平日16:50から放送されているNHK総合の報道・情報番組『ニュース シブ5時』、2016年3月2日の放送で「鶏肉料理日本一対決」が特集されていました。
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すっぴんNIPPON 鶏肉料理日本一対決！
2016年3月2日放送の『ニュースシブ5時』では、「すっぴんNIPPON 鶏肉料理日本一対決！」という特集が組まれていました。
鶏肉が大好きな地域というと九州だそうです。鶏肉消費ランキングでも、福岡市や熊本市、大分市、鹿児島市、宮崎市、北九州市がトップ10に入っていました。ランク入りしている他の市を見ても東日本の地名はなかったかと思いますので、鶏肉は関西から西でより好まれているのかもしれません。
番組では、大分県の「唐揚げ」や宮崎県の「チキン南蛮」、福岡県の「水炊き」が紹介されていました。
大分のから揚げ
個人的に最も興味深かったのは大分県の「唐揚げ」です。大分県ではソウルフードとして好まれているのだとか。
唐揚げは、シブ5時では「から揚げ」と書かれていましたが、お店の看板などには「からあげ」と書かれているところが幾つかありました。これらに違いがあるのでしょうか？ 読みやすさから「から揚げ」「からあげ」なのかと思いますけど。もしかしたら違いがあるのかもしれません。
大分では唐揚げが好まれていることは、以前、日テレの『秘密のケンミンSHOW』か何かで放送されたことがあったと記憶しています。シブ5時を見るまではすっかり失念していましたけど、この特集を見ていて思い出しました。
唐揚げの激戦地は大分県でも北部の「中津市」や「宇佐市」辺りだそうで、これらの地域には唐揚げの専門店が120店舗以上もあるそうです。ケンタッキーフライドチキンは1店舗しかないのだとか。
大分では唐揚げをテイクアウトで食べることが基本で、まとめ買いすることが多いそうです。「キロ買い」が当たり前。家で作るより買って食べるみたいですね。
大分の唐揚げの特長は、「揚げたて」と「味が濃い」ことです。にんにく塩だれ、極薄の衣、10種類以上のスパイス、えのきエキスなど、店ごとに様々な味があって、それぞれに楽しめることも特長なのだとか。オーダーメイドで唐揚げを作ってくれるお店まで紹介されていました。それは凄いですね。
唐揚げの甘辛煮
キロ買いすると当然余ることがあります。大分のご家庭では、余った唐揚げを活用する特製レシピがあるそうす。
その一つがが「甘辛煮」です。作り方は詳しくは紹介されていませんでしたが、醤油や砂糖などで冷めた唐揚げを煮詰める、とナレーションが入っていました。大分のお母さんが深めのフライパンで作っていて、最後に白ごまをまぶしているようでした。
朝からこの余った唐揚げの甘辛煮を食べるそうで、ﾀﾋぬまで唐揚げは食べ飽きることがないのだとか。確かにとても美味しそうでした。
佐伯市「一本唐揚げ」
大分県の南部にある佐伯市（さいき市）では「一本から揚げ」なる唐揚げがあるそうです。佐伯市では40年以上前からある唐揚げのようです。
1本の重さが200g以上あるヘビーな唐揚げで、子供のおやつとしても好まれているということでした。おやつに200g超ある唐揚げを食べたら夕飯に響きそうですけど、育ち盛りの子供なら大丈夫なのでしょうか。
大人は飲み会で食べるそうです。流儀は1人1本。
おわりに
宮崎県の鶏肉料理は「チキン南蛮」です。私はタルタルソースが大好きなので、チキン南蛮も大好物です。宮崎県民に言わせると「肉汁と甘酢と冷やっこいタルタルソースがベストコンディション（？）」だそう。味噌ラーメンとチキン南蛮のトッピングをするお店もあるようで、甘酢やタルタルがスープに溶けている感じでしょうか。お肉の中にご飯が入っている「チキン南蛮のおむすび」、お寿司やピザ、カレーライスなどにも、チキン南蛮を合わせるようです。おむすびは食べてみたいです。
福岡県の鶏肉料理は「水炊き」です。鶏肉料理としての水炊きは今回初めて目にしました。鶏だけを使って自ら煮立たせるから水炊きと呼ぶそうです。昆布などの出汁は一切使わないということでした。白濁したスープが何とも……絶対美味しいですよ、あれは。
大分県には唐揚げの他にも「とり天」なる鶏の天ぷらや、「極楽温鶏（ごくらくおんけい）」なる1羽まるごと温泉の蒸気で蒸された鶏の中に一緒に野菜を入れて蒸された料理もありました。宮崎県でも、チキン南蛮の他に「地鶏の炭火焼」や「鳥の丸焼」が名物としてあるそうです。
このように色々な料理が紹介されましたけど、個人的には唐揚げが一番食べたいです。大分県には旅行で一度だけ行ったことがあります。温泉目当てで湯布院と湯平に。ですが、旅行では唐揚げは食べなかったです……食べたかったなぁ。唐揚げが無性に食べたくなってきたから地元のスーパーの惣菜でも買ってこようかしら。モスチキンでも良いですね。
