ディスディスブログ

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決着!勝利宣言をした悟は車椅子のまま病院の屋上から…? 八代はどうしたのか? - アニメ『僕だけがいない街』12話(最終話)「宝物」の感想

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毎週金曜日01:55(木曜深夜25:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『僕だけがいない街』が放送されています。

 

bokumachi-anime.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年3月25日の放送は第12話「宝物」です。いよいよ最終回。

  

イントロダクション

漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
ーーリバイバル(再上映)
何か「悪い事」が怒る直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。
しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来はーー?

 

www.kadokawa.co.jp

 

コミック版の公式Webサイトもありました。

私は本作『僕だけがいない街』を全く知りませんでした。原作はKADOKAWAの『ヤングエース』で連載されている漫画のようです。作者は三部けいさん。既刊7巻。『僕だけがいない街』のジャンルは、SFミステリー・SFサスペンスになるのでしょうか。

 

リバイバル(再上映)とは?

リバイバル(再上映)とは、悟の身の回りに(?)何か悪いことが起こる直前に発生して、大体1-5分ほど前にタイムスリップをして同じ光景を見る能力のことみたいです。「まるで誰かに“お前が防げ”と強制されているかのように、違和感を探している自分がいる。結果、何度となくトラブルを回避してきた。そのほとんどが、マイナスだったことがプラマイゼロになるだけのことで、たまに今回みたく自分にとってマイナスになったりする」と1話で悟が語っています。

 

 

12話(最終話)「宝物」

昭和63年(1988年)から15年間も意識不明の昏睡状態が続いていた藤沼悟(ふじぬま・さとる)、2003年になってようやく意識を取り戻しましたが、18年前に八代学(やしろ・がく)に数されたことなど当時の記憶を取り戻せていません。

しかし、雛月加代(ひなづき・かよ)ではなく今は杉田加代となって病院に見舞いに来たとき、加代の子供と手を合わせた瞬間に全ての記憶を取り戻していました。八代は西園学(にしぞの・まなぶ)と名前を変えて再び悟の前に現れ、2人で病院の屋上へ上がったところで、悟は八代(西園)に言いました。「俺の記憶は戻っているぞ」

しかし、八代はそれを悟った上で悟を屋上に連れ出していました。八代は、病院で手術を受ける予定の久美ちゃんの点滴に筋弛緩剤を混入して数害し、点滴には悟の指紋を付けて犯人に仕立てあげた上で、病院の上から車椅子ごと落とそうとしています。久美ちゃんの尊厳タヒを手助けして、それを苦にした自数、というシナリオですね。

 

 

悟の勝利宣言

悟、万事休すか……となりましたが、悟は八代に向けて勝利宣言をしました。リバイバルする前に八代の手にかかった、加代とヒロミと彩、冤罪で確定タヒ刑囚となったユウキさん、2005年に数された佐知子さん、その全ての命を悟は救いました。

そして今回も勝利すると悟は言っていて、その直後に起こした行動は車椅子のまま屋上から飛び降りること!です。屋上の柵が開いている箇所が一部(予め開けておいたのでしょう)あり、そこから落ちようとしました。

しかし、直前にまさかの八代から止められています。それから悟と八代の会話があり、その会話の後に八代が悟の車椅子から手を離して悟を屋上から落とし、自らもまた屋上から飛び降りようとします。会話は後述します。

 

 

悟の先読み行動

ところが、悟が落ちたであろう地点の地面にはエアマット(?)が敷かれており、悟は無事でした。マットは、小学校からの仲間であるケンヤとヒロミ、母の佐知子(さちこ)さん、母の元同僚で誘拐数人事件を独自に操作している澤田(さわだ)たちによって敷かれていたようです。

これにより、八代は数人未遂の容疑でタイーホされていました。現行犯ですか。これでゲームセットです。

悟は先を読んでいて既に行動を起こしていたんですね。小学校時代からの仲間であるケンヤとヒロミ、ヒロミは今は加代の夫です、に記憶が戻ったことを話し、母の佐知子(さちこ)さんにも話しており、準備を進めていたようです。

悟は記憶が戻ったことを話しましたが、実はケンヤにも佐知子さんにも気づかれていましたね。さすがにケンヤは察しが良いですし、佐知子さんも妖怪と呼ばれるだけあってアンテナ感度が半端ないです。

 

 

悟と八代の会話

悟が車椅子ごと屋上から飛び降りようとして、それを阻んだ八代との会話、これによって八代は悟の車椅子から手を離すことになりました。握力が続かなかっただけかもしれません。

「先生は僕がいるから生きている生きている実感が持てる」「僕は何度もこの人生を生き直して何人もの仲間を先生に数されてきた。だけど今は憎しみはないんだ」「今この世界で本当の先生を知っているのは僕だけだよ」

この悟の発言が決定打になったようです。「そうだ、悟。僕はもう君がいなければ生きていけない」と言って、八代は悟の車椅子から手を離しています。悟と一緒に自分もタヒのうとしての行動と思います。心中。

 

 

おわりに

小学校時代に、クラスの給食費を加代が盗んだと嵌めようとしていた美里(みさと)は、昏睡状態に陥った悟のために募金活動をしようと提案していたようです。給食費の一件以来、美里はクラスから孤立していて、悟は彼女も助けようとしていました。2003年の美里は加代やケンヤたちとも仲良くなっていたようで、見ている私も安心しました。「悟だけがいない街」で、皆が悟のために動いてくれていたんですねぇ。

時は経って、悟は漫画家として大成したようでした。漫画がアニメ化されるということでした。ピザ屋でのアルバイトをしていないようで、愛梨(あいり)とは接点がありません。しかし、ラストシーンで、かつて2人で落ち合っていた橋の下で偶然に出会っていました。

アニメが終わりました。原作とは異なるエンディングだったようですね。私はこの終わり方はベストなものかどうかには少し疑問がありますけれども、スケジュールが決まった中で物語を完結させるためには妥協点としてアリかなと思いました。でもできれば、愛梨は物語上重要な立ち位置にいると思っていたので、アニメのように最後に再び出会って終わるのではなく、本編、八代との決着に彼女を絡めて欲しかったです。

 

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