ディスディスブログ

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2度目のリバイバル発動。ケンヤが悟に「お前は誰?」と聞いていました。鋭すぎます - アニメ『僕だけがいない街』7話「暴走」の感想

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毎週金曜日01:55(木曜深夜25:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『僕だけがいない街』が放送されています。

 

bokumachi-anime.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年2月19日の放送は第7話「暴走」です。

  

イントロダクション

漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
ーーリバイバル(再上映)
何か「悪い事」が怒る直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。
しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来はーー?

 

www.kadokawa.co.jp

 

コミック版の公式Webサイトもありました。

私は本作『僕だけがいない街』を全く知りませんでした。原作はKADOKAWAの『ヤングエース』で連載されている漫画のようです。作者は三部けいさん。既刊7巻。

『僕だけがいない街』のジャンルは、SFミステリー・SFサスペンスになるのでしょうか。
 

リバイバルとは?

リバイバル(再上映)とは、悟の身の回りに(?)何か悪いことが起こる直前に発生して、大体1-5分ほど前にタイムスリップをして同じ光景を見る能力のことみたいです。「まるで誰かに“お前が防げ”と強制されているかのように、違和感を探している自分がいる。結果、何度となくトラブルを回避してきた。そのほとんどが、マイナスだったことがプラマイゼロになるだけのことで、たまに今回みたく自分にとってマイナスになったりする」と1話で悟が語っています。

 

7話「暴走」

6話のラストで警察に捕らえられた主人公の藤沼悟は、連行される最中にある人物を見ました。それは1話で母の佐知子が数された現場となったアパートの自室に戻る直前にすれ違った、ハット(帽子)を被り眼鏡をかけた男です。

片桐愛梨から伝えられた「西園」なる人物なのかどうかはまだハッキリしていなかったと思いますが、おそらく西園なのでしょう。6話の悟の推理では真犯人は悟の知り合いである可能性が高いはずですが、その人物に以前から見覚えがあるのかどうかまではわからなかったようです。

連行される悟が、このままでは終われない、と強く願ったときに再び起こりました。本件では二度目のリバイバル(再上映)です。二回目にリバイバルした時間と場所は、一回目と同じく18年前、昭和63年(1988年)の北海道でした。Xデーの4日前だったでしょうか。

 

ケンヤもリバイバル?

当ブログの2話の感想で、昭和63年の小学校時代の悟の仲の良い友達グループの中にいるケンヤが、実は彼もリバイバルをしている子なのではないか、と疑っている文章を書いたと思います。

そのことは今までずっと頭の片隅に入れて観ていましたけど、今回7話での悟とのやり取りを観たところでは、ケンヤはリバイバルではなく、単に頭が良い&勘の鋭い子である可能性が高まったように感じられます。「単に」と書きましたが、鋭すぎるくらい鋭いですから、リバイバルの可能性が完全になくなった訳ではないと思います。

学校の階段で、ケンヤは悟に「お前は誰?」と聞いていました。「俺にはさ、悟が別人になった、いや、別の人格が加わったみたいに見えたんだ」と言います。

以前のリバイバルで悟が雛月加代の太ももに大きな痣(あざ)が付いていることに気がついたときに、ケンヤは悟がそれに気がついたことに気がついたそうです。ケンヤは、加代の痣そのものは悟が気づくより前に気づいていたものの、行動には移せないでいました。いつも物事を引いて見ているだけ。

しかし、悟が即座に行動に移したのを見て、ケンヤは悟に別人格が入って、自分にこうやるんだ、と見せつけ叱っているように見えたのだそうです。

ケンヤに何者だと聞かれた悟は、「正義の味方……になり…たい…人」と答えます。それを聞いて笑いながら、もう正義の味方だと言うケンヤ。その後、悟は加代がぎゃくたいを受けている現場を目撃したことを明かし、ケンヤは悟の加代を救う行動に協力すると申し出てくれました。悟はケンヤに、加代が数されるとも言っていたでしょうか?

心強い味方ができ……たのでしょうか。私はケンヤをまだ信じきらない方が良い気がしますけれども。ただ、悟は中身が29歳の大人にもかかわらず暴走気味ですから、ブレーキをかけてくれる人がいると良いかもしれません。

 

廃バスを隠れ家に

悟は加代を母親とその恋人によるぎゃくたいから守ること、ゆうかい数人犯からも守ること、2006年時点で確定タヒ刑囚となっている、“ユウキさん”こと白鳥潤を冤罪から救い出すこと、この3点を達成するための行動に移ります。この中で悟がケンヤに伝えていることは加代のぎゃくたいに関してだけでしょうか、全ては明かしていません。明かせないのでしょう。

まず、一回目と同じくXデーを仲間皆で過ごすことで、加代を一人にさせないことに成功します。次に、誕生会を途中で抜け出した悟は、ユウキさんの家に行って石を投げつけていました。石を投げて家の窓を割り、ユウキさんが警察を呼ぶことで彼にゆうかい事件の嫌疑がかからないようにした、ということのようです。ユウキさんの家に警察が行ったことは何よりのアリバイになりるはずです。

さらに、そのまま外へ出たまま悟はある人物を待ちました。加代の母親です。悟は加代の母親を歩道橋から突き落として数そうとしているみたいです……が、実行に移す直前にケンヤによって止められました。

何でも、ケンヤはここ2日ほど悟を尾行していたそうで、人に手を書けそうになったら止めるつもりだったそうです。数すのは不味いし、もっと不味いことは悟が捕まって裁かれることだと諭されました。さすが……やっぱりリバイバルなのでしょうか?

悟は、加代の母親を手にかけることは止めましたが、加代を救うことを諦めはせず、隣の小学校に置いてある「廃バス」に加代を連れ出して、母親から隠すことを計画します。廃バスは「いずみ小(泉小?)のアイスホッケー部の部室」と言っていましたか。

悟たちは、廃バスにストーブや毛布、食べ物などを持ち込んでいます。仲間の一人ヒロミにも事情を説明して手伝ってもらっています。これはヒロミもゆうかい数人の被害者になっていることと無関係ではないでしょう。

 

おわりに

最後、夜中に加代が一人でいる廃バスの中に大人が入り込もうとしているところで終わっていました。犯人なのか、別人なのかわからない状況です。おそらくですけど事件とは無関係の人物と思います。製作側の狙うミスリード感。

雛月を隠すのは良いアイデアだけど悟が捕まるってオチはなしにしろよ、と言うケンヤに対して、悟は「捕まったとしても、うちのお袋ならきっと“でかした”って言うと思う」と返していました。確かに、佐知子さんなら、自分が良いと考えて行動したことならば、世間的に否定されるような行動であっても、認めて守ってくれそうです。加代を母親のぎゃくたいから守るという名目がありますから、その点は「でかした」と言っていくれると思います。しかし、ユウキさん宅への投石は、なかなか認めてもらえないでしょうけれども。

悟の取った、加代を連れ出して廃バスに住まわせる行動は、必ず騒ぎになるでしょう。加代を学校に通わせないつもりのようですし、もちろん家にも戻させないし加代自身戻るつもりがないでしょうから、学校関係者が家に連絡をし、家の人も加代の所在がわからなければ警察に通報することになるはずです。

担任の八代学は、朝礼時に加代が学校に来ていないこと話していました。そのときの悟の様子を訝しげに見つめるように描写されていました。私は八代が犯人だと思っていますから、これは良くない傾向だと思っています。7話ラストで廃バスに乗り込んだ人物が八代なら、決して安全ではないと思いますが……そんなわかりやすい行動を八代がするとは思えないです。

 

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