ディスディスブログ

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tvk『saku saku』のリアル神奈川県出身者「上々軍団」による自己紹介の一週間を大いに楽しめました

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毎週平日07:00からtvk(テレビ神奈川)にて放送されている音楽情報バラエティ番組『saku saku』、2016年4月8日金曜日、新年度第一週の放送が終わりました。

 

 

 

NANAE & 上々軍団の『saku saku』がスタート 

www.tvk-yokohama.com

 

2016年4月4日の放送から『saku saku』の2016年度の放送がスタートしてます。メインMCが4ピースバンド「7!!(セブンウップス)」のヴォーカル「NANAE」ちゃんで、番組のパペット「ポンモップ」の操縦士がお笑いコンビ「上々軍団」の「鈴木啓太」さんに、ガヤが同じく「上々軍団」の「さわやか五郎」さんに変わりました。

レンタルショップ「カシカシ」の設定は前年度までと同じです。ポンモップさんが店長でNANAEちゃんが中堅スタッフ、五郎さんが新しく店に加入したフロアスタッフという表向きの役割があります。それが番組内容に絡むことはまずありません。モップさんが「店長」とNANAEちゃんたちから呼ばれるくらいです。

出演者の人数が前年度の5人から3人に減ったことで、特にオープニングトークの絵面に寂しさが漂っています。けれども、レンタルショップ体制の前の屋根の上体制に戻ったと考えればいいかな、と私は捉えています。

 

 

「さわやか五郎」さんはギターを弾けます

さわやか五郎さんはギターを弾けます。そもそも「上々軍団」がギターを使ったネタをするお笑いさんらしいので、五郎さんはギターを弾けるみたいです。これは前年度までのレンタルショップ体制にはないことで、屋根の上体制に近い状態になりました。

今週は、五郎さんが「サザンオールスターズ」が好きという話から、サザンの曲なら大抵はギターで弾けると、NANAEちゃんともップ店長のリクエストに答えて五郎さんが弾き語りをしていました。顔真似・声真似をしつつ。それがなかなかクオリティが高く、NANAEちゃんも感心しています。

 

 

さらに、五郎さんが一番好きな曲ということで歌い始めた曲が、実はどうやら五郎さんのオリジナル曲でして、NANAEちゃんも番組スタッフさんも、サビが来るまでそれがオリジナルとは思わなかった(怪しんではいたかも)みたいで、そのくらいにサザンっぽく歌ったサザンっぽい曲でした。こちらがなかなかにキャッチーな良い曲でして、後日『saku saku』の曲にした方が良いと、歌うことが本職のNANAEちゃんにも勧められていたくらいです。「ランドマークで秘密のデート」という曲名だったのですね。

一方のモップ店長はポエムが特技だそうです。番組内でも何度か店長作のポエムが披露されていましたけれども、正直寒いです。しかし、店長が詞を書き、五郎さんが曲をつけ、NANAEちゃんが歌う、というコラボレーションが3人で提案されていたことから、屋根の上体制で代表的なコーナーだった「みんなでうた」や「みんなでうたおうZ」が今年度は復活する可能性があります。前年度はNANAEちゃんがスタジオで歌を歌う機会がほぼありませんでしたから、個人的には歌のコーナーができることは大きな楽しみです。

 

他にも、五郎さんと新モップ店長のフリートークが初出演とは思えないほど滑らかで、NANAEちゃんとの会話にも不自然さが見られませんでした。不自然さがないことは編集の力もあるのかもしれないですし、ある意味当たり前なことかもしれないけど。でも、前年度までは、特に店長のボキャブラリーが乏しすぎたり言葉の意味がわかっていなかったり間違えて覚えていたり使っていたりで、会話が成り立っていないケースが多々見られました。ですから今週のトークの滑らかさは編集だけが理由にはならないでしょう。普通に会話が出来ている様子を視聴することが、こんなにもストレスがかからないことなのだと、今週の3人のトークを観ていて感じました。

前年度にメンバーで漢字テストを行っていて、NANAEちゃんが出演者で最下位でした。ではNANAEちゃんがトークが苦手かというとそんなことはなく、むしろ前年度メンバーの中では一番トークが出来ていたと感じています。なので前年度の会話の齟齬の多さは、勉強ができるできないの次元の話ではないんです。たぶん。もっと根本的なところの問題で噛み合っていなかったです。だからこそ質が悪かった。今年度はそこまでにはならないと思われます。

 

 

上々軍団は神奈川県出身

上々軍団のお二人は神奈川県の川崎出身です。五郎さんは現在も川崎在住とのこと。店長は埼玉県在住ですが、アルバイト先は川崎なのだとか。バイト先はサ*ナだそうです。

前年度までのレンタルショップのメンバーも屋根の上も、神奈川県出身の出演者は一人もいなかったかもしれません。何気に『saku saku』初ですか。あかぎあいちゃんは宮崎で、木村カエラちゃんは東京、中村優ちゃんが奈良、三原勇希ちゃんが大阪、トミタ栞ちゃんが岐阜、あゆみくりかまきとカンカンさんが神戸、NANAEちゃんが沖縄ですからね。スタッフには御意見番さん等がいたかもしれませんけど。

リアル神奈川県人の上々軍団、特に五郎さんとNANAEちゃんとで神奈川vs.沖縄のご当地の名物対決が2016年4月8日金曜日の放送でありました。NANAEちゃんは、昨年度の放送や本職の仕事で神奈川県内を色々と行っているみたいですけれども、知らないことがまだまだ沢山あったと実感していましたね。中華街や山下公園、逗子、鎌倉などいわゆる神奈川の観光地は多く行っているけど、地元の人が普段当たり前に行っているところや食べているものなどはあまり知らない、と感じたようです。

NANAEちゃんは番組で、野毛山動物園やズーラシア、江ノ島などにも行って来たとレポートしてくれていましたね。番組のロケで「横浜・八景島シーパラダイス」にも行っていました。

 

newtantan.com

 

五郎さんたちから「サンマーメン」や「元祖ニュータンタンメン本舗」の情報がNANAEちゃんに伝えられていました。NANAEちゃんはどちらも知らなかったようです。サンマーメンは神奈川といっても東部の名物(横浜港の港湾作業員のために作られた的なことでしょうか)で、ニュータンタンメンの方はもっと絞って川崎の名物というイメージが私の中では強いです。認識が正しいかはわかりません。

サンマーメンは塩や醤油ラーメンの上に「もやし」など野菜入りあんかけがかかったもので、ニュータンタンメンは唐辛子と「にんにく」とひき肉の入った、卵をとじた鶏がらスープのラーメンですね、確か。私はサンマーメンは何度も食べたことがありますけれども、ニュータンタンメンは一度か二度しか食べたことがないと思います。どちらもとても温まるので特に寒い季節にオススメです。

そういった県民ならではの神奈川トークは、これまでのメンバーだとなかなかないものでしたから、今後は増やしてもらうと良いかもしれません。『saku saku』は神奈川の他の地域にも放送されていますから、他県の方に神奈川のことを知っていただく機会にもなるでしょうし。神奈川と沖縄の対決も、県外に流れる金曜日放送分の恒例コーナー化する面白いかも。

たた、こういった県同士の対決はどうしてもどちらかがどちらかを見下す流れに行きがちです。『秘密のケンミンSHOW』でもなりがちじゃないですか? ああいったものは個人的にはあまり好きではないので、地域の独自性を出し合って認め合って、という流れになるといいなぁと感じます。

 

そうそう、神奈川・沖縄対決で思い出したのは、和牛は何牛がいるかという話題になったときに、NANAEちゃんが沖縄には「石垣牛」がいると言うと、五郎さんが「何か(音が)固いですよね、“イシガキギュウ”」と言い始め、店長が「神奈川は?」と五郎さんに促すと、五郎さんは「“はやまぎゅう(葉山牛)”」と優しい調子で返した件は特に面白かったです。

NANAEちゃんが五郎さんに指を指して「言い方だよ、言い方だよぉ!」と地団駄を踏みながら反応していたところが超可愛かった。

 

 

沖縄の牛丼チェーン『どん亭』

神奈川と沖縄の話の中で、五郎さんが『どん亭』の名前を出しました。NANAEちゃんがこれまでにないくらいの反応を示しています。というのも、どん亭は沖縄の牛丼チェーンのお店だからです。その唯一の姉妹店が神奈川県にあると。川崎の武蔵新城ですか?

NANAEちゃんは「どん亭知ってる!大好き!」とテンション高く言っていました。逆に「“どん亭スペシャル”ってあります?」と五郎さんに質問をしていたくらいに食いついていましたね。五郎さんは「(どん亭スペシャル)ありますよ」と返すと、「あーー、嬉しい。すごい親近感が出てきた」とNANAEちゃんは嬉しそうに話していました。ちょっと距離が縮まった、と。

 

どん亭開南店が独自の進化をとげている - 沖縄B級ポータル - DEEokinawa(でぃーおきなわ)

 

私はどん亭について全く知りませんでした。ネットで調べたところ、どん亭のレポート記事を書いているWebサイトさんを見つけたので、上に記事のリンクを貼りました。

 

 

餅つきとネタ披露

1年前にNANAEちゃんが『saku saku』に加入した当初、「餅つきをやりたい」と希望を出していました。しかし日にちが過ぎていく中でいつしか彼女の願いは忘れ去られていました。ところが、1年経ったことと新体制に変わったことを機に、2016年4月7日木曜日の放送でNANAEちゃんが再度「餅つきをしたい」と要望を出しています。

どんだけ餅が好きなんだと思いましたが、どうやらNANAEちゃんは餅が好きというよりも餅つきの行為を体験したいようです。今年度中に彼女の願いが叶えられると良いですが、その前に五郎さんが「エアで(餅つきを)やってみてよ」と提案し、NANAEちゃんと店長とで急遽エア餅つきをすることになっていました。

「いいんですか、私はどっちの方?」とNANAEちゃんが聞くと、五郎さんは「“やっちまったなぁ”の方かな」と返していました。これも上手い返し方だなぁと、さすが芸人さんは思考の瞬発力があるなと感じる瞬間でした。

そこから実際にエア餅つきが実践されました。NANAEちゃんが杵で餅をつき、店長がつかれた餅を反す役割で。NANAE「はい(つくポーズ)」店長「ほい(モップの手が動く)」NANAE「はい(つくポーズ)」となかなかにシュールな画が画面に展開されていましたね。「いや、シュールすぎない?この画」と店長もツッコんでいました。

個人的にはこのやり取りがとても面白かったです。NANAEちゃんが杵を臼についた状態のまま止まっていて、なかなか杵を上に上げないから、店長が餅を反せない状態が続いていて、おかしな沈黙が1秒ほどあったところでウケました。NANAEちゃんは餅をつくことだけに神経が行っていて、杵をあげないと店長が餅を反せないことまで想像が働いていなかったんですね。NANAEちゃんが餅をついたまま止まっていたのは、ついたときに店長が餅を反すものだと勘違いをしていて、店長を待機していたからです。

それと、2016年4月6日水曜日には上々軍団のネタ披露もありました。五郎さんがギターでSuperflyさんの「愛をこめて花束を」を弾いて、そのサビの間に彼が口にくわえた綿棒2本を自身の鼻の穴に手を使わずに入れる、というしょうもない内容でした。

でもこれが、しょうもないながらもなかなかに面白かったです。私は久々にお笑いを見て笑いました。NANAEちゃんも爆笑していましたね。大きな笑い声が聞こえてきました。

そもそも私はお笑い番組を観ない人なので、お笑いのネタ自体をあまり観ません。そんなお笑いが好きではない私が観て面白かったです。しょうもないんですけどね。でも、しょうもないことで笑うということは、人間には案外必要なのではないか、と最近受け取れるようになっています。

こういったしょうもないけど笑える芸は子供も好きだと思います。『saku saku』の本放送は07:00-07:30と朝の時間帯にあり、幼稚園や小学校、中学校、高校に通う子どもたちも多く観ているでしょうから、ネタとして全然ありかと私は思います。

 

 

おわりに

ということで、私は上々軍団のお二人はウェルカムでした。とても楽しく拝見しました。先週までは「あゆみくりかまき」がいなくなったら、もはや番組として成立しないのではないかと危惧を抱いていましたけど、杞憂でした。十分面白いです。

といってもまだたった一週間が終わっただけです。月曜日の当ブログの記事に「肝心なのは持ちネタや身近の話題がなくなってからどうなるか・どうするか、です。どこから話題を引き出してそれを笑いに繋げられるか、が重要になるでしょう。これまでがそうだったように」と書いていますけど、その通り、ネタが尽きてからが上々軍団の『saku saku』での真価になろうかと思います。

私たち視聴者にとっては一週間分の放送を視聴した訳ですけど、NANAEちゃんと上々軍団の3人はまだ1日一緒にスタジオ収録の仕事をしただけの間柄です。週一回の収録で放送一週間分(5回分)の収録をしているはずなので。NANAEちゃんは二人に敬語で通していたこともあって、観ていてもまだ馴染んでいないかなと思えるシーンも確かにありました。でもそれは仕方のないことで、むしろこれからどのように3人が馴染んでいくのかが、観ていく上での楽しみの一つにもなっています。

NANAEちゃん自身、来週からはタメ口にしてもいいですか、と言っていて、上々軍団もそれを望んでいるみたいですから、来週はタメ口になった3人のトークが展開されることでしょう。私も番組にメールを送って、番組に参加してみようかと思ったり思わなかったり。

 

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