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無慈悲な三日月の鉄槌にカルタ・イシューが驚愕。アイン・ダルトンが大きくなりました - アニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』23話「最後の嘘」の感想

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毎週日曜日17:00より、TBSにてアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が放送されています。

 

g-tekketsu.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

2016年3月13日の放送は第23話「最後の嘘」でした。

 

イントロダクション

かつて「厄祭戦」と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから、約300年。

地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。仮初めの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。

主人公の少年、三日月・オーガスが所属する民間警備会社クリュセ・ガード・セキュリティ(以下:CGS)は、地球の一勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女、クーデリア・藍那・バーンスタインの護衛任務を受ける。しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織ギャラルホルンの襲撃を受けたCGSは、三日月ら子供たちを囮にして撤退を始めてしまう。少年達のリーダー、オルガ・イツカはこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗を翻してクーデターを決意。オルガにギャラルホルンの撃退を託された三日月は、CGSの動力源として使用されていた「厄祭戦」時代のモビルスーツ、ガンダム・バルバトスを用いて戦いに挑む。

 

公式Webサイトのイントロダクションから抜粋しました。

 

23話「最後の嘘」

主人公の三日月・オーガスたち「鉄華団(てっかだん)」は、ヒロインのクーデリア・藍那・バーンスタインを地球のオセアニア連邦領内に浮かぶ島へと送り届けました。

今度はクーデリアと地球の「アーブラウ」の元代表である蒔苗東護ノ介(まかない・とうごのすけ)をアーブラウの代表使命選挙「全体会議」の現場まで連れて行く事になりました。

クーデリア案により、ギャラルホルンの裏をかいてアラスカのアンカレッジに行き先を変更し、アンカレッジの港で船を降りそこからテイワズの現地法人が持つ鉄道に乗り換えて全体会議へと蒔苗を送り届けるルートを採ることになりました。

この鉄道は都市部を外れた路線のため、エイハブ・リアクターのため電波障害を引き起こす心配もなく、堂々とモビルスーツを運ぶことができるそう。

 

アイン・ダルトンの阿頼耶識化

ギャラルホルンのアイン・ダルトンは、鉄華団の大気圏降下作戦阻止の際に、特務三佐ガエリオ・ボードウィンの盾となり、倒れました。生命の危機は脱してはいるものの、もはや阿頼耶識化させる以外に復活の道は残されていないようです。

22話では特務三佐マクギリス・ファリドの説得というか洗脳というか、それによってガエリオはアインの阿頼耶識化に大きく傾いていたようでしたが、23話で阿頼耶識化が完了した模様です。

 

 

22話で阿頼耶識の研究施設の奥に眠っていた、私にはサイコガンダムに近いものに見えたモビルスーツがありましたが、アインはそれにセットされていたようです。モビルスーツを前にしたガエリオが、そのモビルスーツに話しかけられていました。アインの声で。

アインがモビルスーツに乗っているのではなく、アインとモビルスーツが結合している、そんな風に見えます。アインの下半身がなかったように見えました。阿頼耶識の真の姿とはこういう物理的な一体化のことを示しているのでしょう。アインがモビルスーツになった、いえ、モビルスーツがアインになったということになるでしょうか。えげつないです。

アイン本人がそれを望んでいたようですから、ガエリオは気にする必要もないと思いますが、モビルスーツと一体化したアインを見たガエリオは苦しそうな表情を浮かべていました。

 

カルタ・イシューと三日月の決闘?

 

地球外縁軌道統制統合艦隊の司令官カルタ・イシューが、三度、鉄華団に襲いかかりました。

カルタは勝手な行動を取った上で蒔苗を取り逃がし敗戦したことによって、自身の後見人となっているマクギリスの父イズナリオ・ファリドから何かペナルティが課せられるかと思いきや、息子のマクギリスたっての希望でカルタに名誉挽回の機会を与えられています。最後のチャンスです。

 

 

鉄道の進路を塞ぐようにして鉄華団の前に現れたカルタ隊は3機です。MSは「グレイズ・リッター」と思われます。マントを羽織ったカルタ機からカルタが出てきて、拡声器を使って鉄華団に対して一対一の決闘を申し込みます。カルタはあくまでもギャラルホルンの名門セブンスターズの第一席イシュー家の代表として誇り高い行動をし、そして勝利したいようです。それが彼女にとっての正義なのでしょう。

 

 

しかし、カルタの正義などは鉄華団、特に三日月にとっては関係のないことです。カルタが30分待とうと言った側から、三日月は「ガンダム・バルバトス」で何の宣言もなく襲いかかります。カルタたちにとっては奇襲です。あっという間に親衛隊は全滅、カルタをも圧倒して見せました。ほぼ一方的な戦いでしたが、三日月は容赦しません。

これはカルタの望む戦闘ではありませんで、望んでいない戦闘でタヒぬことになろうとは、屈辱でしょう。もはやこれまでというところで、ガエリオの「ガンダム・キマリストルーパー」が現れカルタを救い出し撤退していきました。追撃しようとした三日月をオルガが制止しています。

ガエリオに救われたカルタは辛くも命を失わずに済んだのか、と観ていた私は思っていたのですが……撤退中にカルタは息を引き取っていたようです。カルタは救ってくれたのがガエリオではなく愛するマクギリスだと思い込んでいたようで、それを感じ取ったガエリオは自ら嘘をついてマクギリスを演じていました。サブタイ回収。

キマリストルーパーは4本脚のギミック付きなんですね。雪上をホバーして移動する様子は格好良かったです。

 

おわりに

カルタに鉄華団の居場所を教えたのは、仮面の男の「モンターク」でしょう。マクギリスですね。

今回の三日月の行動は、カルタ側から見れば卑怯なのかもしれませんけど、彼女は以前も戦闘前の口上の途中で三日月たちに攻撃をされていたと思いますので、それにもかかわらずまたもや……ですから流石にカルタさん学習しましょうよ、と言いたくなりました。

騎士でも正規の軍隊でもない鉄華団に対して、一方的に騎士の流儀を押し付けても無意味です。私には三日月の行動は卑劣でも冷徹でもなく見えました。カルタは結局、自分の狭い世界の中でしか生きられない人間で、それではマクギリスに良いように利用されてしまうのも仕方がないな、と。

しかし、三日月の急襲に対して、オルガが「ミカ、お前……」と言っていましたし、昭宏・アルトランドも「ひでぇ……」と言っていましたから、今回の三日月の行動は鉄華団の中にも少なからず影響を与えるかもしれないですね……いや、でもビスケットの敵ですから、鉄華団には影響はないですか。メリビットさんには大きく影響しそうですけど。

三日月の徹底的な破壊行動は、ビスケットの弔い合戦という意味合いが大きかったはずです。三日月は泣かない・泣けないキャラと思いますので、その分ああいった無慈悲な行動となって発現するのかな、と観ていて感じました。

それと今回観ていて強く思ったことは、この『鉄血のオルフェンズ』は決してハッピーエンディングにはならないということです。サッドエンディングの可能性が非常に高いと思います。三日月たちが生き残って綺麗に終わる結末が全く想像できません。逆なら容易に想像できますが……。

 

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