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オルガが三日月を「連れてってやる」場所とはどこか? それは「俺たちの場所」です。たぶん - アニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』22話「まだ還れない」の感想

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毎週日曜日17:00より、TBSにてアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が放送されています。

 

g-tekketsu.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

2016年3月6日の放送は第22話「まだ還れない」でした。Twitterに進むのか立ち止まるのかとありますけど、サブタイでバレているような。

 

イントロダクション

かつて「厄祭戦」と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから、約300年。

地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。仮初めの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。

主人公の少年、三日月・オーガスが所属する民間警備会社クリュセ・ガード・セキュリティ(以下:CGS)は、地球の一勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女、クーデリア・藍那・バーンスタインの護衛任務を受ける。しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織ギャラルホルンの襲撃を受けたCGSは、三日月ら子供たちを囮にして撤退を始めてしまう。少年達のリーダー、オルガ・イツカはこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗を翻してクーデターを決意。オルガにギャラルホルンの撃退を託された三日月は、CGSの動力源として使用されていた「厄祭戦」時代のモビルスーツ、ガンダム・バルバトスを用いて戦いに挑む。

 

公式Webサイトのイントロダクションから抜粋しました。

 

22話「まだ還れない」

主人公の三日月・オーガスたち「鉄華団(てっかだん)」は、ヒロインのクーデリア・藍那・バーンスタインを地球のオセアニア連邦領内に浮かぶ島へと送り届けました。

今度はクーデリアと地球の「アーブラウ」の元代表である蒔苗東護ノ介(まかない・とうごのすけ)をアーブラウの代表使命選挙「全体会議」の現場まで連れて行く事になりました。

島にいる鉄華団にカルタ・イシュー率いる「地球外縁軌道統制統合艦隊」が襲いかかりました。戦闘は鉄華団優位に進みましたが、鉄華団の参謀役ビスケット・グリフォンがカルタの手にかかって戦タヒしました。

 

アイン・ダルトンの阿頼耶識化は不可避

21話で生タヒ不明だったカルタは、部下に拾われ戦線を離脱していて無事、さらに統制局からの命令で戦線を撤退・回収することになりました。

一方、ギャラルホルンの特務三佐マクギリス・ファリドの元へ、同ガエリオ・ボードウィンがやって来て、自分のために犠牲になったアイン・ダルトンの今後について話していました。数話前の様子ではガエリオはアインの阿頼耶識化へは反対をしていました。身体に機械を埋めること、人間であることを止めることに強い抵抗感があるようです。しかし今回、マクギリスに良い様に言いくるめられ、アインの阿頼耶識化へと考えが傾いたようです。近々のアインの阿頼耶識化は間違いないところでしょう。

 

ギャラルホルンの原点とは?

マクギリスによるガエリオの洗脳いは、ギャラルホルンの原点を話す必要があったようです。ギャラルホルンの原点は阿頼耶識とガンダムフレームの原点でもあるようでした。

 

300年前、長く続く厄祭戦のために人々は疲弊し、人類存亡の危機に瀕していた。人類が生き延びるためには、誰かが戦争を終わらせる必要があった。戦力の均衡を破る圧倒的な力、人間の能力を超えた力でな。

同じ志を持つものが集まり、国や経済圏の枠に捕らわれない組織が編成された。そして、彼らは人類最強の戦力であるモビルスーツの運動性を最大限に高めるシステム、即ち“阿頼耶識システム”を作り上げた。そして、その力を限界まで発揮できる72機のモビルスーツを(ガンダムフレームのこと)。

元を辿れば全てそこへ行き着くのさ。人間であることを捨て、人間を救った救世主たち、彼らは後に“ギャラルホルン”と呼ばれる組織となった。

 

マクギリスはこのように説明しています。元々はギャラルホルンであったことは阿頼耶識化した人間であることと同義だったようです。そしてそれぞれがガンダムフレームを持っていたということにもなるでしょう。

ガエリオのボードウィン家は「ガンダム・キマリス」を所有していて、マクギリスのファリド家は「グリムゲルデ」を所有していたということでしょうか。しかしグリムゲルデは正しくはガンダムフレームではなく「ヴァルキュリアフレーム」ですが。

 

阿頼耶識研究施設と新ガンダム?

話しながらマクギリスはどこかにガエリオを連れて行っています。そこは阿頼耶識の研究施設です。阿頼耶識の研究は近年まで行われていたそう。その言い方だと今は行われていないみたいですね。

「わかるだろう、ガエリオ。これはアインのためでもあり、俺達のためでもある。示すんだ。身を捨てて地球を守ったギャラルホルンの原点を。お前と阿頼耶識をまとったアインとで。あの宇宙ネズミどもを駆逐し我々こそが組織を正しく導けるのだとわからせてやれ」とけしかけるマクギリス。

ガエリオはまんまとマクギリスの口車に乗ったようです。何だかあれですね、マクギリスとガエリオの関係は、シャア・アズナブルとガルマ・ザビみたいですね。坊やだからさ、のあれです。

そのとき研究施設には何体もガンダムフレームらしきものが置かれていて、一番奥にはガンダムらしき機体も見えました。あれは阿頼耶識・アインが乗ることになりそうです。何となくサイコガンダムを想起させる描写だったように思いました。

 

クーデリアはやり手

今、鉄華団はアーブラウの代表選挙の会場、エドモントンへ蒔苗を連れていくために太平洋上を船で航行しているようです。

参謀のビスケットが亡くなった今、誰が会場への道筋を建てるのかが興味のあるところでした。私はメリビット・ステープルトンがその代わりを務めるのかと思っていましたけど、実際にはクーデリアが考えていました。

クーデリアは、二重三重の網を張っているであろうギャラルホルンの裏をかいて、行き先をアラスカのアンカレッジに変更し、アンカレッジの港で降りそこからテイワズの現地法人が持つ鉄道に乗り換える、ということでした。定期貨物便ならギャラルホルンに怪しまれることもまずないであろうと。

さらに、この鉄道は都市部を外れた路線のため、エイハブ・リアクターのため電波障害を引き起こす心配もなく、堂々とモビルスーツを運ぶことができるそうです。テイワズとは既に話が付いているのだそう。クーデリアさん、やり手です。

 

おわりに

鉄華団のリーダーであるオルガ・イツカは、目の前でビスケットを失ったことでこれまでにないショックを受けています。部屋にこもったきりで、メンバーも誰も声をかけられません。かけてもどうしようもないというか。

ところが、三日月がオルガの部屋に入っていき、落ち込むオルガの胸ぐらをつかんで「ここが“俺たちの場所”なの?そこに着くまで俺は止まらない。止まれない。あの日に決まったんだ。ねえ、何人数せばいい? 何人数せばそこに辿り着ける? 教えてくれよ、オルガ」と言って、オルガを奮起させていました。オルガは「ああ、わかったよ!連れてってやるよ!」と。 このときの三日月がやばかったですね……怖いです。

復活したオルガはギャラルホルンとの対決姿勢を鉄華団全員の前で明確にしています。再出発です。

 

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