ディスディスブログ

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NHK『ニュース シブ5時』で1日5分でイライラが解消する「マインドフルネス」の方法や効果が放送されていました

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平日16:50から放送されているNHK総合の報道・情報番組『ニュース シブ5時』、2016年2月25日の放送で「マインドフルネス」が紹介されていました。

 

ニュース シブ5時 - NHK

 

マインドフルネスとは?

2016年2月25日放送の『ニュースシブ5時』にて、「データで読み解く “健康” 1日5分でイライラ解消!?」という特集が組まれていました。その1日5分でイライラ解消させる方法が「マインドフルネス (Mindfulness) 」です。

 

マインドフルネスとは、仏教におけるサティ(正念)から、宗教的要素を除き、メソッド化した自己啓発や心理療法として用いる瞑想をベースとした、エクササイズであり、テクニックであり、状態である[1][2]。
マインドフルネスは、今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることである[3]。また、特別な形で、意図的に、評価や判断とは無縁に、注意を払うことである[4]。

マインドフルネス - Wikipedia

 

「マインドフルネス」とは何か? マインドフルネスのWikipediaを調べたところこのように説明されていました。仏教ベースなんですね。エクササイズであり、テクニックであり、状態である、と。後半部分に書かれている「現実をあるがままに受け入れること」という点も鍵になりそうです。

『シブ5時』では「マインドフルネス=“今”に意識を向ける」と説明されていました。近年、脳科学の分野で研究が進んだことが、注目を集める要因になったであろうと。

マインドフルネスが広まったきっかけは、MacやiPhoneなどを作った「Apple」の創業者スティーブ・ジョブズ (Steve Jobs) だそうで、大相撲一月場所で優勝した琴奨菊もトレーニングにマインドフルネスを取り入れているとのことです。

マインドフルネスを取り入れれば、普段のイライラや焦りを和らげてくれるかも? ということです。

 

マインドフルネスの方法は?

「マインドフルネス」の方法・やり方については、予防医学研究者の石川喜樹さんが教えて下さいました。

 

椅子に座って姿勢を正し、

3秒かけて息を吸い、2秒息を止め、5秒かけて息を吐く。

 

ただこれだけです。目は開けていても閉じていても大丈夫だそう。息を吸うときに緊張し、履くときに緊張が解けるので、吐く時間を長くします。コーナーには1日5分とあるので5分間行えば良いみたいです。

 

www.nhk.or.jp

 

以前『NHKニュース おはよう日本』でも取り上げられていて、そのときは「昼食後の15分間、目を閉じて自分の呼吸にだけ集中する」時間を作ると紹介されています。今回の『シブ5時』でマインドフルネスを採用している企業でも、同じように昼食後の15分間を使って行われていました。

ですから、マインドフルネスはできれば静かな場所で15分間、目を閉じて行うと良いのだと思われます。

マインドフルネスを採用した会社では、社員の多くが安定した心の状態を保てるようになり、中には仕事の効率が3倍になったり、会議にかかる時間が半分になったり、前向きな発言が多くなったりと、個人にとっても会社にとっても良い結果に結びついているようでした。

 

マインドフルネスの効果は?

「マインドフルネス」の効果は何か? それは2つあって、1つは「脳内の情報整理」、もう1つは「感情のコントロール」です。

「脳内の情報整理」について、私たちは普段生活をしていると脳内が情報に溢れて煩雑な状態に陥っています。人間の脳は、前の部分で価値判断をし、後ろの部分で記憶を思い出しているそうです。マインドフルネスをすることによって、脳の前と後ろの両者を連携させて情報を整理することができる、ということでした。

「感情のコントロール」については、ある実験が行われたそうです。26人に8週間マインドフルネスを継続してもらった結果、「扁桃体(へんとうたい)」と呼ばれる、怒りや不快感に反応する脳の箇所が静まっていたことがわかったそうです。つまり、マインドフルネスを行うことで「ストレスに対して過敏に反応しなくなった」ということ。

さらに、継続して行うことで「脳の老化を防ぐ」効果があるとも言われています。通常だと、脳は老化で萎縮しますが、マインドフルネスを続けると一部は萎縮しない、という研究もあるそうです。

 

おわりに

松尾剛アナウンサーが、ストレスに過敏に反応しなくなるということは鈍感になるということではないのか?と質問をしていました。質問に対して石川さんは「鈍感になったり、無気力・無関心になるというよりかは、“メリハリが効く自分”になれます」と答えていらっしゃいました。

座禅が元になっている考え方のようですし、一種の瞑想に近いものなのでしょう。座禅=瞑想かはまた異なると思いますし、複雑な話になりそうなのであまり突っ込まないですが。一日15分で良いみたいですから、時間がない方も自分の呼吸を整えて脳内を整理する時間を作ることで、かえって効率よく生活できて時間に余裕が生まれるかもしれません。

前述した扁桃体は「うつ」の話になるとよく出てくる単語です。何年か前に放送されたNHKの番組で、「うつの原因が扁桃体にある」的なものがあったかと思います。マインドフルネスを使ったうつの治療法もあるみたいです。気になる方は調べてみると良いですね。私の気分変調症には効くのでしょうか。その辺も気になるところ。

 

dysdis.hatenablog.com