうということでした。

慌てて清を探す常子と清。清は焚き火に草とキノコを入れて燃やそうとしているところであり、ギリギリそれを制止して早速そのキノコが星野の探しているものかどうかを確認しました……が、残念ながら新発見ではありませんでした。

落胆しつつも、青柳に戻って木材の「毛細管現象」のことなどを話していると……今度は作業場近くの道端に「ゲラニウム・カロリニアヌム」なる植物を発見するのでした。こちらは星野が探し求めていた植物の一つで、自身のノートにもしっかり記されているものでした。日本での発見はまだないとのこと。

森田屋に戻った常子と星野、森田屋の皆も集まって新種発見の報を一緒に喜んでいます。大学の教授に連絡をし学会で(?)正式に新種だと認められれば自分が名前をつけられるそうで、世話になった両親の名前をつけたいと意気込んでいました。森田屋も盛大にお祝いをしようと大盛り上がりです。

 

 

ゲラニウム・カロリニアヌムは既に発見されていた

ところが後日、常子の上の妹の鞠子(相楽樹)が家にあった古新聞に、「ゲラニウム・カロリニアヌム 国内で初の確認」と書かれた記事があることを偶然に見つけてしまいました。

星野は新聞報道を知らなかったようです。常子たちがこのまま教えなくてもそう遠くない時期に星野は報道を知るだろうし、教えないままお祝いをしてぬか喜びさせてしまうのも忍びない、と常子自らが伝えることに。しかし、星野があまりに幸せそうに両親への恩返しができると話をするので常子はとうとう言い出せませんでした。

そんなとき、星野が出されたお茶を畳の上にこぼしてしまい、それを拭おうとして雇われ板前の長谷川哲典(浜野謙太)が、懐に隠していた古新聞を取り出してしまいます。新聞紙でお茶を吸い取ろうとしたのでしょうか、畳の上に新聞を広げてしまいました。その様子を見ていた星野が古新聞の新聞記事を見つけてしまい……とうとう星野にも新種発見は既に成されていたことだと知ることになります。新種発見とはならなかった事実を知った星野はショックから気を失ってしまいました……。

布団を敷いて星野を休ませ、しばらくすると目を覚ました星野に常子は味噌汁とご飯とカブ(蕪)の漬物でしょうか、を出していました。星野は田舎の母が作ってくれる味噌汁が好きなのだそう。それを聞いて常子が、星野が飛騨高山の出身だと知っていたので、赤味噌を使った味噌汁を作っています。

研究も大事だけど食事もしっかり取ってください、と常子は星野に言っています。星野が森田屋に足を運ぶようになったきっかけも、おそらく食事をろくに取らないことでエネルギー切れを起こしていたと思われますし。

 

 

ゲラニウム・カロリニアヌムとは?

北米原産の植物、ゲラニウム・カロリニアヌムが京都市内の工場で発見され、国内では初の確認と話題だ。ゲラニウム・カロリニアヌムは一尺三寸ほどの高さで、全体に白い軟毛があり、薄紫色の小さな花が特徴。国内でよく見られるゲンノショウコに似ているが、花が小さく、またふうろそうとは、花弁の先端に違いが見られることから新*種発見となった。和名は「あめりかふうろ」。発見したのは、これまでに多数の新*種発見している牧野富太郎博士。

 

ドラマの新聞記事にはこのように書かれていました。*の箇所は文字が読めなかった部分です。

 

アメリカフウロ(亜米利加風露、Geranium carolinianum)は、フウロソウ科フウロソウ属の雑草。北アメリカ原産の帰化植物。現在は全国の道ばたなどによく見かける。

アメリカフウロ - Wikipedia

 

アメリカフウロのWikipediaにはこのように書かれています。アメリカフウロは漢字で書くと亜米利加風露だそう。確かにこのような薄紫色の小さな花は散歩をしているとよく見かけますが、似た種類もあるみたいなので私が見た花がアメリカフウロかはわからないです。

 

 

おわりに

星野と常子の接近がメインとなる週でしたね。今日は、どうやったら星野があれほど盛大にお茶をこぼせるのかとか、長谷川が新聞をお腹に挟んで隠すことやこぼした新聞を新聞紙で拭こうとすることとか、ツッコミどころがいくつかありました。ドラマはこういうある種のわざとらしさというかいい加減さみたいなものがあっても良いよなぁと感じ、昔のドラマを見ているような感覚で観ていました。

次週は常子の母の君子(木村多江)と滝子さんの関係修復がメインになりそうでした。関係修復というか滝子さんの秘密が明らかになるのかなと感じられます。

 

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