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田村宜の「僥倖の極み」の意味とは? 千代が恋をした華族の東柳啓介役は工藤阿須加さんです - 朝ドラ『あさが来た』126話の感想

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2016年2月27日放送の126話では、田村宜が改めてあさと面会できました。「僥倖の極み」です。

 

 

目次

 

 

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朝ドラ『あさが来た』

www.nhk.or.jp

 

あさの回復と亀助の異動

118話で、ヒロインの白岡あさ(波留)が、加野屋の「閻魔紙(ブラックリスト)」入りしている萬谷与左衛門(よろずや・よざえもん、ラサール石井)に包丁で刺されました。あさは一時危篤状態に陥りましたがそれを脱し、今は病床で回復に努めながらもたくさんの見舞客の相手に大忙しの様子です。

九州の加野炭坑から元加野屋の中番頭であった亀助(三宅弘城)も、大阪に駆けつけ見舞っていました。亀助が大阪に戻したのは別の意味もありまして、それは炭坑部門の支配人から「役員秘書」への役職変更です。加野銀行の社長であり、あさの夫の白岡新次郎(玉木宏)の弟である白岡榮三郎(桐山照史)から呼び出されて、直に異動を命ぜられていました。

加野屋の役員というと、榮三郎と新次郎とあさの3人で、その3人を助ける役目が役員秘書です。新次郎が言うには支店長や支配人よりずっと力があるのだそう。榮三郎とあさは仕事を抱えすぎてるため、銀行と炭坑の両方の商いを知る者が上手いこと捌いてあげなければ回るものも回らない、と。

それと、今回のあさの事件で近くに誰か人がいた方が良いという判断もあったようです。身代わりという意味ではもちろんなく、事件を未然に防ぐ意味でしょう。

これにより亀助は再び大阪での生活が始まりました。亀助と結婚したふゆ(清原果耶)はどうなっているのでしょう。映りましたか? 娘さんは映っていましたが……見落としているかもしれないです。

 

大隈綾子の支援

見舞客の中には、大隈重信(高橋英樹)の妻である綾子(松坂慶子)もいました。綾子さんはあさの女子大学校設立の活動に賛同した人の署名を持ってきてくれています。

署名には綾子だけでなく多くのご婦人方の名前が書き込まれていました。味方がこれだけいてくれることは活動の大きな励みにもなりますし、大隈の名前は寄付金集めの力にもなるでしょう。綾子さんは、男はどんなに権力を持とうと立場が変われば態度が変わるかもしれないけど、女は最後まで貴女を支えます、と心強い言葉をくれました。

 

僥倖の極み

「僥倖の極み(ぎょうこうのきわみ)」という言葉が126話で何度も登場しました。あさの娘である白岡千代(小芝風花)が寄宿生活を送っている女学校の友人、田村宜(吉岡里帆)の口癖です。宜は「のぶ」と読みます。のぶちゃん。

「僥倖(ぎょうこう)」とは「思いがけない幸せ」の意味です。ですから「僥倖の極み」とは「これ以上ないほどの思いがけない幸せ」の意味になるでしょうか。

宜ちゃんは再び京都から大阪に来て、改めて憧れの白岡あさ女史に出会えて、また色々と話しを伺うことができ、さらに頼み事までしてくれるなんて……宜ちゃんにとっては「僥倖の極み」だらけでした。

あさが宜ちゃんに頼んだこととは、女子大学校設立のために共に活動をしている、成澤泉(瀬戸康史)に対して、一刻も早く活動を再会させるために話をしたいから病院に来ていただきたい、ということです。成澤は、「へぇさん」こと山崎平十郎(辻本茂雄)に言われた「元はと言えばあんたのせいやろ!」の言葉が効いたみたいで合わせる顔がないと、ひどく落ち込んでいました。自分が女子大の話を切り出さなければこんなことには……ということでしょうか。

宜ちゃんにあさの言葉を伝えられると、急いで病院へ駆けつけいの一番に自分のせいで……と謝っていました。それを見たあさは「自分のせいだとちょっとでも思っていたらそれは自惚れだす」と言っています。炭坑も銀行も命懸けでやっている、命があるということは使命が残されているからだと。若い人のためにもっと頑張りまひょ、と。

 

おわりに

千代は東柳啓介(工藤阿須加)に恋をしているようです。東柳は華族の出だそうで、大企業の役員一家の一人娘とはいえ、商人の家の娘との恋は許されるものなのか? と思いもしましたが、あさのモデルとなっている広岡浅子の実家は三井財閥だったと思いますから、となると三大財閥の一つですし、全く問題ないでしょう。加野銀行もかなり大きくなっているみたいですし。

また、あさの姉の眉山はつ(宮崎あおい)と夫の惣兵衛(柄本佑)は、あさの見舞いをししばらく話をした後に和歌山に戻っています。出立前に長男の藍之助(森下大地)と話をし、藍之助から今後も加野銀行で働きたい意思を伝えられ、それを受け入れています。義母の菊(萬田久子)にとっては大きな裏切りに捉えられたことでしたが、もはや両替屋としての山王寺屋が再度入り込むには時代が変わりすぎています。惣兵衛がそのことを説得していました。その菊が倒れて……。

 

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