ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の「神奈川・大磯編」のカフェは日日食堂のようです。御用聞き鮮魚カステラが気になりました

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毎週水曜日23:00-23:30に放送されているEテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』、2016年4月6日の放送は「神奈川・大磯編」でした。

 

  

ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

 

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。私は2016年の初め頃だったでしょうか、Eテレで当番組の再放送をしていたことがあり、それを拝見したことがありました。ブログで記事にもしています。記事最下に当該記事のリンクを貼っているので合わせてご覧になってください。

私が見た回は、千葉県の金谷と東京都の青梅にある古カフェを俳優の渡部豪太さんが訪ね、お店の方と現地の方との交流を描きつつ、その土地の歴史を紐解きつつ……というドラマ仕立ての番組でした。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という渡部豪太さん演じる「真田ハル」のセリフが入っていました。古くから営業している喫茶店ではなく、あくまで古民家など古い建物をリフォームしたカフェが対象になるようです。ハルさんはブロガーで、古カフェを取材しその模様をブログにアップする形で番組が進行していきます。

当番組は、カフェのオーナーもお客さんも現地の方を起用しているため、渡部さん以外の出演者は演技の素人さんで基本的には台詞が棒読みです。それを気にしない方でいられる方で、上記のような古カフェが好きな方には大いに楽しめると思います。

 

 

神奈川・大磯編のカフェは「日日食堂」でしょうか

https://www.facebook.com/2ti2ti/

 

2016年4月6日の放送は、神奈川県の大磯に「水出しコーヒーが自慢の60年前のふるカフェがある」と聞きつけたハルさんが訪ねています。小屋のような建物で内部にはクラシックな家具が満載で、建物にも戦前からの大磯の歴史が詰まっていたようです。

オープニングでお店の外観が映しだされていて、入り口に大きく「日日食堂」とペイントされていましたから、店名は日日食堂さんで間違いはないでしょう。NHKの番組のため番組内で具体的な店名は一度も語られなかったかと思います。いつもの通りです。上に日日食堂さんのFacebookページのリンクを貼りました。

地図を見ると、日日食堂さんの最寄り駅はJR東海道線の「大磯駅」になりそうです。平塚からもう一駅小田原寄りですか。大磯駅を降りて、東海道を平塚駅方面へしばらく行くと東海道本線との橋梁があり、そこをくぐった先辺りにお店があるようです。番組でも「東海道線の先にあるはずだ」と橋梁をくぐったところで、ハルさんが水出しコーヒーの香りを鍵つけていました。

行ったことはないのであくまで地図から見た限りですけど、大磯駅からは15分ほど歩くことになりそうな距離感です。番組では、道中に古家具・古道具屋さん(?)の前を通ったり海の砂浜にも足を運んでいたので、お店までの道のりも楽しむつもりで行くと良さそうです。

Facebookページによると、「日日食堂」さんの営業時間は月曜日が11:30-18:00で、水-日曜日が11:30-20:00とのことです。火曜日が定休日っぽい。行く予定のある方は注意してください。番組で紹介されてからあまり時間が経っていないですから、特にお昼どきには混むことも予想されますので、事前にお店に連絡を取ると良いかもしれません。

 

 

日日食堂の建築

日日食堂は小屋のような外観で木造モルタル製のようです。外観の木材は「南京下見」とハルさんが言っていました。「板材を斜めに貼り、雨水を防ぐ工法。昔の木造校舎などで使われていた」「元は小学校の校舎と見た」だそうです。確かに昔の木造校舎の小学校の映像・画像でよく見かける貼り方でした。

小屋というと内部が小さいイメージを持ちますけど、中は意外にも広く開放的な空間でして、喫茶スペースの奥には器を販売スペースになっていました。ネットで調べたところ、どうやら販売スペース部分は「今古今(こんここん)」という名前のコミュニケーションスペースのようです。

日日食堂の建物は、築100年を超える「中南電機産業株式会社」の電機部品工場跡をリノベーションした建物のだそうです。天井には「がいし引き(碍子引き)」がそのまま残されています。「がいし引き」とは、電線の電気が建物に流れないように陶器などの絶縁体を用いた、配線方法だそうです。テロップが入っていました。陶器の絶縁体は今からするとお洒落で贅沢なアイテムに感じられます。

 

 

水出しコーヒー器と木製冷蔵庫とミシン

店内に大きな「水出しコーヒー器」がありました。水出しコーヒー器とは「17世紀にオランダ領だったインドネシアで生まれたという、別名“ダッチコーヒー器”」なのだそうです。

お店にある水出しコーヒー器は1985年製で、コーヒー25杯分が入るほどの大きさ、落ち切るまでに約8時間もかかるのだとか。最初から最後まで同じ味のコーヒーを抽出できるのでしょうか? 違いを楽しむのでしょうか。

「水出しならではのすっきりとした喉ごし、それでいて豆の味もしっかり」とは一口飲んだハルさん。2年ほど熟成されたコーヒー豆を使い、コーヒーは注文を受けてから湯煎し、73度にするこだわりがあるということです。熱いと香りが飛び、温いとコクが出ないのだそう。

また店の入口付近には木製の冷蔵庫があり、現役で活躍していました。あれは冷蔵庫に氷を入れて冷やすタイプでしょうか? また店内には「LILY」の昭和期のヴィンテージ・ミシンまでありました。建物もそうですけど、店内のアンティーク家具は、大磯の土地柄と大きく関係しているようです。

明治に入ってから日本初の海水浴場が出来た大磯に、伊藤博文が自宅を建築し、その後吉田茂など8人もの首相が別荘や邸宅を建てました。全盛期には、三井など三大財閥を始め、200以上もの別荘が建っていたそうです。今も大磯には当時の富豪たちが残していったアンティークの品々が街に残っているということでした。

 

 

御用聞き 鮮魚カステラ

ハルさんは、地魚プレートと「御用聞き 鮮魚カステラ」なるチーズケーキのようなカステラを注文していました。

「鮮魚カステラ」は大磯の御用聞きの間で人気の品だったのですが、手間がかかりすぎるということで途絶えていたようです。そんな鮮魚カステラを大磯老舗のかまぼこ店が足掛け2年、100年ぶりに復活させたと。ブジ(?)のすり身に卵、砂糖などから作られているということです。ブジとは何でしょうか?聞き間違いかもしれません。

 

https://www.facebook.com/inouekamaboko

 

Facebookに「株式会社 井上蒲鉾店」さんのページがありました。内容を見る限り番組で扱われた鮮魚カステラはこちらの品のようです。

 

 

おわりに

日日食堂さんの建物を見たいです。しかし当分は混雑するのかなと思いますので、私が行くことはしばらくないと思います。でも大磯などの土地のゆるさはとても好きなので一度足を運びたいです。

 

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