ディスディスブログ

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千代が「友達の恋の悩み」を宜ちゃんにしていました。あくまで友達の話です - 朝ドラ『あさが来た』132話の感想

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2016年3月5日放送の132話では、新次郎がショックを受けることが起きています。

 

 

www.nhk.or.jp

 

梨江のタヒ

131話で、ヒロインの白岡あさ(波留)の母、今井梨江(寺島しのぶ)の体調が優れないということで、あさと姉の眉山はつ(宮崎あおい)とで東京の今井家に見舞いに行きましたが、あさたちが今井家に着いてほどなく梨江は亡くなりました。少し前は父の今井忠興(升毅)の体調が優れずに梨江さんが懸命に看病をしている、というような話があったのに、梨江さんの方が先に逝ってしまうという……体に障ってしまったのでしょうか。

ベッドに伏している忠興は、没落してしまった山王寺屋にはつを嫁がせたことで大きな苦労をかけたことを詫びていました。はつは眉山家に嫁がせてくれたことを感謝していましたが、親としては大阪の名だたる両替屋から夜逃げをして農家の納屋で住まわせることを由とすることはないでしょうから、謝罪したい気持ちがずっとあったのでしょう。山王寺屋が窮地に陥っていたときに、はつが頭を下げてお金を借りようと(いただこうと、でしたか?)したときも忠興は心を鬼にして断っていますし。

また、忠興は新次郎にも感謝の意を述べていました。自分はあさの勉強したいという意思を詰んでしまっていたけど、新次郎が導いてくれたということでしたか。確かに忠興は男性と同じように勉強するというあさの意思を叶えてやることはなかったですけど、あさ本人は父は色々なことを学ばせてくれたと感謝をしています。新次郎は忠興に伝えていました。

 

忠興と梨江の願い

忠興は、あさと二人きりになったとき、あさにある提案というか願いを伝えています。それはあさが創設するべく奔走している女子大学校についてです。

万が一、東京に大学校を建てることが決まったのなら、目白にある今井の別荘の建つ土地を、あさたちの大学校を建てるために使って欲しいということでした。静かで環境も良いし、庭の樹木を残せば良い大学校になるのではないかと。

土地を売り払うという意味ではなく、土地をあさに譲りたい、もっと言うとあさにというよりはあさの目指しているものに寄付したいということでした。これは忠興の一存ではなく、生前の梨江さんと話した上で決めたことだそうです。

学問好きのあさの芽を摘もうとしていた償いだから、お願いだから受け取って欲しい、あさのような学問好きの女性がしっかりと学べるような、日本一の大学校をきっと作るんやで、と。

話の中で、忠興が「ええ娘やったで」「今は自慢の娘になってしまいよった」と言いました。あさに対しては叱ることばかりで褒めることなど作中ではほとんど見られなかった忠興ですが、ここへ来て初めてというくらいにあさを褒めていました。

このときの升さんの演技は素晴らしかったです。升さんは本作でとてもよい演技を続けていらして……本当に良い役者さんです。

 

千代の友達の恋の悩み

132話では大阪に戻ってきています。あさの娘の千代(小芝風花)は女学校を卒業して、白岡家で花嫁修業をしています。

女学校の寄宿舎で千代と同部屋だった田村宜(吉岡里帆)は卒業後に結婚することはなく、秘書見習いとして加野屋で働くことになりました。亀助(三宅弘城)の下に就いてあさと行動を共にしています。白岡家に住み込みのようです。

千代と宜が一緒の部屋で寝ているときに、千代が宜にある相談をしていました。それは千代の小さい頃の友達の話で、その子は名前も知らないお人のことが頭から離れない、という内容でした。遠いところに住んでいるみたいで会うことができないのだそう。相手は若い男性で帝大生、この頭から離れない気持ちは何なのだろう、という相談内容です。

話を聞いた宜ちゃんは即答でした。「もうわかってしまいました。そら初恋に決まってるやないの」と。

宜ちゃんは、宜ちゃんの友達の友達の「恋の悩み」の相談を受けたことを、亀助やうめ(友近)にも話したところ、亀助が良いこと(ある人にとっては余計なこと)を言ったんです。それは「いやいやいやいや……うめさん、わての経験上、おなごが自分の友達の話でぇとか言うて話す話いうのは、十中八九が自分の話なんだっせぇ」と。それはもう嬉しそうに言っていました。

それを聞いた宜ちゃんは「ということは……あの初恋は千代ちゃん……」とつぶやき、宜ちゃんの話が千代のことだとわかった亀助とうめ、そして丁度いいタイミング(最悪のタイミング)で近くにいて話を聞いてしまった、あさの夫の新次郎(玉木宏)が大層驚いていました。特に新次郎の動揺は激しく、千代が可愛くて可愛くて仕方がない新次郎にとっては嫁ぐことはもちろん、恋の話でも相当なショックを受けることのようです。

 

おわりに

大学校に関しては、成澤泉(瀬戸康史)が伊藤博文・内閣総理大臣と直に話をすることができ、賛同を得られたと言っていました。総理から賛同を得られれば、支援者は一気に増え、寄付金も増えていくことでしょう。こちらは順調に話が進みそうです。

一方で132話の最後、神戸でマッチ工場を営んでいる、元加野屋の大番頭の雁助(山内圭哉)が仕事中に頭を打って倒れたと言っていました。こちらは心配です。それを聞いたうめはどうするのでしょう。 

 

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