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中田綾の粋な図らいで常子のカンニング疑惑が晴れました - 朝ドラ『とと姉ちゃん』24話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年4月30日放送の24話で、常子のカンニング疑惑が晴らされた……みたいです。

 

www.nhk.or.jp

 

常子のカンニング疑惑と再試験

ヒロインの小橋常子(高畑充希)は、編入した女学校で話しかけても無視されたり、常子に聞こえるように悪口を言われたり、イジメを受けています。さらに「國史(日本史)」の試験では、いじめっ子の策略によって常子がカンニングの疑いをかけられてしまいました。

私はイジメのシーンがとにかく苦手なので一昨日の22話以降あまり身を入れて視聴をしておらず、書いている内容におかしな箇所があるかもしれません。

クラスメイトの中田綾(阿部純子)の提案で國史の試験が再度行われることになります。カンニングの疑いを晴らすために常子が考えたことは自力で一番になることでした。しかしながら常子は勉強が苦手で、誰かに教えてもらわねばと当初は上の妹の鞠子(相楽樹)に教わっていましたが、叔父の鉄郎(向井理)のアドバイス(?)からその道の一番に教わることが一番と気が付き、クラスで一番成績優秀な綾に教わることに決めました。

常子は綾の家に押しかけ、半ば強引に教わる約束を取り付けました。綾は教える代わりに試験後一切に自分に話しかけないで欲しいと条件をつけてきて、常子はそれを受けれいています。勉強を教えてくれるのであれば条件は何でも良かったのでしょう。綾の家とても裕福そうでしたね。お嬢様。

綾が、現在常子たちが住ませてもらっている仕出し屋「森田屋」に勉強を教えに来た際に、常子の母の君子(木村多江)に常子がカンニングの疑いをかけられていることを話してしまい、襖越しに話を聞いていた下の妹の美子(根岸姫奈)が森田宗吉(ピエール瀧)に話して、すぐに森田屋の皆が知ることになりました。

宗吉たちは常子のために仕事は手伝わなくていいから勉強に専念しろと気遣ってやり、鞠子が常子の分まで頑張ると、森田屋が総出で常子をフォローしてくれています。常子は皆の心遣いに応えるためにも寝る間も惜しんで勉強していました。

再試験が行われた結果、常子はクラス2番目の成績を収めることができました。1番は綾です。試験中は教師の先生が常子の様子を観察しており、カンニングの疑いはないと宣言していましたが、いじめっ子の2人がカンニングをしていない証拠を出しなさいよと尚食い下がってきています。

 

 

カンニングをしていない証拠は応仁の乱

カンニングをしていない証拠は常子ではなく先生が示してくれました。証拠は、応仁の乱の重要人物の解答欄に、綾の答案は空欄があったのに、常子はしっかりと書き込めて正解していたことです。綾が解けていない問題を常子が解けているのだから、常子の成績は常子の努力の賜だと断言してくれました。

応仁の乱については、実は常子と綾が一緒に勉強をしたときに、綾が常子に重要人物を覚えるようにアドバイスをしていました。東軍総大将の細川勝元と西軍総大将の山名宗全(赤入道)です。先生が授業で丁寧に説明していたからたぶん試験に出ると、綾が常子に言っていて覚えさせていました。

実際に再試験に出題され、しかし、綾はあえてその全てを解答欄に書き込まず、常子に正解させていたんですね。敢えて解答しないことは不正でも何でもないですし、常子が自力で覚えて正解したことも事実ですから……綾さんは上手い手を考えました。しかも、綾はその問題を解答しなくてもクラスで1番を取れてしまい、試験後、常子から応仁の乱の件を聞かれても、まさか本当に出題されるとは思っていなくて……ととぼけていました。イケメンです。

常子は、試験が終わったら一切話しかけない約束を守ろうとする気はなく、一緒に下校をして今まで以上に親しげに話しかけていました。綾も「もう約束を破ってるじゃない。勝手になさい」とまんざらでもない様子。

 

 

カンニング問題は解決した?

これでカンニングの件は一見落着……なのでしょうか? 常子のカンニング疑惑は晴れたものの、最初の試験のときに常子を陥れた人間がいる可能性は極めて高くなったのですから、それを詳らかにしないことには問題が解決したとは言えないのではないかと感じられます。まぁ犯人は常子の真後ろの席に座るいじめっ子なんですけど。

試験中に常子が床に落ちた物を拾っている隙に、いじめっ子が常子の机にカンニング用の紙を丸めて投げこみ、それがカンニングではないかと先生から疑われたことが本件のきっかけです。

それはつまり紙を投げ入れたあの生徒が机に投げるまでカンニング用紙を持っていたということになりますから、投げ入れるまで彼女がカンニングをしていたのではないか? とも思える訳です。彼女が試験中に年表が幾つも書き込まれた紙を持っていたのですからね。ぜひ追及してもらいたいものです。

 

 

おわりに

カンニング事件が一応の収束をみましたが、今度は鞠子の制服がなくなる事件が発生しました。制服を盗んだ(?)犯人はおそらく森田富江(川栄李奈)ですね。

制服を着ている鞠子を羨ましそうに目で追っているシーンが24話にありましたので、進学をせずに森田屋で働いている富江が女学校の制服に憧れていて、一度は着てみたいと思っているのではないかと想像します。

常子のカンニング疑惑は晴れました。しかし前述したように真犯人への追及は行われていませんから、いじめっ子たちの常子を憎く思う思いは積もっている危険はまだまだあります。今後もいじめシーンが登場する可能性は大いにあるでしょう。嫌ですね……。

次週予告では、植物学者を目指す帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)が常子に抱きついていました。恋愛には特に疎いと思われる星野と常子ですから、決して恋愛話の末の抱擁ではないでしょう。どういうことか……あり得るのは星野が何らかの原因でよろけて常子に覆いかぶさった、ということですね。ありがちな展開です。

 

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