遺族援助が打ち切られ決断を迫られる「かか」の君子。大家からの妾話を飲むのでしょうか？ - 朝ドラ『とと姉ちゃん』11話の感想

NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年4月15日の11話で、かかが妾はどうかと大家さんから持ちかけられていました……。

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遺族援助の打ち切り

先週末から時代が昭和10年4月に進んでいて、ヒロインの小橋常子が高畑充希さん、上の妹の鞠子が相楽樹さん、下の妹の美子が根岸姫奈さんにそれぞれ代わっています。

昭和10年時点で常子は高等女学校4年生で、鞠子が高等女学校3年生、美子は尋常小学校4年生、「かか（母）」の君子（木村多江）は、とと（竹蔵）のいた会社から遺族援助を受けつつ女工として働き、「検反（けんたん）」という布の品質を検査する仕事をして家計を支えているとのことです。

前回10話では二人三脚がありました。家の米を確保するため、賞品の米一俵を目当てに常子&鞠子で出場していて、狙っていた1着ではなく3着でした。米一俵はもらえませんでしたが、3着でも五升もらえるそうで何とかお米を確保できています。

二人三脚は予想通り「玉置三兄弟」との対決になっていて、常子たちは玉置兄弟に勝っています。その際、転んで怪我をした三兄弟の長男、玉置茂雄（大内田悠平）の膝を、常子が手ぬぐいで手当をしてあげていて、そんな常子に対して茂雄がときめいていましたね。11話ではまだ引きずっているようで、いつもの調子で因縁をつけられていませんでした。常子も茂雄の気持ちにまだ気がついていないみたいです。この2人の関係が今後どのように変わっていくのか楽しみです。

遺族援助の打ち切り

10話ラストで、ととが務めていた会社「遠州浜松染工」の社長さん、杉野栄治（田山涼成）が小橋家にやって来て、遺族援助を打ち切らせて欲しいと言ってきました。結核で亡くなった方はととの他にも何人かいて、その家族全てを援助する訳にもいかなくてね、的なことを理由にしていましたけれども、私にはこの理由は全く理解できませんでした。

そもそも遺族援助が社員契約の中に書かれていたのかいないのかもわかりませんけれども、「申し訳ない」とか「なかなか言い出せなくて」とか杉野社長が思っているのなら、突然打ち切るようなことをするなよと思ってしまいました。事前にあと何年、何ヶ月、何日に援助が打ち切るよと宣告してくれれば、小橋家としてやり様があったかもしれません。ん〜〜〜、理解できない。

「かか」に妾の話が舞い込む

ということで、かかの検反の仕事だけが小橋家の収入源となり、家計が一気に苦しくなりました。生活するだけでも大変なのに常子と鞠子と美子の養育をしなければならず、今は貯金を切り崩して生活をしているようです。

君子は今後どうするつもりなのだろうというところで、大家さんが小橋家に来て君子を表に連れ出しました。大家は最初こそ家賃の話をしていたのですが、何故か会社の遺族援助打ち切りの話を知っていて、貯金を切り崩して生活をしていることも知っていました。常子たちの叔父の鉄郎（向井理）が全て話したのでしょうか。

大家は生活に困っているであろう君子に対してある提案をしていました。それが見出しにも書いた「妾（めかけ）」です。大家の知り合いと言っていましたか、妾を何人も囲っていて金払いの良い人がいるのだそうです。もしその気になったら行ってみなさいと、住所を書いた紙を君子に手渡していました。

妾（めかけ）とは？

妾（めかけ）とは、結婚をしている正妻とも内縁の妻とも異なる、一言で言えば愛人のことです。内縁の妻は婚姻届を提出していないけど夫婦のような男女関係にある女性を指し、妾は別の女生と結婚をしている男と持続的な男女関係を結んでいる女性を指すのだと私は認識しています。認識が間違っていたら申し訳ありません。妾に対して男が生活面も援助すると。

妾の話はひとつ前の朝ドラ『あさが来た』でも、白岡新次郎（玉木宏）に対して母のよの（風吹ジュン）が妾をもらうように提案していましたね。