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刑事「柴来人」が「鋼鉄探偵ライト」になった理由が明かされました - アニメ『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 THE LAST SONG』14話「十一月の超人達」の感想

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毎週日曜日23:00より、TOKYO MXにてアニメ『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 THE LAST SONG』が放送されています。

 

http://concreterevolutio.com/

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

2016年4月11日の放送は第14話「十一月の超人達」でした。2期第1話です。

 

 

イントロダクション

「もうひとつの日本」を舞台にして繰りひろげられる、多彩な超人たちの饗宴――。
「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。

これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の「超人たち」が、もしすべて同時に実在していたとしたら?
登場する「超人」たちは、誕生も特性も、実にさまざまだ。
宇宙から来た巨人、ファンタジー世界の生命体、古代から妖怪とされてきた存在、科学者に改造されたサイボーグ、太古に滅亡した巨大文明の遺産などなど……。
一部の超人は公然と活動して世間から人気を集め、一方で素性を隠しながら密かに戦う超人もいる。そして超人に対抗する敵勢力、組織もまた、それぞれ暗躍を続けている。

日本政府は、秩序確保のために多様な手を打った。
そして設立された組織のひとつが、厚生省の外郭団体「超過人口審議研究所」である。
その通称は「超人課」――「超人」を発見・確保し、保護し、安全に管理するのが任務だ。
超人課に所属するメンバーの一人、人吉爾朗(ひとよしじろう)が、本作の主人公である。

 

公式Webサイトのイントロダクションから抜粋しました。こちらのイントロダクションは1期のものになります。

 

 

14話「十一月の超人達」

(1期の)神化43年10月に「怪剣クロード」たちによって引き起こされた超人主義者たちの大規模な反戦・反米・反体制デモ「新宿擾乱(しんじゅくじょうらん)」により、その後の超人たちは国家から犯罪集団とみなされるようになっています。

「国家公共保安部隊」はその力を強めていて、巨大ロボットを導入していたり超人課や柴来人(しば・らいと)刑事たちを指揮下に置いているようです。公安の赤光(しゃっこう)と警察の柴は反りが合わず反目し合っている様子でした。

公安は治安出動への訓練をしていたところUFOが飛来し、そこからアンドロイドの「鷲巣雄星」が降りてきました。鷲巣は宇宙の生命体が作る平和連合からの使者で、目的は数々の星系を消滅させたS遊星人を捕獲することです。

 

 

人吉爾朗ビフォーアフター

本作の主人公は「人吉爾朗(ひとよし・じろう)」です。CV石川界人さん。超人課の一員として超人を守る活動に従事してきましたが、「新宿擾乱」の結果、超人課から抜けています。神化46年時点では政府の超人弾圧に対し反抗しているようです。超人を守る信念を貫くためです。そのためにはかつての仲間だった超人課と対立するケースもあるのでしょう。

そして大事なことは46年の爾朗は左腕から炎を出しても理性を失わずにいられていることです。

そんな爾朗を見た超人課の半妖の存在「鬼野笑美(きの・えみ、CV豊崎愛生さん)」は「私の封印が外れている。なのに爾朗の中の怪物が暴れ出していない?どうして?」と言っています。それに対して鷲巣が興味深いことを言っています。

「フューマー。一種のガス状生命体だ。発展途上の文明を見つけると指導者として介入し、そこに君臨する。神を気取っている連中だよ。この星にも来ていたのか」「知性体にとりつきその精神を支配するんだ」

ということです。フューマーなのかヒューマーなのかフューバーなのか、イマイチ聞き取れていません。3つとも全て間違っているかも。

課長とは元超人課課長の「秋田大司(あきた だいし、CV金尾哲夫さん)」のことです。宇宙人。秋田は1期でクロードによって切られていますが、中身はガスなのでタヒんではいません。その後秋田としてはタヒんでいて超人課から抜けていますが、三矢議員の身体を乗っ取っています。その消えたはずの元・秋田が爾朗を守っているようです。

 

 

柴来人ビフォーアフター

「柴来人」のCVは鈴村健一さんです。1期、というか神化43年当時まで、柴来人は警視庁機動隊所属の刑事で、超人対策班として動いているサイボーグでした。2期、神化46年時点では警視庁機動隊員として国家公共保安部隊のテストに参加していましたが、鷲巣を数した後に脱走し「柴探偵事務所」を設立しています。爾朗とは分かり合えてはいないものの、共闘の形を取っています。

41年の刑事時代は髪が黒髪、47年6月は髪が金髪という点が見た目の大きな違いです。41年は紫色のスーツ、47年は白いコート(ダブルブレストのトレンチコートですか?)を着て白いスラックス・パンツを穿き、白いレザーシューズを履いているため、色の違いが大きいです。

神化47年の柴は、鷲巣の頭部を破壊して中からパーツを奪い、自らの首の後ろに接続しています。『攻殻機動隊』の電脳化した義体の首の後ろに端子がありますよね? あのようなものです。

柴は自分が人間からサイボーグ化した存在です。しかし本人はサイボーグ化した事実を受け入れようとせず、人間だと思い込もうとしています。そして、自分が正義の存在になれると信じていて、だから自分の人間としての存在証明必要以上に「犯罪者の超人」を憎んでいました。

「俺は何をした。わかっていたはずだ、何をするべきか。S遊星人は犯罪者だ。爾朗は犯罪者でも守るやつだ。どちらも俺の敵だ。わかっていた。俺は直りたい。直る。俺は壊れている、壊れているんだ。正しいことができるように」「お前は昔の俺だ、迷いがなかったあの頃の」と柴は言い、その直後に鷲巣からパーツを取り出しています。

つまりどういうことかと言うと、犯罪者は敵、超人は敵だけど、新宿擾乱以降、罪のない超人たちまでも犯罪者とみなされている現状、彼らを敵視する公安の指揮下に身を置いている自分への矛盾に対して、決別を図ったのだと思います。

かつての自分=鷲巣を数して超人刑事としての自分と決別し、鷲巣からパーツを奪って取り付け警視庁を出奔したことにより人間・柴来人としての自分とも決別し、「鋼鉄探偵ライト」になったということでしょう。たぶん。

 

 

おわりに

相変わらずとても難しいですけど、何とか付いて行きたいです。2期も相変わらず面白いですね。ネットの評判はあまり良くないみたいですけど。

時系列が入り乱れているため、一度の視聴ではなかなか理解できないことで敷居が高いことが大きな理由になるでしょうか。私も理解できているか自信がありませんし。1期を見ていなかった方はほぼ理解不能でしょうね、これは。

 

http://concreterevolutio.com/special/?page=chronological

 

上のリンク先は、13話までの出来事が時系列で並べられている公式Webサイト内の神化年表です。こちらを見ながら視聴をするとまだわかるかもしれません。また、1期1-13話は別のブログに感想を書いています。下にそのリンクを貼りましたので興味のある方は是非ご覧になってください。

 

dysdisanime.hateblo.jp