ディスディスブログ

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真犯人が判明! 美里と下剤とシートベルトが全てが罠でした… - アニメ『僕だけがいない街』10話「歓喜」の感想

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毎週金曜日01:55(木曜深夜25:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『僕だけがいない街』が放送されています。

 

bokumachi-anime.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年3月11日の放送は第10話「歓喜」です。

  

イントロダクション

漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
ーーリバイバル(再上映)
何か「悪い事」が怒る直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。
しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来はーー?

 

www.kadokawa.co.jp

 

コミック版の公式Webサイトもありました。

私は本作『僕だけがいない街』を全く知りませんでした。原作はKADOKAWAの『ヤングエース』で連載されている漫画のようです。作者は三部けいさん。既刊7巻。

『僕だけがいない街』のジャンルは、SFミステリー・SFサスペンスになるのでしょうか。
 

リバイバル(再上映)とは?

リバイバル(再上映)とは、悟の身の回りに(?)何か悪いことが起こる直前に発生して、大体1-5分ほど前にタイムスリップをして同じ光景を見る能力のことみたいです。「まるで誰かに“お前が防げ”と強制されているかのように、違和感を探している自分がいる。結果、何度となくトラブルを回避してきた。そのほとんどが、マイナスだったことがプラマイゼロになるだけのことで、たまに今回みたく自分にとってマイナスになったりする」と1話で悟が語っています。

 

10話「歓喜」

7話から、主人公の藤沼悟に本件2度目のリバイバルが発生しています。リバイバルした時間と場所は、1度目と同じく18年前、昭和63年(1988年)の北海道でした。Xデーの4日ほど前だったはずです。

悟は今度こそヒロインの雛月加代を、加代の母と連続誘拐数人事件から救うべく、隣の小学校脇に置いてある廃バスに匿ったり、母の佐知子にも打ち明けて自宅で匿ったりしていました。トータル3日間ほど匿っていたようです。

9話では、加代の母と加代を正式に引き離すことに成功、加代は祖母の家に預けられることになりました。加代の救い出した悟たちは、2006年時に犯人から誘拐数人に遭った他の2人、ヒロミと中西彩を救うために動きます。

 

中西彩を助ける

ヒロミは悟のクラスメイトで仲良しグループにいる女の子のような男の子です。ですから悟にとってはヒロミを保護することは容易いです。保護すると言っても1人にさせないようにするのみですが、自分がリバイバルで未来から来たとは言わないで、誘拐事件が行われようとしていることを正直に伝えることで、納得してもらえているようでした。この事実は仲良しグループのうちヒロミとケンヤにだけ伝えています。

もう1人の中西彩は、以前、加代を匿った廃バスの置いてある隣りの小学校の生徒です。彩は、2006年時点で確定タヒ刑囚である「ユウキさん」こと白鳥潤とは仲が良いようですが、悟たちとは接点がありません。悟はどうやって彩に近づけばいいのかを苦慮していましたが、ケンヤとヒロミ、さらには悟たちを尾行していたカズとオサムの力もあって仲良くなれました。こちらも大丈夫そうです。

 

美里を助ける

今度は悟のクラスメイトで、以前、クラスの給食費がなくなった出来事を加代のせいにしようとした女の子、美里は、今は逆に自分が孤立してしまっています。ヒロミの情報によると、美里は体育館にアイスホッケーを観に行くとのことで、悟も体育館に向かいます。

体育館のアイスホッケーの試合会場。美里は観客席で一人、飲み物を飲んでいます。悟は、加代もヒロミと彩も保護している状況下では「次に犯人が狙うのは美里だ」と確信に近い感情を抱いており、彼女をできるだけ目から離さないように決めたようです。

試合開始直前に美里は席を立ちどこかへ向かいます。悟が追いかけると、どうやら美里はトイレだったようです。トイレの出口付近で待つ悟、ところがしばらく待っても美里がトイレから出てくる気配がありません。動揺する悟。女子トイレを覗こうか入ろうか、躊躇しているところ、男子トイレから悟たちのクラス担任である八代学が出てきます。

八代に美里のことを話すと、トイレの近くにある「搬出入口」から館外へ出て行ったと八代は言います。悟は急いで搬出入口から外を見ると、「白鳥食品」とペイントされた軽トラックが体育館から走り去るところを目撃します。やられた!と思ったのでしょう、悟は八代に車を出してもらい、白鳥食品の軽トラを追いかけてもらいます。

 

八代の自動車の中での明らかになる事実

悟は八代の自動車に乗り、ハマりの悪いシートベルトを締めてから出発します。車中で悟と八代の会話を始まると、その中で八代から「善行も悪行も本質は同じ。人が自らの欠陥を補う為の行いに過ぎない」「僕も最近、ある人に近づくためにあらゆる手段を講じたよ。ストレート、変化球、反則技、楽しかったなぁ」「確かに恋愛に似てるかもな、うん。『心の穴を埋める』という点では同じか」といった言葉が次々に悟に投げかけられていきます。ざわ…ざわ……。

前回のようにグローブボックスから飴を取り出そうとする悟、しかし今日はグローブボックスには飴が入っていませんでした。代わりに入っていたのは……「下剤」。どうして今日は飴が入っていないのか、それは八代の自動車ではないから。どうして下剤が入っているのか、それは美里に飲ませトイレに駆け込ませたかったから。どうしてシートベルトがハマりが悪いのか、それは締めたシートベルトが解けなくなるから。ざわぁ……。

さらに、八代の運転する自動車は追っていた白鳥食品の軽トラとは別の方向へと進んでいきます。八代が言うには軽トラには白鳥潤の父親が一人乗っているだけです。

これらが繋がることは……そう、連続誘拐犯は八代で、今の八代のターゲットは悟だということです。美里をエサにして悟を連れ出すことこそが八代の狙いでした。サブタイの「歓喜」とは八代の歓喜だったのですね……。

 

おわりに

悟は、河でしょうか、湖でしょうか、そこに自動車ごと沈められました。シートベルトが壊れているため逃げられないようです。沈んでいく中で悟は、八代こそ2006年の西園議員と確信したようです。改名したのでしょうか。

次回が非常に気になります。どうなるのでしょうか、リバイバルが終了するのか、それともこのまま終わりでしょうか? このまま終わったらそこで物語も終わってしまいますから、リバイバルが解けるのだと思いますけど、リバイバルが解けたとしても警察に捕まったところに戻されるだけですから、いずれにしても詰んでいます……八方塞がり感MAXです。

ていうかやはり1クール内で原作を終わらせられないですよね、これ。私は原作を読んでいないので結末を知らないですけれど、もう3月11日ですから、残り数話では終わりようがない気がします。劇場版かOVAですか……。

 

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