ディスディスブログ

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成澤のスーツ姿が凛々しい。あさは大隈重信に話を伺うようです。高橋英樹さんですね - 朝ドラ『あさが来た』117話の感想

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2016年2月17日放送の117話では、成澤の女子大学設立のためにあさが奮闘しています。

 

www.nhk.or.jp

 

女子の大学校設立へ

ヒロインの白岡あさ(波留)は、女性の教育について学ぶため米国留学をしていた「成澤泉(なりさわ・いずみ、瀬戸康史)」の女子の教育論を読み、痛く感銘を受けていました。

一時は加野銀行の「えんま紙」に載るほど、あさたちから厄介者扱いを受けていた成澤ですが、いざ具体的な話を聞きたいと思うとなかなか見つからないようです。あさは、夫で会社の相談役でもある新次郎(玉木宏)に事情を説明し、成澤を探して来てくれるよう頼んでいます。

新次郎は、今もそうなのかわかりませんけど新次郎の三味線の師匠である、美和(野々すみ花)の経営するレストラン「晴花亭」で偶然に成澤と出会い、加野屋に連れて来ました。

早速、女子の大学校を設立させたいという成澤の夢の実現について、具体的な話し合いが始まりました。一番の問題は、女子大学設立に必要な資金を集めることです。

あさがざっと計算したところ30万円ほど必要だそうです。既に時代は明治中期に移っているかと思われますが、その当時の30万円というと、今の時代の価値に直すと15億円以上になる、とナレーションが入りました。

始めはあさが成澤に資金を融資しようとしましたが、「へぇさん」こと山崎平十郎(辻本茂雄)から強く反対されてしまいます。成澤も、お金は一文も借りたくないと言っています。理由は、お金を借りてしまえば返すために経営をしなくてはならなくなるから、だそうで、「実業家でも経営者でもない、あくまで教育者でありたい」と豪語しています。

成澤はどうも教育の他についてはてんで無頓着な人間のようで、身なりはもちろん、資金力やコネクションもありません。結果としてあさが選択したことは「寄付金を募ること」です。

117話では、成澤はあさから身なりを新調してもらい、女子教育について理解を得るための活動をし、あさは大学設立のための寄付金集めに奔走していました。

しかし、女子の大学校と聞いただけで、話をそれ以上聞いてくれないようです。当時の女子教育への考え方では、彼らの反応はごく当たり前なものみたいでした。

困ったあさは、大学設立のためのアドバイスを頂戴するために、大隈重信に話を伺うことにしたようです。先週土曜日の次週予告を観た限り、大隈重信を演じるのは高橋英樹さんです。大隈重信というと早稲田大学の創設者で、内閣総理大臣を務めた人でもあります。

 

 

おわりに

成澤のスーツの着こなしというか、シャツとネクタイの着用の仕方が気になります。あれ格好良いですね。

『ごちそうさん』などでも見られましたが、シャツの襟を立ててネクタイを締めています。これは、襟が立っているのが19世紀の正しい着こなしというよりも、折れ襟を採用したシャツが登場する前の時代の着こなしなのだろうと想像します。

思い出すのが、ATLUS(アトラス)のゲーム『葛葉ライドウ』シリーズに登場する、「鳴海探偵社」でライドウの上司をしている鳴海(なるみ)です。鳴海は成澤と同じようなスーツの着こなしをしていました。

ライドウの時代設定は、大正20年という、大正年代が16年以降も続いている架空の年だったはずです。大正20年というと、昭和に直せば6年ですか、昭和6年を西暦に直すと1931年ですから、とっくに20世紀に入っています。20世紀の時代でもまだ襟を立ててネクタイをしていたのでしょうか。

そういえば、あさの姉である眉山はつ(宮崎あおい)の長男の藍之助(森下大地)が、加野銀行での見習い期間が終わって正式に行員として働けるようになったみたいですね。はつや夫の惣兵衛米(柄本佑)宛てに藍之助からその旨の手紙が届いていました。よかったよかった。

 

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